株:2月3日 マーケットアナライズマンデーの岡崎さんのお話:鈴木さんのおススメ銘柄 しまむら
このnoteは素人の妄想の垂れ流しであり、特定の商品の勧誘や売買の推奨等を目的としたものではなく、特定銘柄および株式市場全般の推奨や株価動向の上昇または下落を示唆するものでもなく、将来の運用成果または投資収益を示唆あるいは保証するものでもない。
最終的な投資決定は読者ご自身で判断するノス。
これまではレンジで38500を切ったら再び上昇していましたが、今回の下げはまだ底がわからないし、レンジの価格帯が下に移った可能性もある。
私もダブルインバースは1/3利確して、レバはまだ買っていません。
全ては2月7日のトランプ大統領と石破首相の会談にかかっています。
そこで関税を含めた日米関係がどうなるか。
今夜、石破首相はソフバの孫会長と会談して予習。
私の個人的な素人見解ではトランプ大統領と話が噛み合わないんじゃないかと危惧しています。
トランプ大統領は良くも悪くも決断力、リーダー力のある人間と馬が合う。
石破首相は…ねぇ…トランプ大統領をイライラさせそう。
関税発動!
1000円安、こんなもんでしょうね。
今回の特徴はカナダとメキシコに25%、中国に10%。
アメリカが輸入しているトップ3みたいなモノ。
(素人注釈:2023年の国別の輸入は1位メキシコ4752億ドル、2位中国4268億ドル、3位カナダ4186億ドル、4位ドイツ1592億ドル、5位日本1472億ドル、6位韓国1161億ドル、7位ベトナム1144億ドル)
カナダはアメリカからカナダへの輸出もけっこうある。
アメリカが2月1日に関税上げます!と言ったら向こうの報復をやります!と言った。
輸出入を差っ引けばアメリカの方が多いのですが、メカニズムを考えないといけない。
今朝のマーケットは日本は2.4%、オーストラリア1.7%、ニュージーランド1.5%。
±0.7%がサプライチェーンとしての日本。
半導体関連の下落もあるが、基本1.7%位の下落と見ていい。
今週のストラテジー
システム的に見ると、朝の下げはこれでもまだ甘い。
もっと突っ込まないと買えない。
モデル的にはまだ見送らざるを得ない。
まだ下げ切っていない。
そういう絵。
松尾アナさんは放送前に勇気をもって買いたいとおっしゃっていましたが、ここは勇気を振り絞る時ではない。
価格が下がっただけですから。
アメリカ目線で輸入に関税をかけるとどうなるか。
完全をかけると輸入が減る。
欲しいモノは欲しいと買う人はいるかもしれませんが、増えはしない。
輸入が減ると言う事は輸入と輸出の差っ引きで見ると貿易の黒字増える。
貿易の黒字が増えると言う事は通貨には強い。
ドルが上がる材料になる。
今回は取った関税は国民に還元すると言っている。
同時にカナダ、メキシコは報復関税をかけると言っている。
カナダとメキシコがとる関税がイーブンなら通貨にとってもニュートラル。
アメリカからの輸出も減るのでニュートラル。
若干アメリカの輸入の方が多いから、若干アメリカのドルの方が強くなっている。
貿易の収支はあまり変化がないような形になるのですが、取った関税を国民に還元するのは財政政策になる。
バラ撒きになる。
バラ撒きをした分だけアメリカの景気は強くなる。
カナダからの輸入が止まるとかありますが、アメリカの供給サイド、モノを作ったり工場を建てたりとかが変わらなければ、急に輸入が増えると、バイデン大統領の時もそうでしたが、お金がバラ撒かれると、今、人が余っていたり、工場が余っていたりすると、余っていた分が雇われてインフレにはならないのですが、物価上昇、金利上昇圧力になってしまう。
物価上昇、金利上昇圧力になって、これがまたドルには強い材料になる。
これが現状です。
この結果何が残るかと言えば、前回の2018年の時もそうなのですが、モノが入って来なくなるとか、金利が強含むとか、ドルが強含むとなると、短期的にはアメリカの景気を押し下げる効果が2018年の第4四半期にもみられる。
景気には短期的にはマイナスの影響で、貿易量は輸入と輸出の総量が減って、金利の上昇と通貨の上昇のこの2つが残ってしまう。
アメリカにとってはマクロ的に見ればろくなことはない。
ミクロ的に見ると、カナダから入ってくるのに負けていたアメリカ産のオレンジがおいしいよとかアメリカの工場でできた車を買ってくれとか、ミクロ的にはいい。
カナダにはもっといい事ありません。
アメリカが一番のお客様ですから、アメリカへの輸出が無くなるとマズい。
カナダのアメリカへの輸出は年間で4200億カナダドル(2023年)
カナダとメキシコも関税を上げるとなればカナダとメキシコも金利上昇になる。
