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神様に手を振り続けているのに
夕飯は鶏手羽の麹煮にしよう、そうだ!大根も入れよう。
冷蔵庫から使いかけの大根を取り出し、皮を剥いていちょう切りにしていたら
ふとこんなことを思いました。
「そうか母は、牧師は、私に
“心の王座を神に渡しなさい。あなたが王になってはいけない”と教えたけれど、
あれは心の王座に自分を置いてきた大人のためにある言葉で、
まだ未熟な子どもにかけていい言葉ではない。
そうでなければ神から離れた時、心の王座が空っぽなまま
その子は生きていかなきゃならないんだもの。」
いつだったか知人とこんな話をしたことを思い出しました。
「私は必要なかったなとは思うけど、
子どもに初めから「それは無駄だよ」って経験する機会を与えないとか
奪うとかはまた違うよね。成長の機会や合う合わないを親が決めるんじゃなくて
子どもが経験から学べばいいのよ。」
そう、私は心の王座に自分を置く経験のないまま、
神様を置きなさいと教えられてしまったんだ…。
どうも、こぶたです。
私はある宗教の、宗教二世です。
下茹でした大根を手羽元の入った圧力鍋に放り込みながらため息をついたら
ちょうどYouTubeからこんなセリフが聞こえてきました。
「あなたの人生の主人公は誰ですか?
あなたが後ろを向いていたらあなたの人生は後ろ向きです!
だってそうでしょう?!」
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