敗血症からの生還記録⑤音楽:落語データの消失と復旧
、【そもそもの発端】
私は先に「私のスマホのSDカ―ドには数十時間の落語と音楽が入っている。CMを削って編集してあるから聞きやすい。中でも、私のお気に入りは、落語は桂枝雀、音楽はカ―ペンタ―ズである。これらを繰り返し聞き時間を紛らわせている。」と投稿した。
その直後に、新しい音楽プレイヤ―を試していた時に誤って音楽:落語デ―タの全てを削除してしまったのだ。蓄積したデータは、長年にわたりYouTubeからICレコーダ―に録音し、それをPCの音声加工ソフトでCMなどを削って聴きやすくし、PCからスマホへのファイル転送に四苦八苦しながら構築したものだ。
【どうデータを復旧】
さいわいPCには貴重な桂枝雀をはじめ殆どの落語データが保存されていた。音楽データも散歩に同伴するICレコーダに入れるため、ほぼ同じものが残っていた。ただし、この機会に新しい音楽データの収集も試みたいと、Spotifyの1カ月無料コースに登録し、CMの無い環境の快適さを味わいながら、新たに30〜40分間の30余りのプレイリストを編成し、Spotifyの音源でICレコーダーに録音し音声ファイル化した。時間が長すぎず、揃っているので聴き易くなったのではないかと思う。。
こうしてPCに溜まったデータを、いかにPCからスマホへとファイル転送するかが壁となって立ちふさがったのである。
当初、USBとタイプCのケーブルの個体差や、アプリの設定のビミョー(機嫌の良さ)な加減で、枝雀100本、文珍30本のファイル転送が一気に出来たが、その後、再現に成功できずじまいで、未練をもちつつ挫折。ファイル転送は別の方法を探るしかなく、メールへの添付ファイルを試みたが、25MB以上の添付ファイルは送れない制限にあえなく頓挫してしまった。 メールの添付ファイルで少しづつ運ぶ試みの末、ギガファイル便という転送サ―ビスにたどり着き、これが救世主となった。 アップロ―ドとダウンロードの繰り返しで、手間暇がかかるが仕事はドンドンはかどったのである。こうして全10GBに及ぶ膨大なデータが移され、当初の音楽・落語データの復旧という目標は達成出来たのである。
【元より良いもの】
Spotifyという音楽アプリに無料体験登録したが、1ヶ月以内に解約すれば支払い無しですむので思案中。CM無しの音楽は離れがたい。これまでは、YouTubeで録音して、CMを編集アプリでカットし、ICレコーダ―→PC→スマホへデ―タ移動させる手間暇のかかる作業をしていた。これからはプレイリストを録音するだけでライブラリが充実することだろう。 音楽再生のためのプレーヤーには
を選び、CMが気にならず、扱いやすいと感じて使っている。
ちなみに、この機会にと桂枝雀、カ―ペンタ―ズ、梅原司平の3人組で、31曲290分の「通夜BGM」を自分用として作成し、プレイリストの一つに忍ばせてある。
【追記】
いよいよ私自身の復旧へと、退院の日取りが決まった。経過が順調、6週間の抗生剤の点滴が終了する翌日、11月26日である。その後は、抗生剤の内服を年単位で続けることになりそうだが、どう展開するかは今わからない。
そこで、この闘病記もここで筆を休めることにする。