高松宮記念　ナランフレグおめでとう！

前置き

今回はどうすれば当たったのかという視点で書いてみます。

言い訳っぽくなっているのでご注意ください。

なんというか顕在意識を優位に置きすぎてしまった。
頭でっかちになりすぎている弊害がでているなと思います。

今回で言えば、レシステンシアを◎にしましたが

今一つ自信を持てないまま◎を打ちました。
『安定感で選んだ。勝つかどうかよりも３着内率が一番高いだろう』
なんて書いたのもそんな心境からです。
GⅠで３戦連続で２着という権威にひれ伏してしまった。
『前走は有力馬達多数が競争中止になったおかげもあるが』
とも書いているように潜在意識的には納得していなかったんですよね。
そして馬体重増と以前ほど速くない追切。
NHKマイルへの輸送で追切後から２０キロも体重が減った馬だったので香港での輸送で馬体重減もあったのでしょう。
それでも去年の秋よりもプラス１０キロ。
一番の敗因はオーバーペースではあるが『危ない』という信号は出ていたのです。
ただ、『GⅠ３戦連続２着』という心理的バリアーを張ってしまい信号を軽視してしまった。
阪神大賞典と日経賞の鉄板◎とは明らかに違う◎。
短距離の方がレース中に色々なトラブルが起こりやすくミスをカバーする時間もないのでもっと柔軟に考えないといけないのに。

日曜のレースから見えたもの

予想でも８レースの１２００ｍは要チェックやで！と書きましたが非常に重要でしたね。
レースは外枠１６番シゲルセンムの逃げ切り勝ち。
外枠ですがかなり鋭角にインに切り込んでいて２００ｍ通過時点はすでに内にいました。
直線でも内ラチ沿いを進んでの逃げ切り。
５レースも直線で内ラチ沿いを走った馬が勝ち、内有利な傾向が見えました。
乾いて行く過程で内が伸びるってやつですよ。

８レースの注目は２着のニューアリオン（鮫島駿騎手）。
母父ブライアンズタイム系で以前の雨の中京不良馬場でも上り最速。
（着順関係なしに重馬場で上り最速を使っている馬は重馬場得意です）
母父タニノギムレットはブライアンズタイムｘグレイソヴリン系。
（ナランフレグの母はブライアンズタイムｘグレイソヴリン系）

ニューアリオンは外を走って差してきましたが他の馬は外でも伸びていませんでしたね。

そして９レース大寒桜賞がもう一つのカギになりました。
⑥と④が先頭争いをしてしまい、２２００ｍの重馬場なのに最初の６００ｍで３４.９秒という速いペースで自滅。
６００ｍ以降はペースを落としたが重馬場で最初に速く走るのは良馬場以上に体力を消耗するので巻き返し不可能。
（注：重馬場で大敗していても前半に暴走しての大敗は重馬場が苦手とは言えない）
レース結果も着差が大きくて３番手以降の馬もバテバテになったのがわかる。
こういうレースは欧州の重馬場で良く見るよね。
勝ったブラックブロッサムのスタミナは素晴らしいね。

以上５，８，９レースから内有利でペースが速くなると体力を大きく消耗するタフな馬場と言う事がわかりました。

そして高松宮記念では、外の馬はそのまま外を走っていると厳しい結果になると予想できた。
さらには、先頭争いが激しくなれば先行勢に厳しい流れになるだろう事も予想できた。
そしてGⅠなんだから皆いい位置を取りたい。
だからモズがいなくなっても速くなるんですよ。

頭をリセットしてから予想しなおさないといけなかったんですね。

１着　ナランフレグ

前走オーシャンSでは▲で２着。
極端な追い込み脚質を嫌って今回は無印にしました。
内の２番枠からどうやってレースをするのかという不安もありました。
内が良いのはわかっていたので渋滞するんじゃないかなと。
スタート直後はそんな感じが見て取れました。
３－４コーナーを周る時には内のラインは⑦④①⑬②と内の５番手。
しかし４コーナーで何故か①サリオスが外に向かい、⑬も前の⑦と④の間を突こうと少し外に移動。
見事に渋滞緩和ですｗ
⑬が間を突こうとしたのはわかります。
しかし①は何故に有利な内を捨てて外に行った？
前にいたのはレシステンシアなんだから追っかけていいのに。
あれが遅い馬で壁になる心配が合って外に出すのはわかるけど。
『意味不明騎乗オブヂイヤー』にノミネート決定です。

