見出し画像

古物市場でバッグ1個を買う

店舗せどりだけにとどまらず古物市場でもよく見かける一個買い。

一般的に出回りやすいB級ブランドバッグを2倍想定で1個2000円で落札します。
手数料約10%が乗って仕入れ価格は2200円です。

メルカリで5000円で販売して売却手数料10%(500円)送料(80サイズ850円)が引かれて最終的な荒利高は3700円。

3700-2200=1500円となるので値入率は50%でも荒利率は32%そこから梱包費がかかるので最終はもう少し下がります。

現実的に正直これで終わるなら全然マシというかかなり良い結果です。30%以上の荒利額を常に叩き出せれば事業して成立すると思います。
しかしこの仕入れたバッグのリードタイムはどのくらいでしょうか。

売上に変わるのはいつなのか購入してから出品までの時間。更にそこから売れるまでの時間。1週間や2週間で売れる商材なのか。

5000円で売れる事を想定して仕入れをしたがよく見たらスレがあり価格を下げないと売れない値下げ交渉や日々100円値下げをしてやっと売れた。

負の要素が積み重なり利益率もさる事ながら回転率も作業工数も悪くなり正直個人としては成り立たないと思います。

結論気分や感覚で買うスタンスを取らない。
実際もう少し高値をつけられて回転率も良い商材となると今度は他の参加者と競りになり売人さんは安く売ってくれず結果安く買う事そのものが難しくなります。

例えがバッグなのは綺麗な物やブランド物をやりたい人(主に初心者)が増えた傾向にあると感じたからです。
機械系はジャンクでもお金に変わるがアパレル系は壊れていたらほぼ売れないので仕入値が丸ごと溶けるという水面下では更なるリスクが上乗せされています。

リペアという甘い言葉も存在しますが個人で仕入れ→検品→出品→発送という逃れることができないサイクルの中にリペアという要素を組み込むということは九割九分の人類が挫折すると思います。言うは易し。僕は無理です。

・仕入れた商材の原価はいつ回収できるのか
・仕入れた商材の利益はどのくらい確保できるのか
・売れなかった時のリスクはどのくらいか
・自分の目標とする売上高に対してマッチした現実性を帯びた取り組みなのか
あらゆる観点から考えた結果バッグの単品買いというのは遠い昔にしなくなりました。

#古物商
#古物市場
#ブランドオークション
#バッグ
#ブランド転売
#せどり
#転売

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?