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ペンを動かし字を埋める充足
2月3日(水)立春。
節分に注目がいき、いつも特に気にかけることがなかった立春。でも、立春があってからの節分なんだよな。主従関係の逆転。
2月に入って無職になった。もちろん突然解雇された訳ではないので、退職を促された12月末から1月は楽観的になったり悲観的になったりを繰り返す日々だった。とにかく次の手を打たねばと転職サイトの良し悪しを調べ、ハローワークの求人情報を見つめ、手に職をつけることを考えて、以前から興味のあったライティングの講座に応募した。めでたく受講資格を授かり、学び始めている。
今日は3日目。初日からずっとシャーペンを動かしている。こんなにたくさんノートをとるのは学生時代以来かと記憶を遡る。数年前にファイナンシャルプランナー3級の資格取得のための詰め込み講座を受けたときは、先生の猛スピードに引き摺られ振り落とされないようにテキストに線を引くので精一杯だった。
学生の頃はいかに綺麗なノートを作るかばかりに心血を注いでいた。段落や行間や色を気にしてばかりいた。全く要領を得ない勉強法だったと、今では分かる。その当時はそのやり方を疑わず、知識が身につく勉強法を習得しないまま学生時代は終わってしまった。
だから今も、勉強して知識を頭に入れるのが下手くそだ。
罫線の入ったノートに文字が並んで、ページが進んでいくのが嬉しい。ノートが埋まった分だけ知識が身についていなければ意味もないのに。手を動かし、黙々とノートをとる。その感覚が懐かしく嬉しい。
昔よりは、見た目だけじゃない、実用性のあるノートになっているかな。
また明日もノートをとる。
学んでいく。