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株:9月9日 マーケットアナライズマンデーの岡崎さんのお話

このnoteは素人の妄想の垂れ流しであり、特定の商品の勧誘や売買の推奨等を目的としたものではなく、特定銘柄および株式市場全般の推奨や株価動向の上昇または下落を示唆するものでもなく、将来の運用成果または投資収益を示唆あるいは保証するものでもない。
最終的な投資決定は読者ご自身で判断するっス。


岡崎さんのお話

まとめ
今週の日本のSQは上下に大きく跳ぶ事はない。
円高圧力がかかりやすい展開なので、141円を切ってくると日本株は更に売りが入る。
今週はないが、気を付けないといけないのは、アメリカ株が10%以上下げて、長期金利が3.3%より下がるケース。
長期金利が2.8%に近付けば日本株も30000円を割ってくる。

雇用統計は悪くはなかった。
ISM非製造業景況も悪くなかった。

両方とも悪くなかったが株は下げている。
目に見えない力が働いた。

やっぱり景気が悪くなっているんじゃないの?とか、景気が悪くなっている時の歯車がまだよくわかっていないので、『暗いので良く見えない』という感じ。

景気の歯車としては消費が落ちそうで落ちない。
普通は景気後退だと在庫は増えて生産活動が落ちるとか企業活動が落ちるが、今のアメリカはそういう状況ではない。

だけど、なんかどんよりしている。

雇用統計では、失業率は若干さがって4.2%。
雇用者は企業の調査では14万人位増えていて、前年同月比でも1.5~1.6位伸びていますから、そんなに悪くない。

ところが家計調査ベースではとうとう去年に比べてマイナスになったので完全に景気後退期になった。

他の数字はそれほど悪くない。

では、目に見えないデータとは何なのかと言うと、春先から懸念されているのが商業用不動産のマーケットで空室率が極端に上がっているとか。
そんな問題は1年前以上からあったじゃないかと言われるが、それが今になって問題になるとすれば、お金が尽きて来たとか、たくわえが減ってきたらこういう現象になりやすい。

アメリカの場合はある程度余裕のある時は気にしないのですが、だんだん余裕がなくなってくると、これが見えないモノになる。


7月31日の日銀ショック以降、マーケットはスゴク荒れていますよね。
あれから私(岡崎氏)のモデルもえらく荒れていまして、いつも月曜に『今週は売りで入りましょう』とか言うのがだいたい3勝1敗1引き分けだったのですが、ここのところ2勝4敗で負けが込んでいる。

負けが込んでくるとモデルの修正を迫られる。

過去12年間になかったパターンで相場が動いている。
上手く行っていない理由は、為替のボラティリティが急激に上がった事。

今週はSQ週。
売りから入らざるを得ない。
しかし、月曜が大きく下がって始まったのでここから売るのはキツイ。
戻りの目途としては先週金曜の終値位。
39000~37000でプットを買っていた人たちも、32000~35000のコールを買っていた人たちもいてインザマネー同士の闘いなので今週のSQではどちらかに飛ぶというのはない。

今の日本株はどの程度まで円高を折り込んでいるのか?
どの程度までアメリカ株安を折り込んでいるのか?
を土日のあいだにシミュレーションしてみた。

かわせでは137~8円までは折り込んだ感がある。
しかし、アメリカ株の10%安はまだ折り込めていない。

アメリカ株が下がらないで、ドル円が140円に行っても前回安値の31000円にはならない、33000円位で止まる。

日本株は為替のインパクトとアメリカ株のインパクトの二つで説明できる。

まず、アメリカの金利がどこまで下がるかを予想して、次に日本の金利がどの程度連動して下がるかを予想して、その結果日米の金利差がどの位縮まるかを予想する。

その結果ドル円がどこまで円高になるかを予想して、そのドル円で日本株がどの位になるかを予想する。

そこにアメリカ株の変動がどの程度日本株に影響を与えるかをシミュレーションする。

今回は、アメリカの長期金利は3.3%まで下がると予想。
ドル円は138円まで進むと予想。
これは8月5日に折り込んでいる。
まだ折り込んでいないのはアメリカ株の10%の下落。
これがあると日本株も今以上に下げる。

長期金利3.3%というのはイエレン長官のいう、『これがスローダウン』。
今のアメリカの中立金利が2.8%ですから2.8%までFFレートは下がると思います。
アメリカの潜在成長率は3.8%ですから、2.8%との中間で10年金利は3.3%まで下がると予想。

気を付けないといけないのは、アメリカ株が10%以上下げて、長期金利が3.3%より下がるケース。
長期金利が2.8%に近付けば日本株も30000円を割ってくる。

今週のアメリカは、11日に消費者物価がありますがこれは下がるだけなのでそんなに気にすることはない。
ポイントは消費が落ちてくるとか、業績が落ちてくるとか。
これに関して悪いニュースが出てくるかどうか。

アメリカ株が7月や8月のピークから10%下げるような事は、今週はないのではないか。

ただ、円高圧力がかかりやすい展開なので、141円を切ってくると日本株は更に売りが入る。

明日の大統領選挙のTV討論会はハリス氏がどの程度やれるのかを見る。
この討論会で好感を得られるようならトランプ銘柄は売られる。
しかし、ハリス銘柄はない。
どちらかと言えば株にはタカ派なので株にはプラスにはならない。

トランプ氏はアドリブが利かなくなっているようで、高齢で同じ話を繰り返しているとか、得意の脱線話も笑いが取れないでブラックジョークになっている。

ミスがない方が勝つのではないか。

日本は4-6月期のGDPが下方修正されましたが、7ー9月期は悪くなる。

鈴木さんの注目企業

『見えないモノにおびえている』というのがまさにそうで、それを探していくというのは変わりない。

平和不動産 8803

東京証券所のビルの大家さん。
日本全国にたくさんのオフィスビルを保有。
この3年間株価は高値保ち合いを続けてほとんど横ばい状態。

大回り3年、小回り3か月といいまして、『小回り3か月』では電力株が来始めたので『大回り3年』で来そうな銘柄を探してみた。

時価総額1500億円
売上440億円
総資産4000億円
第一四半期は売上-30%、営業利益-54%と大きな減収減益に見えますが、前の年のこの時期に9割の物件の売り上げを計上していたので大きく落ちるのは想定済み。
土地価格が上昇して含み益が1100億円でている。
株価4000円として、一株当たりの純資産3500円位。
ネットアセットバリュー、時価の部分を入れると5700円位。
含み資産株。
東京兜町が大きく変わっていて、お洒落なお店が増えている。
行列のできるアイスクリーム屋tealが3月に月間の来店客数5万に超え。

兜町の新たなランドマーク「KABUTO ONE」の向かいには来年ハイアットが運営する「キャプション by Hyatt」が東京で初オープン。

札幌三越の向かいにパークハイアットが2028年竣工。
東急百貨店のとなりも開発中。

配当利回り3.1%、PBR1.1倍、外国人保有比率31%
旧村上系のアクティビストも6%入っていて、そろそろ動きがありそう。








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