エリザベス女王杯 気になる馬達

前置き

去年と同じく阪神2200mでの開催。
去年はノームコアがスタート良く、他の馬も手綱を抑えて行こうとしなかったために先頭に躍り出てしまいました><
前に馬を置けなかったノームコアは先頭に立って気分よく走り過ぎてしまい直線で沈没。
おかげで香港カップの馬券がとても美味しくなったのはまた別のお話。

勝ちタイム2分10秒3で1600m通過が1分35秒5、600m通過34.9秒というのは今年の京都記念(2分10秒4、1分35秒4、34.9秒)とほぼ同じ。

ただ、京都記念は前残りで去年のエリ女は外差しが決まった。
去年のエリ女に関しては1,2,3着馬が抜けて強かっただけだからそれを持って外差し馬場だったとも言えない。
3番手で進んだウインマリリンが4着に入っているように強ければ内の先行馬でも上位に食い込めた。
ホントにサラキアが今年も現役続行していればってねー、本格化して引退とかもったいなすぎた。

阪神 2200m

逃げ馬のロザムールがいて、レイパパレもいるので1000m60秒前後で流れてくれる。
ラスト800mからペースが上がって行く。
急激にではなくジワジワと上がって行く。
先週の阪神内回りはフラットな馬場だった。
今週は水、木と雨が降るのでその影響がどこまであるかを土曜に判断するべき。
柔らかくなって内が痛むかもしれない。

評価

1着
アカイトリノムスメ マリリンの調子が良くなさそうなので

2着候補
ウインキートス 
レイパパレ  この馬が目標になる

3着候補
ランブリングアレー 展開次第
ステラリア    スタート次第

応援
テルツェット 展開次第だからねー。頑張ってほしい。

掲示板候補
アカイイト、ソフトフルート、クラヴェル、ムジカ

ケガ馬
ウインマリリン

出走予定馬

アカイトリノムスメ
強い3歳世代で桜花賞4着、オークス2着、秋華賞1着は世代トップ
秋華賞の時計が遅のは直線で向かい風だったのも影響している。
映像を見てもラスト1ハロンは脚は動いているのにタイムが遅いなという印象を受ける
ラスト5ハロン12.0-11.5-11.3-12.3-12.9
800mスパートでL3で11.3秒と最高速に達して前が大きく失速したのもある。
つまり、気にするな!ってことだ。
好位で競馬できるので前のレイパパレ、ウインマリリンを見ながらレースできるのもプラス。
成績が安定しているのは気性面に問題がないのもある。
勝ち負けできる存在だ。

ウインマリリン
去年の強い3頭の後の4着は今年に期待させる内容だった。
それに応えて日経賞、オールカマー勝ち、天皇賞春5着と活躍。
前走のオールカマーでは斤量が1キロ軽かったがレイパパレにも先着。
当然、ここでも中心視したい一頭だが、、、
ご存じのように右肘(馬だと脚の付け根)の腫れが問題になっています。
写真は左からなので右肘を見づらいけどなんとなく腫れているように見える。
何と言っても天皇賞春の時と比べてしぼんでいるように見える。
これは腫れがあるから思うような調教ができていないからなのでは?
ウインマリリンは好きでオールカマーも〇でエリ女も〇か▲にしようと思っていた。
最終追切次第だけどこの馬体はマズい

レイパパレ
大阪杯と宝塚記念はこの馬の競馬ができたがオールカマーでは久しぶりもあっただろうが、同じタイプのウインマリリンにやられた。
2200mという距離もやはり少し長いのではないかと再確認。
今回もロザムール、ウインマリリン(力を出せるかわからないが)、ウインキートスに加えてシャムロックヒル、リュネルージュが先行争いに加わりそうだし、その後ろの好位にはアカイトリノムスメが控えている。
展開面でも分が悪そうだ。
2,3着候補

ランブリングアレー
オールカマーは休み明けもあったのだろうがポジション争いで後手を踏んだのも響いた。
ハイペースで前が大きく失速する展開が理想。
VM2着のようにトップレベルで通用するスピードもある。
騎手もその時の吉田騎手になるので展開次第では上位争い可能。
加速してからのストライドは大きい方なので勝負所で外に出せる枠がいいかな。

母父シンボリクリスエスといえば先週のオーソリティもそうでしたが、なんか東京競馬場が得意な印象。
活躍馬を上から見ていくとダービー馬レイデオロ、アルクトスもダートだけど東京で5勝、ミスパンテールは阪神中山京都で重賞勝ちだがVMで0.3秒差5着、ソーグリッタリングもエプソムカップ2年連続で馬券にきているしマジックキャッスルもオークス5着でVM3着。
そうかといって東京競馬場専用機ってわけでもない。
坂の有無に関係なく『スピードの持続力に優れていてタフな流れに強い』

