日経新春杯 ヴェルトライゼンデおめでとう!
内も悪くない馬場
12レースでは道中で内ラチ沿いを進み、直線でも内を走った2頭の1,2着。
多くの馬が直線で内を空けて外に向かったが結局は内も悪くなかったという事。
10レースは外の2頭が1,2着だが、道中で内ラチ沿いを進み直線も馬場の真ん中を進んだ馬が惜しい3着。
騎手のイメージとして内が傷んで外有利というのはあったかもしれませんがバイアスが出るほどの違いはなかった馬場。
日経新春杯
日曜の傾向からも道中内で溜めれた馬が有利だったのは日経新春杯でも同じ。
勝ったヴェルトライゼンデは直線で外に持ち出したが、2着は直線でやや内、4着は内を走った。
5,6着も道中は前に馬を置いてキチンと風除けして脚を溜められた。
特筆すべきは3着のプラダリア
4列目の外の先頭で風を受けながら余計な距離を走った大きな不利。
3列目の先頭プライドランドが8着、大外で風を受けていたプリマヴィスタが12着。
さらにこの後の3コーナー手前から3列目の先頭に立ってしまったイクスプロ―ジョンも11着。
道中で内を走った馬達が上位に多く、道中は外が有利ではなかった。
基本的に外側で風除けなく走るとスタミナを大きく消耗してバテる。
それなのにプラダリアは絶えず外で風を受ける不利がありながらの3着。
これは非常に強かったと言わざるを得ない。
中距離なら強気なレースをしても通用する能力がある。
軽視して失敗。
立派に成長していた。
ロバートソンキーは伸びなかった
道中の位置取りはヴェルトライゼンデの後ろでOK
直線で馬場の真ん中ら辺は10レースで3着馬が走った辺り。
11番人気のダンディズムもすぐ後ろを走ってきて7着と人気より好走しており、一見して悪くない場所。
しかし!
ポイントはすでにスタートしてからこのゴール前の直線を一度走っていると言う事。
なんで前を走っていたヴェルトライゼンデが大きく外に行ったのか?
この写真でわかるようにソンキー君の進路は一度走った影響でボコボコ。
内と外に比べて掘られた跡が多く見えるだろう?
それがわかっている騎手達は内と外に分かれたんですよ。
良馬場ならこんなことにはならないが、表面が柔らかい馬場だからこそ、伊藤騎手にはそこまで気を使ってほしかった。
今年まだ7回しか騎乗していない騎手はこういうミスを犯す。
キングオブドラゴンは快走
坂井騎手のコメント
「前回はアクシデントがあったので、今日はいつもと違う形で運びました。いつも通り手応えはありませんでしたが、今日は4コーナーでハミをとってくれました。掴みどころのない面白い馬です」
血統的にはプラダリアと同じくリボーのあるミスプロ系フォーティナイナーを持っている。
さらにダマスカスもあり荒れ馬場でも走れる血はあった。
10番枠から上手く内の2番手に納めたのがファインプレー。
この位置取りをプライドランドにしてほしかったのだが、福永先生は外側の方が馬場が良いと判断してしまった。
残念。