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ベルギーに在住して分かった、ちょっと進んでいるところ

こんにちは!前々回の記事で「ベルギーに在住して分かった、ちょっと期待外れだったこと5選」を書きましたが、アクセス数も多かったので今度はベルギーの良いところの中で、在住したから分かることにフォーカスしたいと思います。

前々回同様、今回も他の一般的なベルギー紹介の記事やyoutubeで語られ過ぎて発酵してしまっているもの(笑)以外を書いてみたいと思います。

とはいえ、まずは簡単にベルギーってここがいいよね!というものをざっと羅列してから、さらに在住したから分かる事を書きますのでよろしくお願いします!

ベルギーの良いところ!(よく言われていること)

ビール、ワッフル、チョコレートが美味しい
 
その通り!ビールの種類は多いですが、やはりクラフト系のような濃い味で炭酸が少ないので、私はビールは日本のほうが喉越しがあって好きです。

人がとっても親切
 本当に優しい人が多い!道行く人やお店の店員さんは笑顔。スーパーの店員はぶっちょ顔が多いのが残念。

英語ができる人が多い
 地域によりますが、ブリュッセルの中心地に行けばいくほど話せる人がお 多い印象です。こっちがフランス語が分からないと感ずるや躊躇せず英語に切り替える人が多いです。特に、若い人は英語できる人が多いですね。

食事が美味しい
 クロワッサンなどのパン、サンドイッチ、ハンバーガーなど美味しいですね。ピザもgood。ベルギー料理も美味しいという人もいますが、好みによると思います。

ヨーロッパの他の国に旅行しやすい
 これは地理的にヨーロッパの中心に近いので、本当にその通りです(笑)

おおよそこのあたりがよく言われていることであり、だいたいその通りですしベルギーの魅力だと思います。特に、人が良く笑ってくれて親切なのは住んでいて気持ちいいですね。

つい先日も、道を歩いていたらおしゃれな自転車屋があって、ちょうど40〜50歳前後の女性が新品のカッコいい自転車を店員さんから説明を受けて乗って帰ろうとしてたところでした。「さあ乗って帰るぞ!」って感じだったので、「良いチャリですね!」という意味をこめて笑顔を向けると、女性の方もニッコリ笑って「ありがとう!」って感じのスマイルをくれました(全部、実際の会話はありません。笑顔の交換と想像だけです 笑)

すべて想像ですが、笑顔がとても多いのがベルギーの良いところだと思っています。

さあ、それでは本編の「ベルギーに在住して分かった、ちょっと進んでいるところ」に移りたいと思います。ベルギーだけでなく、やはり西ヨーロッパ全体に通ずることかもしれませんが、感じたことを書いていきます。

デジタル化が進んでいる

在住してから意識することは、役所やその他手続きがどの程度面倒かというところです。こちらにきて感じたことは、日本よりデジタル化が進んでいる面があるなということです。例えば、

・市役所での証明書系の発行
先日、ある申請で犯罪履歴証明書(無犯罪であることの証明です!笑)が必要だったので役所に行きましたが、「申請書」を書かず口頭ですみました。さすがにオンラインでの申請はできなかったですが、ベルギーの住民IDを見せて申請理由を言えば、30秒で手に入ります。日本だと、「申請書」なるものを書き、なぜかマイナンバーカードにすでに記載のある名前と住所を書くという謎手続きがありますよね?しかも毎回手書きでイラッとしませんか?ベルギーの役所手続きではおそくら住民IDがあればだいたいのことは済みます。これが「デジタル化」だからではないところもありますが、無駄な作業がないという側面はけっこうあるなと思っています。

・医療保険の申請や福利厚生の補助申請
医療費関係の申請はネットで完結します。レシートを写真に取り、専用のAppに登録します。また、何かのスポーツ団体の加入費(自分だったら野球チーム)に公的な補助が出るのですが、これの申請も申請用紙を写真に取りAppに登録しました。すると、2日後には補助が振り込まれてました。日本がとっても大好きな「月締め翌月払い」ではなく、「原本の郵送」も不要でとてもストレスフリーでした(笑)。

民間の保険会社のアプリ。New claimから、
医療費のレシートを添付して補助申請ができる


・フリーランスの申請
私はこれを実際に経験したのでが、ネットで完結します。私は担当者に相談したかったので1度訪問しましたが、書類系は全てPDFでOK。追加書類を要求されましたが、これもemailで送付しました。日本では、税務署に行き申請用紙の原本を提出します。
ただ日本も、菅元首相が作ったデジタル庁と現在の河野デジタル大臣のもとかなりの手続きがオンライン化される勢いですので、頑張って欲しいところです。

食事や文化的な良いところはたくさんありますが、社会の仕組み、システムとして良いな、進んでいるなと思ったのはこのデジタル化のポイントでした。ヨーロッパは人件費が高いため、デジタルで効率化したほうが企業側・政府側もコスト安になりますし、消費者も便利でwin-winになります。

日本も人件費が高くなったり、労働不足になってコンビニのセルフレジ化が進んだように良いところもあるので、逆境は進化のチャンスでもあります。ぜひ進んでいってほしいところですね。

ちょっと良いところが1点しか思いつかなかったのですが(笑)、今回はここまでにしたいと思います。次回は、今回も少し書いたフリーランスの申請について、かなり深掘りして書いていこうかなと思っています。

日本のみなさん、そして海外に住まわれている方も良い休日をお過ごしください。それでは、またお会いしましょう!(フォロー、いいね、よろしくお願いします!)

※番外編
こちらにきて、Apple Payなどの「スマホを使った支払い」はあまり進んでないような気がしました。クレジットカードの非接触式が普及しているのと、銀行のデビットカードも非接触式なので、そちらでレストラン・ショップは支払いをすませ、個人間は銀行のアプリで送金をしている感じです。

私が利用しているブリュッセル銀行はApple Pay対応になったので、設定したらスマホ支払いができるようになり便利になりました。交通機関はクレカで乗れますが、彼らの専用のカード(Suicaカードのようなもの)を使うと結構割安になる仕組みなので、結局持ち歩かなければいけません(Apple Payも非対応)。また、バーコード決済は全くないので、特に個人間の送金は面倒です。ここらへんは変わってほしいところですね。


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Naoya Yamada @ブリュッセル
ベルギーの社会人野球で毎日もがき、苦しみながら監督をしています😅 記事が面白いと思ったら、少しでも応援頂けたら嬉しいです。よろしくお願いします!