LIVE STAGE「ぼっち・ざ・ろっく!」で感じた2.5次元舞台の楽しみ方
はじめに
2023年8月20日、東京・新宿のシアター・ミラノ座で開催されたLIVE STAGE 「ぼっち・ざ・ろっく!」の観劇に行ってきました。
先に結論をお伝えしておくと、、、
"見に行ってよかった!"これに尽きます。
正直なところ、アニメ化済み作品の舞台化やドラマ化には少なくとも「アニメを超えるのは厳しいよなぁー」という思いがあって抵抗があるタイプでした。
しかし、今回去年の年末からどハマりしたコンテンツの舞台化、舞台が始まった後のSNSの評判を見ると、悪い評判も全然ない・・・!
せっかくの機会だし、一回喰わず嫌いせず見てみよう!と思い公演日一週間
前にチケットを購入しました。
今回の舞台、1階席のS席、2~3階のA席の設定があって、S席は1万円超え。金額だけで見てしまうと、宝塚歌劇のSS席とも金額設定だった(そもそも比べるのはナンセンスであることは承知の上)ので、少々ハードルがあったものの、せっかくだしということで意を決してS席を購入。(この判断は正解だったことを当日思い知ることになる)
そして迎えた公演日。観劇したのは舞台全体のオーラス、千穐楽公演。
満席という事で、会場に行くと大勢の人だかりができていて、みんなぼっち・ざ・ろっく!好きの人たちかぁ…。としみじみ…。
既にアニメや原作でストーリーは知っている中での鑑賞なので、このシーンはどうやって表現されるのか…?などワクワクしながら待っていると舞台の幕が上がるのでした。
公演をみて思ったこと
この舞台は約2時間半にも及ぶ舞台。感想を書くと大変なことになるので、ここは簡潔に。この舞台を見て感じたのは、「アニメ化済み舞台の楽しみ方」を教えてくれた、という事です。
具体的には、
”アニメシーンに映っていない、前後ののりしろの描写を見ることがすごく面白い”
ということです。
舞台を見に来ている人は、ほぼ全員が原作やアニメを見ていて、ストーリーがある程度頭にインプットされている、という状態。
でも、原作でもアニメでもやっていない描写、いわゆる未知の領域が入ってくると、ちょっと前のめりになったり、笑いが起きていたりするんですよね。
「もしあのシーンがこのまま展開していたら」「もしこのシーンがこういう背景があったりしたら」という内容は新鮮味があって、舞台の盛り上がりを作っていた気がしています。
こういうシーンは原作・アニメ視聴済みの人にとって、凄く価値あるものなのかなーと、今回の舞台を見ていて感じた次第…!
≪余談≫
ぼっち・ざ・ろっく!のWebラジオ”ぼっち・ざ・らじお!”にて、アニメの中の人である青山吉能さんと長谷川育美さんもほぼおんなじことを仰ってて、一人わかるわかるー!と共感してました。(28分45秒あたりから。”解像度”という言葉を使ってました。)
”舞台×生バンド演奏”という未体験の世界
「ぼっち・ざ・ろっく!」というコンテンツはやはりバンドの演奏シーンが入っており、今回の舞台も公演内に生バンドの演奏シーンが。しかもミュージシャンが演奏、ではなく各キャラクターの演者がそのまま演奏するという絶対大変だよなぁ…という豪華な組み合わせ。
しかもその曲は激ムズときており、(絶対当初は舞台化という話は無かっただろうな…)沢山の人が見ている前であの演奏をする役者の人スゴすぎ…と終始思ってました。
(あのバンドとか、プロでも難しいらしいし…)
演奏曲も4種類もあって物凄く練習したんだろうな・・・と驚愕してました。
しかも最後の最後のアンコールではホールながら立ってOKというまさにライブハウスさながらなパフォーマンスも…
但し、2~3階席は安全の都合上で立ちはNGとの事。この時S席を買っていた自分、本当に良かった…と心の中で思ってました。
(最後の最後は楽しみ過ぎて、これはライブハウスみたいにしないといけない!という謎の使命感が湧き上がって、ブンブン手を振っていた)
舞台もしっかり見れるし、生バンドの演奏も見られる、更にはライブハウスのように楽しむことができる…。
終わってみると、なんだこの舞台は…?という気持ちになっており、気がつけば開演前には行かなかった物販エリアに足が勝手に動いていて、パンフレットを抱えている自分がそこにいました。
これまで、舞台はあんまり見てこなかったのですが、やっぱり何でも食わず嫌いはするもんじゃないなぁ・・・!という気持ちにさせてくれた一日でした。
ぼっち・ざ・ろっくはの展開はまだまだ続く…?
ぼっち・ざ・ろっく!は年末にアニメからどハマりし、アニメはないかいも見るし、派生しているWebラジオも全部聞き、Blu-Rayも全部買い、カラオケに行けば必ず楽曲を歌うという熱中ぶり。
アニメ放映がもうすぐ1年というあっという間の月日が経とうとしていて、本当に驚きでしかない・・・。
様々な企業とコラボ(コカ・コーラ・ファミリーマート・ドン・キホーテ・ABC MART…)もしていて、まだまだコンテンツの力は増大していく一方なきしかしないです…!
来年には劇場版の公開も決定しているので、私の"ぼっち・ざ・ろっく!熱"はまだ留まることは知らないでしょう…!!
今回の舞台もアニメの途中、切りのいい場面で終わっており、まだまだ続きができる内容になっているので、続きが行われる事を願うばかり…!!
ぼっち・ざ・ろっく!が、次はどんな面白い、そして見る側がワクワクするコンテンツを飛び出させるのか、本当に楽しみにしてます!!