これが世界に飛び火していけば世界の景気を蝕むことになる。
ここで日本株が一番下げているのは、最初にオープンしたからと言うのもありますし、これは買い材料ではなく売り材料だというのは間違いない。
先週までは『大丈夫、大丈夫、4万円だ!4万3千円だ!』と言っていた人たちがロングポジションを投げている。
ブン投げた結果が38460円。
ここから下があるかどうかは、日本経済への影響をどう見ていくか、と言う事になります。
アメリカと1対1の関係で見ると、アメリカが日本からの輸入は1472億ドルで日本への輸出は756億ドル
日本への関税よりも、カナダやメキシコで作っているモノがアメリカに行くので3国間の貿易が絡んでくるので、産業連関表とか使って複雑な計算しなければいけないが、ジリジリと効いてきちゃう。
アメリカの2018年第4四半期のGDPがゼロギリギリまで下がった。
その半年前から日本の鉱工業生産指数や日銀短観、大企業業況判断DIとかもピーク打っちゃって、後に内閣府が2018年が景気のピークでした。
その後はずーっと落ちていくと言う形になってしまうんですけど。
この絵がイメージできちゃう。
これで株価は下げてしまう、下げざるを得なくなってしまう。
38500で止まるのか、38000を切ってくるのか。
そこはこれから計算しないといけないでしょう。
ここで乗っかってくるのが企業業績です。
足元の企業業績が絶好調です!というのならこの関税問題も突っ返すことができるのですが、あんまりよくないですよ。
あんまりよくない上に日銀は利上げまでしてしまった。
利上げは景気にはあまり良くないので、『勇気を今出す必要はない』という話になってくる。
戦略的にはアメリカ株がどこまで影響を受けるのか様子を見ないといけない。
アメリカ株の戦略は今週は売りになる。
先週はNVIDIAの成長神話が突如として崩壊した。
ここまでずーっと続いていた利下げも終わってしまった。
利下げを期待した分が無くなってしまった。
そこに関税がいきなりやってきた。
報復関税も始まり、激しい国と国の打ち合いが始まりましたからいいことない。
いいことない中でムキになって買う必要はない。
下げてからなら買ってもいいのだが、アメリカ株は下げていないので今週はアメリカ株が下げて当然。
日本株に関しては42000円をつけてから6か月経ったのでその影響は落ち着きましたが、足元の業績が良くないのならここで無理する必要はない。
鈴木さん:内需系は小売りはインバウンド、ゼネコンを含めて良かった。
輸出系、外需系は直近ではあまり悪くないのだが、1-3月期や先々にかんしては非常に慎重に見ている。
だれも何も将来を明確に描けない。
出てきたところで対処すると言う状況。
決算で見ると先々が弱いと言う事で売られやすい。
どこまで下げるか?待つか?
今は様子を見なければいけない時。
日米の決算シーズンが半分過ぎるまで待った方がいいというのはタイミングの問題。
アメリカの雇用統計がマイナスになったらアウト。
1-3の経済見通しがマイナスになる事を考えなければいけない。
関税は掛けた瞬間から動く。
前回の中国との貿易戦争では1回目は半導体関連で300億ドルや400億ドルで25%、次は医療とかで最後は家具とか一切合切、1年かけて関税がかかっていく。
かかった瞬間にドーン!と下がってそこで止まる。
今回の関税引き上げ競争がどこで終止符を打つのかを見なければいけない。
日本株に関しては石破さんがどこまでちゃんと説明できるのか?
決裂して『じゃあ、お前のところも25%な!』と言われたらたまったもんじゃない。
そこまでは待たなければしょうがない。
ボラティリティも来週のSQまでは緊張が続いて30位はいくんじゃないか?
鈴木さんのおススメ銘柄
しまむら 8227
1995~2016年のデフレ期間に快進撃が進んだ。
前回のトランプ1.0で景気が大きく後退した、その前後3年間は利益が圧縮されて苦しんだ。
2020年まで苦しんだのですが、その間にしまむら2.0というような大変貌を遂げてそこかか成長が始まった。
完全デジタルに変えた。
しまむらはどちらかといえば『ダサい』というか、おばさま向けのお店であったのだが、外部(キティちゃんなど)とのコラボなどでどんどん若い層を取り込んでいる。
もともと自前主義。
物流、店舗設計、レイアウト、広告を自前でやっていたのを全てデジタル化。
好感度も上昇。
中高生の若い世代が買い物するようになった。
Everyday Low Price
再び店舗の拡張戦略を始めている。
今の12、1月が良さそうで目標の上方修正もありそう。

配当利回り2.14%
PER 16.2倍
PBR 1.33倍
増配余地があり増配期待もありそう。