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古物市場は罠だらけ

今回は古物市場での仕入れ失敗ケースを綴ります。
やらかした事ではあるのですが古物市場では日常茶飯時よく見られるケースの失敗事例です。
古物市場での失敗というのは利益額よりも高く仕入れをしてしまい赤字を出してしまう事を意味します。
しかし赤字を出してしまう事にも理由があり利益が出そうに見えて実は全然売れない商品それこそが古物市場の罠なのです。

▶︎古物市場で2万円の損

先日の古物市場で家電の山を購入した。
落札金額はジュッカンメ(16,500円)。
帰宅していざ検品…。

なんと中身が入っていなかったのである。

ご丁寧に全ての家電の本体が抜かれており箱と付属品だけだった。

こんなものが当然売れるはずもない。
古物市場では落札金額に手数料が乗る為実質2万円近くを溶かしたことになる。

多忙な時期だった事もあり雑な仕入れをしてしまった。

▶︎古物市場の罠は日常茶飯事

古物市場は儲かって仕方ない簡単に稼げると発信しているインフルエンサーは今や数えきれないほどいるが現実は決して甘くない。
誰でも稼げるなら誰もがやっている。現実は罠だらけだ。
市場である以上リサーチだけではまかり通らない専門的な目利きが必要になる。

そして新人を時には競合をなんとかハメて儲けようとする売人が後を絶たない。
中古品転売はジャンルにもよるが商品の状態によって相場が激変する。
状態が悪ければ相場は大きくブレてしまいネット転売では思うような価格がつかない。
そこで罠を仕掛けなんとか相応の値段で買わせようと仕込んでくるのだ。

▶︎古物市場の罠一覧

程度の差はあれ良く見られる数々の罠を紹介する。

・箱良いものを上に悪いものを下に仕込む
・コンテナで悪いものを下に仕込む

・中身がない
・箱と本体が違う
・付属品欠品
・破損
・コピー品
・社外修理
・過剰な汚れ
・メルカリで〇〇円で売れている

古物市場では罠が在ると十分把握していても回避するのは困難を極める。

古物市場では開催毎に倉庫いっぱいに大量に商品が集められ素早く競りに賭けられる為、一瞬のジャッジが求められる。
一個人が入念に全ての商材に対して長考する時間はない。

▶︎参加者は安く買いたい売人は高く買って欲しい

古物市場仕入れというのは売り人・古物市場・参加者の3つで成り立っている。
そして売り人と市場は高く買って欲しく参加者は安く買いたい。
この3つの中で誰かが大きく得をしているという事は誰かが大きく損をしていることになる。
それぞれ立場が違うという事は念頭に置いておかなければならない。

▶︎古物商は騙し合い

古物市場では罠にかかっても自己責任だ。
得をするも損をするも自分の責任。
古物商の世界はそういう世界。騙し合いは日々横行している。
そもそも個人事業主である以上得をするのも損をするのも自分の責任だ。
ここは社会であって会社ではない。

僕もしかり今生き残っている古物商も最初はハメられる側だった。そこから生き抜き耐え抜き成功に至っている。
罠ばかり気にして何も買えずに終わってしまったり微々たる量しか仕入れる事が出来なければいつまで経っても前に進むことはできない。
10年以上古物商をやっているプロでも少しの気の緩みや疲労から罠にかかる。
修正は必要だがそれ以上に稼げば良い。ビジネスは結果を出したものが正義だ。臆せずトライ&エラーを繰り返せることも事業として成功させるには必要な事なのかもしれない。

しかし勝った負けたのギャンブルのような戦いは好ましくないので僕のような万単位で仕掛けるのではなく、まずは安い価格を狙って行くかそういった事が少ない市場を探すことをオススメする。

▶︎それでも古物商は儲かる

副業や独立で良く目にするのが「勉強代」という言葉だが損して経験を積むというのはナンセンスだと思っている。
少なくとも古物業界は利益率が高いビジネスだし僕自身2ヶ月目以降は常に黒字続きで右肩上がりに利益を積み上げている。
情報こそ最強の武器と言っても過言ではないこの時代だが他人の情報を買って楽して儲けることはハッキリ言って都合が良すぎる。
手段の一つとして有効活用はできるかもしれないがどちらにせよ最後は自分自身が努力をし結果を出さなければならない。
他人の力に頼りきりだったり運任せの商売をしていては先は短いだろう。

まずは副業で始める事をオススメするがサラリーマンからすれば少し理解しがたい世界かもしれない。

#古物市場 #ブランドオークション #せどり #物販 #転売 #フリーランス

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