デゼル
アヴニールセルタンの子で先行しては持ち味が出ない。
溜めてこその馬。
負けはしたがVMはあの乗り方でいいと思う。
府中牝馬は最初の3ハロン35.3秒とそこそこ流れたのに前で競馬して脚を溜めれなかったので参考外。
そういう点では武騎手が騎乗するのはこの馬の競馬ができるのでプラス。
それでも末脚に賭けるしかないので前が潰れるハイペースが必要になる。
又は迎春Sのように最初の3ハロンが38.8秒と遅くなって無理せずに好位を確保できる展開。
直線の長い外回りならばチャンスは大きかったと思う。

テルツェット
3/4ラヴズオンリーユー。
なんだろうな、別にラヴズオンリーミーのファンではないのだけどテルツェットもラヴズオンリーユーも走り方が好き。
安田記念はラスト200mでムチを入れるのをあきらめているのでデムーロ騎手がもう無理と判断したのであそこまで着順が下がった。
欧州では良くあることだし、デムーロ騎手も良くやります。
だから『負けすぎ』をあまり気にしてはいけない。
ただ、後方待機なので前が失速して潰れる展開でないとGⅠレベルでは厳しい。
そして前走は直線で上手く前が開いたが、基本は外で長くいい脚を使いたい。
馬体を見ると春までは上半身の力強さに比べてトモの肉付きが良くなかった。
母父ダンチヒ系なのにトモに肉がないのは残念だった。
それがトモに肉がついてきたように見える。
これはプラス材料でもう一つ上に行けそうな雰囲気が出てきた。

距離に関しては希望的観測で大丈夫かな
母父デインヒルダンサーは無事に走っていたらTrueshanとステイヤー最強を争っただろうSubjectivistをはじめ、英愛ダービー馬もいる。
ワイクク、サーカスマキシマスのようなマイラーもいるんだけどねw
精神面もよくなっているというのも距離延長にプラス。
デムーロ騎手が外に出しやすい枠で展開さえ向けば見せ場を作れる。

ウインキートス
オールカマーでも書きましたが、
『中山の1800m以上で好走しているゴールドシップ産駒は強い』
不安だった55キロも問題にせず2着と頑張りました。
2番枠で恵まれたのもあるし、グローリーヴェイズがマクッた影響で最後に失速したのもあるけど体軸がしっかりしたいい走りだった。
中間の調整も良さげなので期待できる。


ステラリア
このエリ女のもう一頭の3歳馬。
去年のエリ女も3歳牝馬のレベルはそれほど高くはなかったが4,6,7着と人気と同じかそれ以上に走っている。
それならば秋華賞を休み明けで6着したステラリアにも掲示板のチャンスは十分にある。
その秋華賞は2番枠からスタートで後手を踏んで後方からの競馬。
直線で外に出してファインルージュの後を追っていったが、脚色はファインルージュに劣っていた。
スタートが良くても4着までだったか。
その前のオークスは大外枠から先行して馬場の悪い内側でバテた。
ちぐはぐなレースが続いている。
忘れな草賞は桜花賞には及ばないながらも、そこそこいいレベルだと思うので、普通に中団でレースができれば掲示板に入る力はありそうだ。

シャムロックヒル
14ー1ー14ー1ー9と成績にムラがありすぎ。
こういう馬は前走の大敗は気にしない。
その前走は爪に不安があったためらしい。
最近の2勝は阪神の2000と2200mなのでこの舞台は合っている。
しかし、52,50キロでの勝利でもあったのでGⅠで56キロは厳しい。
先行なのでまさかの前残りがあるかもしれないので穴?
でも難しいな。


ロザムール
重馬場要員
逃げてしぶといがGⅡではさすがに厳しかったオールカマー。
今回もレースペースのカギを握るが馬券は難しい。


ソフトフルート
去年エリ女6着。
上位3頭は別格でそれに匹敵しそうな馬は今回はアカイトリノムスメ位なので4着ウインマリリンから0.2秒差は評価。
微妙に馬券に絡まないくらいに好走しそうな感じで掲示板候補。
アカイイト、ムジカ、クラヴェルと似たようなレベルの馬が多いので、この掲示板争いは非常に白熱した戦いになると思われる。

クラヴェル
近3走はGⅢで2,3,3着。
しかし、斤量が51、52キロと軽い。
それが一気に56キロは厳しいか。
成績向上と馬体重増が重なっているので力は確実に付けてきている。

アカイイト
ようやくGⅠに出てきた。
能力はあるのになかなか条件戦を勝ち上がれなくてヤキモキしていた馬。
前走は出遅れでいつも以上に後ろからで届くはずもないがいい脚は見せた。
ここは力試しだが最低限まともにスタートしてほしい。
狙いはこの次のレース。

ムジカ
比較的スローな流れで好走している。
今回はそんなにペースが遅くならないだろうから難しい。

リュネルージュ
なんで夏に北海道シリーズを走らせなかったんだろう?
洋芝得意だよね?
今年の中山金杯は大敗しているけど冬中山も悪くないと思う。

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