女性と子供が幸せな社会が良い社会
かなり前の記事だが、とても感銘を受けたので紹介したい。
料理家の土井善晴先生のインタビュー記事の一部にこのような文章がある。
このインタビューの中で、土井氏はいわゆるおふくろの味の大切さ、家庭を整えることの大切さを語っている。
ともすると女性の社会進出の批判、性別役割分担への回帰のように取られがちな内容に見えるが、氏はもっと大きなスケールで話していると私は解釈した。
人間の幸福とは何か。その解は女性が握っている。
男性中心の社会では、より豊かになること、より強くなることが世の中の大きな目標として掲げられがちだ。
それは時に、互いを威嚇し、争いごとを生み、命が犠牲になる。
しかし、これが女性中心の社会であったとしたら、、
それは、子供たち、ひいては人間それぞれが、毎日を穏やかに生きていけることが、最も重要視されるのではないか。
土井氏の仰っている「女性の中にある大きな秩序」というのは、このことではないだろうか。この原則をもとに女性は生きていると。
女性の方がよりミクロな視点に立っているとも言える。そしてそれを、近視眼的と批判する人もいるのかもしれない。
しかし、人類が最大公約数のもとに生きることは、多様性を重んじる社会とは相反する。
私たち女性が、幸福な未来を作る秩序を持っているということを、誇りに思って社会を生きていきたい。