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株:10月16日 マーケットプレスでの今中さんのお話:ASMLなど

このnoteは素人の妄想の垂れ流しであり、特定の商品の勧誘や売買の推奨等を目的としたものではなく、特定銘柄および株式市場全般の推奨や株価動向の上昇または下落を示唆するものでもなく、将来の運用成果または投資収益を示唆あるいは保証するものでもない。
最終的な投資決定は読者ご自身で判断するっス。

2ナノの投資が遅れる。
というか、現時点で3ナノで十分で予想よりも3ナノの時代が長引くのでASMLへの受注が少なくなったのではないか。
ASMK的には新たな設備投資がないと売上が伸びない。
4ナノの生成AI向けの需要はまだ高いが、スマホやPCの3ナノを製造するメーカーは現在の設備で当分良さそうだと判断したのではないか。

つまり、これはASMLの問題。

日本の企業だとレーザーテックが同様の問題に直面する。
東京エレクトロンは中国向けの需要が問題。
一方でアドバンテストはHBMメモリーの需要も高いし、テスト工程が複雑化しているので問題にならない。


今中さんのお話

ASML

昨夜は半導体が大きく売られました。
ASMLの決算が一日早く流れてしまったのが原因です。

ASMLは別の発表資料で、16日に予定していた決算発表が「技術的エラー」により早まったと説明した。
  同社ウェブサイトに掲載された決算資料によると、7-9月期の受注額は26億ユーロ(約4230億円)。ブルームバーグが調査したアナリストの予想平均は53億9000万ユーロだった。半導体業界の冷え込みで、ASMLの製造装置に対する需要が抑制された。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-10-15/SLEKNUT1UM0W00

この問題に関しての今中さんのお話です。

受注が急減しているのが非常に気になるところです。
かつてなく、受注を発注する側がたぶん絞り込んでいるなと。

今日の夜のカンファレンスを見て見ない事にはわからないが。

考えられるのがアイフォンがどうも売れていない。

来年本格化する2ナノ投資が不安になってくる、という事だろうと思う。

露光装置は半導体の設備投資の中で大きいので、そこが非常に不安になってくる。

受注のトレンドを見るとEUV露光装置だけでなく、それ以外の受注も大幅に減っている。
おそらく、中国向けもかなり減ってきている。

中国向けはもともと減ってくるだろうという観測だったのですが、かなり思い切って発注を絞り込んでいるのではないか。

なかなか厳しい決算かなと思います。

中国の問題は長引くかもしれないが、まだわからない。

9月に販売されたアイフォンがそうたいして売れていないが、今回のアイフォンは3ナノ。
アップルが抜けても3ナノチップを搭載したいというスマートフォンメーカーやパソコンメーカーはけっこう多いので埋め合わせはできる。

しかし、2ナノに対しては出足の設備投資は厳しいかなと。

AI半導体はNVIDIAは今は4ナノを作っているので、4ナノの設備投資は活発にやっている。

半導体全体で言うと、メモリーの投資が非常に活発。

AI半導体に必ず必要なHMBの需要が高い。

7-9月期のASMLの売り上げの中でロジック(CPUやGPUなどの製造に使われる露光装置の売上)が64%でメモリー(メモリーの製造に使われる露光装置の売上)が36%。

もともと露光装置でも高度なメモリーを使うがロジックほどではない。

他の製造装置と同じように受注が減るかもしれない製造装置メーカーもあれば、そうでない製造装置メーカーもある。

なので銘柄を切り分けて考えた方がいいと思う。

今日もレーザーテックは株価の下落率が高い。
2ナノの設備投資が最初の1年は思ったように行かないとなれば、モロに影響が出ます。
レーザーテックは最先端ロジックが一番重要でメモリーあまり関係ない。

アドバンテストは2%弱の下落で済んでいる。
半導体の中身が高度化すれば、半導体のテストの時間が長くなってテスターの台数がたくさん必要になる。
中身が複雑になっているので昔に比べるとテストコストが高くなっている。
メモリーも重要になっているのでアドバンテストには今回のASMLの問題はたいした事はない。

東京エレクトロン。
先端ロジックについては影響がでる。
ここはHBM向けの投資も結構大きい。
ASMLはHBM向けの投資でどんどん伸びているわけではないので、東京エレクトロンに対する影響は少し割り引いていいのではないか。
ただ、ASMLと同じになるのが中国向け。
中国向けはピークアウトしてこれから減っていく。
どの程度のスピードになるかはわからないがおそらく緩やかには減っていく。

