東京新聞杯 サクラトゥジュールありがとうございます!
競馬は難しい。
こういうのは7人気を◎にして的中した時じゃないと負け惜しみにしか聞こえないのでちょっと言わせて。
競馬は難しい、というか『難しくてこそ競馬』
2000mのレースだとしてもその距離を最も速く走れる馬が勝てるとは限らないのが競馬。
競馬場が違えばコーナーのR半径も高低差も違うし、季節が違えば芝の状態も違う。
馬自身のバイオリズムや成長度もある。
馬を御す騎手も馬の力を引き出せるとは限らないし、事故も起こる。
ささいな事で0.1秒の差がつくし、0.5秒も負ければ弱いとか不条理に言われる。
久しぶりに1着になれば復活とか言われる。
馬はしっかりと走っていたけど舞台が整わずにいただけなのにね。
復活じゃないよ、その時が来ただけ。
今回の条件でその馬が力を出せるかどうか?
その判断をするにはレースを見ての有利不利、どういう条件でその馬が力を出せるのか出せないのか?
そして何頭か条件に合いそうな馬を選んで、今度は人気との兼ね合いがある。
条件に合っていても何が起こるかわからないのが競馬。
単勝2倍と20倍の馬の勝つ確率が人気ほど差がなければ20倍の馬に期待したい。
人気の馬にはそれを裏付ける強さがあり、その壁を乗り越えることが20倍の馬にできるのか!?
ちっぽけな自分がそびえたつ山を前にして挑むようなワクワクした気持ち。
このワクワクを忘れてはいけない。
株に割く時間が増えて投資的な思考に偏り始めて、競馬で少しリズムを崩してしまった。
その株でも『ワクワクする会社に期待する』のが重要というかリターンが大きい事にきづいた。
これからもワクワクを大事に競馬を続けていきます。
1着 ◎サクラトゥジュール
勝ち時計1分32秒1
12.0 - 11.0 - 11.4 - 11.7 - 11.7 - 11.4 - 11.3 - 11.6
去年と同じくウインカーネリアンが先頭を走ったが去年(1000m57.1秒)より遅い1000m通過57.8秒。
途中で11.7-11.7と緩んで最後の失速が0.3秒少なかったので後ろから追い込んでくる馬には厳しい展開になった。
内有利は予想通りでこの内ラチ沿いを確保できた馬が上位に入った。
サクラトゥジュールはスタートを決めて中団でいつもより気分を害さずに走れていた。
直線に入ってからもキング騎手のスペースを予測する動きが素晴らしい。
昨日のシュトルーベも慌てずに馬群の中をぬってきたし、オーストラリアの多頭数でもまれてきた騎手は違うなー。
難しい所のある馬で一度乗っていたのも大きかったね。
有利な枠から有利な内を走れた、まさにサクラトゥジュールにとって舞台が整ったレースでした。
2着 △ウインカーネリアン
三浦騎手のコメント
「ゲートを気を付けながら、自分の形で行きました。強い馬もいましたが、この馬ならと自信がありましたし、勝つことしか意識していませんでした。勝てなくて申し訳ありません。それでも、遠征帰りですが、馬の状態も良く、これだけやれるところは見せられたと思います」
フォトパドックでは少し皮膚が厚そうに見えたが大きな問題ではなかった模様。
リピーター。
3着 ホウオウビスケッツ
岩田父騎手のコメント
「進路取りに失敗しました。内を突けば2着はあったと思います。外に出した分、終いはダラッとしていました。力は通用します」
枠の並びを見れば、この馬の内側にはウインカーネリアンしかいなかったので内ラチ沿いを確保できる可能性がある事に気づけたのに。
失敗。
マインドユアビスケッツ産駒はダート的な先行しての粘り込みが身上。
前走の0.9秒差負けを気にしすぎてしまった。
あれは休み明けの影響だったのかな。
力はあるのは確かだが今回は有利な条件が揃った。
4着 アスクコンナモンダ
前走のキャピタルSは前有利な展開で重賞馬達を相手にいい脚を使えていた。
あれがフロックではないことを示した。
穴馬を持ってくる確率が低い横山武史騎手で上位に来るという事が実力のある証。
母がドイツ系で重馬場も大丈夫だし、馬場不問タイプか。
次のレースも期待したい。
5着 △マテンロウスカイ
1~4着馬とは違い外を走っての5着は評価できる。
前走の勝ち方は重賞で通用すると期待した力は見せてくれた。
まぁ、サクラトゥジュールとタイム差なしのレースもあったし、枠の差が大き過ぎた。
6着 ▲マスクトディーヴァ
岩田未来騎手のコメント
「残念な気持ちです。出遅れはリカバリーできましたが、負担を掛ける競馬になってしまいました。申し訳ありません。僕の責任です。また乗せていただけるようならリベンジしたい」
これはただの出遅れではなくて、JRAのHPでも下記のような記述があるように騎手にも少し責任があるんです。
内側からゲートを押しているとゲートがスムーズに開かない。
でも馬が暴れたら人間の力ではどうにもできない。
今日の内有利の馬場と中団から前有利の展開では出遅れた時点でノーチャンス。
問題はその後リカバリーしようとして道中ずーっと馬群の外で風を受けながら走らせてそれでも0.4秒差。
これは非常に強い走りをしました。
出遅れなければVMや安田記念で勝負になるレベルです。
7着 〇アヴェラーレ
なんで後方待機?
ちょっと残念な結果。
外枠だと去年の2,3着の位置取りをしないと無理ですからね。
でもこれで引退?
そりゃないよ…
サラキアの時も思ったけどクラブの規定どうにかならんかな?
あきらかにまだ賞金稼げるような馬は延期しようよ。