当日の傾向からサインは出ていた。
ただ、顕在意識をリセットできなかったので受け取れなかった＞＜

８レース２着の母父がナランフレグの母と似ている事や、９レースで見せた欧州みたいなタフな馬場。
『気になる馬達』で『この子の走り方は英愛の短距離を走らせてみたいと思う』と書いたのは何だったのか。

こういう事はけっこうある。

最近では中山牝馬S。
その前の１０レースで１６番枠のカワキタアジン（８番人気）がハナ差の４着。
外差しが効くじゃん！惜しい！って。
だったら中山牝馬Sで△⑯クリノプレミアムも１着まであるかもって考えないといけなかった。

くやしい

丸田騎手はホープフルSのラーグルフでも３着。
GⅠの騎乗機会は少ないけど侮れない。

欧州のスプリントGⅠに挑戦するべき。

２着　〇ロータスランド

惜しい２着。
間違ったことは何もしていない。
枠がもう少し内なら勝てていたかもしれない。
この枠で走れる一番いい所を走ったのだが内を走った馬にやられた。

３着　キルロード

オーシャンSでは〇で６着。
評価をしていた馬でした。
しかし、今回は気になる馬達でも名前すら触れず＞＜
血統も体重もクリアしているのに無視って…
『前が速い展開を先行勢の後ろからジワジワと伸びるのは得意だと思う』
オーシャンSの時にそう書きました。
ええ、前が速い展開で先行してジワジワ伸びましたよ＞＜

なんで無視したんでしょう？
だれか教えてくれませんか？
出馬表を見るたびに引っかかってはいたんですけど無視していた。
こういうところなんだよね。
潜在意識にもっと耳を傾けないといけない。

４着　▲トゥラヴェスーラ

なんの文句もない。
鼻出血はしょうがない。
どのタイミングで発症したのかはわからないが、鼻出血で息ができなくなるので止まる。
去年ドバイターフ１着のロードノースも去年は鼻出血だったが影響少なかった。

５着　△メイケイエール

ペースも速かったので流れに乗れたが直線で外を走らなければなかったのが響いた。
今回はどの馬にも迷惑をかけていないのでいい子いい子となでるべき。

６着　◎レシステンシア

横山武騎手のコメント
「結果を出せずすみません。単刀直入に言って、何で負けたんだろうという感じ。返し馬から雰囲気も良かった。変に合わせず、自分のペースで行けた。したい競馬はできたんですけど。初めての競馬で比較はできないんですけど、道中もスムーズでしたし、悪い馬場もこなしている馬ですからね。直線に向いたところで手応えがなかったです。海外帰りということもあるんでしょうか。前が残っていたので、自信はあったんですけどね」

結果的に前半６００ｍ３３.４秒と速すぎたのが敗因。
しかし、これは責められない。
８レースを見れば『逃げて内を走る』事が非常に大事だとわかるしそのために全力を尽くした。
体内時計なんてせいぜい１秒単位だし内前のいい位置を取ろうとダッシュしている時に、「あ、0.２秒速いから少しスピード落とそう」なんてできるわけないじゃん。
重馬場で３３.４秒は確かにオーバーペース。
しかしあのレース映像を見て、どこで、どうやってペースを落とせば良かったのかだれか理路整然と教えてくれませんかね？
確かにその後も１１.０秒で自滅の道を歩きました。
外は⑧にピッタリつかれて後ろに④がいて、あそこでどうやってペースを落とせと？
GⅠは甘くないというレース。

馬券的に

日曜は日本で４つ（阪神１１R、中山８R、中京５R、中山４R）、ドバイで４つ（ゴドルフィンマイル、ゴールドカップ、ターフ、シーマクラシック）の万馬券。
一日８つは自己最高記録かも。
これもコロナの副作用か？

ゴドルフィンマイルはバスラットレオンは無印でした。来るわけないと思っていました。でも、なんかひっかかって今回は心の声を聴いてみたら４連複で当たりました。

ステイフーリッシュは去年のSubjectivistと同じくアスコットのゴールドカップに進むべき！

これで６０１倍はウマウマ。シュネルマイスターはどうしたんでしょうね？

シーマは保険が当たり。個人的にグローリーヴェイズとステラヴェローチェに期待していました。非常にレベルの高いレースだったと思います。