アメリカ政府の販売規制に関して

NVIDIAの売り上げの大部分は最終需要地はアメリカ。
アメリカに大規模データセンターが一番集中している。

中国向けは性能を大幅に落としたモノしか売れていない。
アメリカ政府は『そういうのも一切売るな!』という立場。

NVIDIAにとっては将来規制が緩和された時に中国に独自のAI半導体が生まれていては困るので、性能が劣るモノでも中国に出したい。

データセンターが伸びているのはアメリカ。
次にヨーロッパ、東南アジア。

中国向けが差し止めになったからと言ってNVIDIAの成長性に問題が出ることはない。

今回は中東向けの規制だが、アメリカの需要が高い内は大丈夫。



今中さんのアメリカの住宅関連

これまでは高金利で景気も良かったので住宅価格は上昇している。
中低所得者層がなかなか住宅を買えないのが問題になっている。

ハリス候補は積極的に住宅をやる。
任期中に300万戸の新築住宅を作ると言っている。

トランプ候補は具体的な住宅政策はない。

どちらの政権になったとしても住宅が大きな問題になっているのは確か。
アメリカは基本的に人口が伸び続けているので常に住宅不足。

高金利で次の家に動けないので中古の住宅供給も減っている。

9月の利下げでやっと住宅金利が少しさがったが、雇用統計が強かったので今のアメリカの10年金利が4%まで上昇してしまった。
ここをどう見るのが一つのポイント。

住宅金利がもうこれ以上下がらなさそうなので思い切って買いますという人たちも出てくるかもしれない。

大手の住宅会社は業績が横ばい。
少し好調なところで5~10%増収で、10%強の増益。
PERも10~15倍なのでけっこう割安だから長期で持っていて良いのでは。

GAFAMの5社に集中するのもそろそろ避けた方が良さそう。
アイフォンが売れないと言うのが、もし長期化すれば値引きしないといけない。
ウォールマートでアイフォンの機種と性能を選ばなければ明日配達される。
地方でも1週間で着く。

売上は良くて横ばいなのでアップル以外に目を向けた方がいい。

大統領選挙があるので、そこで政策で動きそうな銘柄に目を向けるべき。

アメリカでは住宅は成長産業。
人口も増えているが、金持ちも増えているので投資する需要もある。
今のアメリカのMMFの残高が6兆ドルと非常に大きなお金が滞留している。

そこに金利が下がるとか、補助金が付くなどの何かのきっかけがあれば住宅の方に流れてくる可能性ある。

DRホートン(DHI)、トールブラザーズ(TOL)に注目。

アップルは売上の7~8割がアイフォンだから、売り上げが横ばいだとしても、今のPER30倍はちょっと高い。

来週再来週の決算でITに対する見方を考え直しきっかけになるかもしれない。

(素人:9月ISM非製造業景況指数で建設業に以下のようなコメントがありました。
「住宅建設は引き続き高金利に苦しんでいます。
最近の0.5ポイントの引き下げは励みになりますが、売上を伸ばすにはさらに150ベーシスポイントかかる可能性があります」

消費者がさらなる利下げを待つかどうかですね。

ただ、将来的には伸びる所なのでチャートで株価水準が安いなと思ったところで入りたい。

住林1911もそろそろ入っても良さそうですね。
この10月後半で1つ打診で買う。

チップメーカーはASMLのツールを使って効率を高めており、つまり、追加注文をしなくてもより多くのチップを製造できる


コンピューターチップ機器メーカーのASMLが2025年の売上見通しを大幅に引き下げたことで、世界のチップ需要が低迷しているのではないかという懸念から、火曜日にチップ関連株の売りが起きた。

アナリストらによると、見通しの弱まりは、パンデミック中にASMLの高価なツールをすでに備蓄し、それを使ってより多くのチップを生産する技術が向上したチップ工場の過剰生産能力を反映している可能性がある。

ASMLの株価は、見通し引き下げを受けて、25年ぶりの1日当たりの下落幅で急落した。
同社は、予定より1日早く発表した決算で、2025年の総純売上高が300億~350億ユーロと予想しており、これは前回の予想の下限に近い。

ASMLは、TSMC、インテル、サムスン電子が高度なチップを製造するために使用する重要なツールをほぼ独占しているため、半導体業界の大部分が下落した。

パンデミック中の半導体需要の急増に刺激され、これらの半導体メーカーは生産能力を増強した。
サプライチェーンが緩和されたことで成長は安定し、メーカーは工場が注文で溢れそうになるまで新しいツールの発注を待たなければならなかった。

アナリストらによると、ASMLの予測は、これらの半導体工場で何カ月も展開されてきた状況の遅行指標だった。

同社は声明で、AI関連チップのブームにもかかわらず、半導体市場の他の分野は予想よりも長い間弱く、ロジックチップを製造する企業は発注を遅らせ、メモリチップを製造する顧客は「限定的な」新規生産能力の追加のみを計画していると述べた。

アナリスト会社テックインサイツの副会長ダン・ハッチソン氏は、インテル、TSMC、サムスンは生産能力が十分にあることに気付き、ASMLからの発注を控えていると述べた。

今年の半導体工場の稼働率は約81%だが、それが90%台半ばになるとメーカーはツールを購入する傾向があるとハッチソン氏は述べた。
インテルは工場拡張を減速させており、これはサムスンとTSMCも慎重になるだろうことを示唆していると同氏は述べた。

チップの在庫は依然として高く、チップメーカーはASMLのツールを使って効率を高めており、つまり、追加注文をしなくてもより多くのチップを製造できるということだ。

チップ製造業界を追跡しているInternational Business StrategiesのCEO、ハンデル・ジョーンズ氏は、ASMLの主力マシンが使用される工程の数を、時にはほぼ3分の1にまで削減した。

ジョーンズ氏は、例えばサムスンは最先端のチップエッチング技術を使用して、ASMLの主力マシンを使用する工程の数を5~6から1~2に減らすことができるかもしれないと述べた。

成功すれば、サムスンは極端紫外線リソグラフィーマシンと呼ばれるこれらのマシンの大幅な余剰生産能力を持つ可能性があると同氏は述べた。

ジョーンズ氏は、AIチップとAI専用メモリチップの需要が急増すると予測しているチップ業界全体の予測は変更していないと述べた。

「これは短期的な一時的な現象だ。長期的には大丈夫だろう」とジョーンズ氏は語った。


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