株:10月30日 マーケットプレスでの今中さんのお話(AMD、グーグルの決算)
このnoteは素人の妄想の垂れ流しであり、特定の商品の勧誘や売買の推奨等を目的としたものではなく、特定銘柄および株式市場全般の推奨や株価動向の上昇または下落を示唆するものでもなく、将来の運用成果または投資収益を示唆あるいは保証するものでもない。
最終的な投資決定は読者ご自身で判断するっス。
まとめ
AMDはNVIDIAには敵わない。
アップルの決算でアイフォンの売り上げ見通しに注目。
半導体製造装置メーカーにも関わる。
グーグルが設備投資を横這いで減らさなかった。
クラウドサービスが伸びていてMSもアマゾンも減らさないだろう。
生成AI業界にはいいニュース。
グーグルの広告の利益率良かった。
おそらくメタもアマゾンもいいだろう。
メタなどでも広告の数字が良ければ景気が良い証拠にもなる。
マーケットプレスでの今中さんのお話
(アメリカは金利が上昇する中でナスダック総合指数が最高値更新。
この状況をどうご覧になりますか?)
金利が上昇すると成長期待の高いITと半導体に物色が集中してきている。
金利が低下している局面では物色の対象がもっと広くなるという期待があった。
また金利が上がってると、成長率の高いITや半導体の大手になる。
それが日本のマーケットにも反映されている。
トランプ政権が成立すると金利が更に上がるので住宅は難しい。
それに対抗できる成長期待となるとITと半導体の大手で、それがアメリカの経済政策とも合っている。
トランプ政権になれば色んな混乱が出てくる。
グローバルに活躍しているITと半導体の方が安心できる。
(AMDの決算はどうご覧になりましたか?)
思ったほど伸びませんでした。
特にサーバー向けが今一つ伸びていない。
AI半導体をおそらく値引き販売している。
これが全体のグロスマージン、サーバー部門の営業利益率が今一つ伸びなかった原因になっている。
AI半導体の大口ユーザーはクラウドサービスとサーバーメーカー。
サーバーメーカーも最終顧客はクラウドサービスや大手のIT企業。
彼らはNVIDIAのブラックウェルを調達したい。
NVIDIAは2026年に新型のRUBINを出してくるが、そのためにもNVIDIAのブラックウェルを調達しておきたい。
NVIDIAに一極集中するのも問題なのでAMDにも発注するが、主力はNVIDIAになる。
AMDがNVIDIAに追い付く事はもうありません。
NVIDIAが大きなポカをして自滅しない限りAMDは追い付けない。
今回の決算を見て、AMDは正直言って割高ですね。
NVIDIAは成長性に対してハッキリと割安。
AMDはNVIDIAのシェアを食っていくか?と期待されたが、今回の決算をみれば今一つ伸びがない。
サーバー系のGPUを値引き販売せざるを得ない状況。
AMDは来年3ナノの新型GPUを出すと言っているが、今回の7-9月期の決算だけを見るとパッとしない。
追い付くことは最初からなかったのだが、『妙な期待』をしていた人たちがいた。
出発点から規模が違い過ぎる。
(素人注釈:GPUと生成AIに対しての取り組む熱量が違う。
特にCUDA(GPU向けの汎用並列コンピューティングプラットフォームおよびプログラミングモデル)の存在がデカい。
独占禁止法で問題視されているのもこのCUDA。
他社のGPUでも「コードを再コンパイルする」「翻訳レイヤーを使用する」などで使おうと思えば使えるらしいが、NVIDIAのGPUに最適化されているのでよほどの理由(価格など)が無い限りNVIDIA製を使う。
さらにNVIDIAはAMDよりもNVIDIAのGPUを使う企業への開発支援を行っている。
スタートアップ企業から大企業まで、ありとあらゆる産業での生成AIの活用法に取り組んでいる。
この違いはAMDとNVIDIAのHPを見比べれば一目瞭然)
(グーグルは決算後に株価上昇)
クラウドサービスが非常に良く伸びている。
検索広告が順調に伸びていて利益率が上がってきている。
全体の利益率も上がっている。
3か月前の決算発表では設備投資を見直すと言っていたが、ほぼ横ばい。
一年前に比べてグーグルクラウドの売り上げが30%以上伸びている。
なので、これだけ伸びていれば設備投資は減らせない。
設備投資を見直すと言っていたグーグルが横ばいと言う事は、他のマイクロソフト、アマゾンなども設備投資を減らす事はない。
AI半導体市場にとっても、ハイパースケイラーにとってもプラス。
3か月前のグーグルの決算はパッとしなかった。
今回は広告部門が特に立ち直ってきた。
(今日はメタの決算)
広告は景気敏感なのでメタがどれだけ伸びているか気になる。
グーグルは利益率が上がった。
景気が良くなると広告は利益率が上がる。
伸びも大きくなるし、利益率も上がる。
アメリカの景気を知るためにもフェイスブックやアマゾンの広告の伸びがどうなっているかは重要。
グーグルの決算からはおそらくいいだろう。
(メタはNVIDIAの半導体を大量に購入して新たなビジネスを作り上げようとしている)
その原資になっているのは広告からくる営業利益率約50%の非常に採算の大きい公告ビジネス。
メタは広告のデザインのための生成AIを無償で貸し出している。
メタは生成AIを使って同ビジネスするかの一つの成功例。
事業者もメタも儲かる非常に効率のいい成功例。
生成AIはバブルだとかいうおかしな議論があるのですが、メタや大手クラウドサービスの事業を見る限り、バブルでも何でもない。
非常に堅実で生産性の高いビジネス。
アップルはアイフォンがどれだけ売れているか。
IDCが出している7-9月期のアイフォンの販売台数は前年比で3.5%増
ただ、アップルは年初から中国で値引き販売をしている。
金額ベースでどの位伸びているかが焦点。
この伸びが無ければ来年本格化する2ナノの投資が不安になってくる。
2ナノの投資が3か月、半年前に予想していたよりも大きな投資にならないかもしれない。
最初は保守的な投資になって、アイフォンがまた売れ始めれば大きな投資になっていく。
ここは半導体製造装置の需要に影響が出る。
ASMLの受注が大幅に減ったという背景にあるのがスマホとPCに対して半導体メーカー強気になれなかったから。
スマホ=アイフォンです。
アイフォンの売り上げから半導体メーカーが強気になれなかった。
アップルの決算を見ないと見通しを建てられない。
会社が10月以降のアイフォンの売れ行きに対してどういう見方をしているのかを確認したい。
(ディスコに関して)
生成AIで第2の大型投資がいずれくるがその手前で中だるみになりそうだと会社側は以前から言っているが、中だるみになっても生成AIの高成長は続きます。
今中さんはパワー半導体向けの下方修正を折り込んで株価目標は53000を維持したが、買っておいていいと思う。
生成AIで使う切削装置の単価がエライ上がっている。
ウエハを削るグラインダーが約一億円。
生成AIだと4~5億円になる。
採算が全然違うのでディスコは中長期で買っておいていい。