見出し画像

医師のふるさと納税|限度額ギリギリまで寄付する方法を解説

この記事は、ふるさと納税をギリギリ上限まで寄付する方法の記事です。

📙こんな方にオススメ
・ふるさと納税を上限ギリギリまで活用したい方
・複数の収入があり、自分で確定申告をしている勤務医
・ふるさと納税の注意点を知りたい方

「ふるさと納税の上限額をチェックする時って、どうしていますか?」

よくあるのが、

  • 前年の源泉徴収票を使ってシミュレーション

  • 早見表でチェック

だと思います。

ふるさとチョイスより引用

しかし、外勤がある勤務医の場合、それらの方法では明確な上限額がわからないことがあります。

理由は以下です。

勤務状況(転勤など)によって年収の変動があり、前年の源泉徴収票があてにならない
②翌年の2月に自分で確定申告を行うパターンが多いので、年末までのふるさと納税の期限に間に合わない
③勤務状況によっては早見表で使われている社会保険料などは誤差が出てしまい上限額が変わる可能性がある

しかし、ふるさと納税は上限ギリギリまで頼んだ方が効率的で、返礼品分だけ確実にリターンを得られるお得制度です!!

そこで、今回は我が家でも実践しているふるさと納税を控除上限までギリギリ寄付する方法を解説していきたいと思います。

上限ギリギリまでふるさと納税する手順

まず、上限額ギリギリまでふるさと納税をするには、今年の収入に対する上限額をしっかり把握する必要があります。

手順は以下です。

1.給料明細と前年の確定申告書を準備
2.詳細シュミレーションで上限額を把握
3.ふるさと納税をする

年収の変動などがある勤務医にとって、ふるさと納税サイトの詳細シミュレーションで控除額を把握するのがおすすめです。

「ふるさとチョイス」のシミュレーションがおすすめ

数あるふるさと納税サイトの中でおすすめなのが、ふるさとチョイスの詳細シミュレーションです。


「必要項目に数字を入力するだけで簡単に控除上限額を算出してくれます。」

詳細シミュレーションはこちら!

では、以下より詳しく方法を解説していきます。

給与明細と確定申告書でふるさと納税の上限を把握

まず、詳細シミュレーションをするためには、必要項目を埋める必要がありますが、

今年の1月~11月(あれば12月までの)給与明細とボーナス明細
・前年の確定申告書の控え

が手元にあれば控除上限額を調べることができます。

「できる限り正確な数字を知りたいので、毎年年末にシミュレーションをしています」

では、以下より給与明細確定申告書でそれぞれ何をチェックすれば良いか説明していきますね。

給与明細では「給与収入」と「社会保険料」をチェック

月々の給与明細(外勤先を含む)やボーナス明細では、給与収入の累計額社会保険料の累計額をチェックします。

給与収入の累計額を調べる

調べる項目は「課税対象額」です。給料明細によって「総支給額」「課税合計」「報酬額」などといった表記もあります。

もし項目がなかった場合は給与の支払いから交通費などの非課税を引くと課税対象額になります。(総支給額-非課税交通費)

※基本的に交通費は非課税ですが、一定金額超えると課税対象になるので、給料明細には通勤手当(非課税/課税)の2種類の表記があることがあります。

社会保険料の累計額を調べる
社会保険料を調べるにはメインで働いている病院の給与明細をチェックします。

調べる項目は「社会保険料累計額」「社会保険合計」などいった項目です。
給料明細の書式によってはない場合もあります。

そもそも社会保険料は
厚生年金
・健康保険
・雇用保険
・介護保険(40歳以上から支払い開始)

から成り立っています。

なので、社会保険料の合計がわからない場合は給料明細で上記の項目を合計すれば年間の社会保険料を調べることができます。

こぶ家の給料明細の管理方法

以上2点を給料明細から調べます。

こぶ家では給与明細を自作のエクセル表にて管理しています。

この表の良い所は

  • 年末にバタバタせずふるさと納税できる

  • 年収・所得税・住民税・社会保険料などが一目でわかる

ことです。

確定申告書では「控除」をチェック

次の昨年の確定申告書を用いて控除をチェックしていきます。

特に昨年と変化がなければ、基本的に数値は一緒なので参考にできます。

⑪小規模企業共済掛金控除(iDecoのことです)
⑫生命保険料控除
⑬地震保険料控除
㉓医療費控除
㉚住宅借入金等特別控除(住宅ローンのこと)

※㉓医療費控除は1年間のうちに自己負担した医療費が実質的に10万円を超えたときに使える制度なので去年該当しても今年該当しない場合は控除できません。

※㉚住宅ローンも毎年控除金額が下がっていくと思うので去年の数値はあくまでも参考までが良いと思います。

詳細シミュレーションで控除上限を算出する

給与明細と昨年の確定申告書で必要項目をピックアップしたところで、あとはふるさとチョイスの詳細シミュレーションに数字を埋めていくだけです。

詳細シミュレーションでは扶養家族などチェックする欄もあるので各ご家庭に当てはまるもをチェックしてください。

必要項目を入力して「シュミレーションをはじめる」を押せば今年のふるさと納税の控除金額の結果でます。

ふるさと納税を上限ギリギリまで寄付する時の注意点

余裕をもって寄付する

言わずもがな、控除上限金額以上を寄付した場合はただの寄付になってしまうので、少し余裕を持ってふるさと納税をするのが良いです。

確定申告をする勤務医とって、明確な収入や控除がわかるのは翌年の2月になるので8~9割を目処にふるさと納税をするのが安心だと思います。

「今まで色々な給料明細を見てきましたが、たまーーに微妙に数字がちがっていたりするんですよね。」

新しい控除が増減した時

昨年の確定申告書をチェックする時の注意点として、

  • 生命保険の見直しをした

  • iDecoを始めた

  • 家を買った

  • 出産など医療費を多く利用するイベントがあった

など、前年と状況が違う場合は控除額が違ってくるので注意が必要です。

12月31日まで期限

おさらいですが、ふるさと納税は1/1~12/31に寄付した金額が翌年控除される制度なので、期限は12月31日なので忘れずに!

楽天ふるさと納税がおすすめなので、ポイント還元を狙って12月25日or30日に駆け込むことが多いです。

まとめ

以上が、ふるさと納税をギリギリ上限まで寄付する方法でした。

外勤先が複数あり、ご自分で確定申告をしている勤務医の方なら有効的な方法だと思います。

  1. 給料明細と前年の確定申告書を準備

  2. 詳細シュミレーションで上限額を把握

  3. ふるさと納税をする

です。

いいなと思ったら応援しよう!