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共同通信杯 2025 気になる馬達


過去12回の良馬場共同通信杯の傾向

1人気がわずか1勝。

1着は1~4人気から出ている。
上位4人気の複勝率は高い。

3連単は1着4人気まで、2着6人気まで、3着10人気までの160点買いでほぼ当たりそう。

1枠で馬券になったのは全て3人気以内の馬。
1枠で3人気以内で馬券にならなかったのは1頭だけでそれも4着。
1枠の3人気以内の馬は買い

面白いのが1~3人気の馬は内有利で4人気以下の馬は4~7枠で成績がいい。

1~3人気
4人気以下

前走未勝利組は3着以内なし><

評価

勝ち負け
リトルジャイアンツ

2着候補
マスカレードボール
カラマティアノス
ワンモアスマイル

3着候補
ネブラディスク
レッドキングリー 瞬発力勝負はベストではない

馬達

レッドキングリー

サートゥルナーリアxスマートストライクxヌレイエフ系
キンカメ系で母系に活躍馬〇

スマートストライク産駒は2009年にブレイクランアウトが共同通信杯を勝っている。

キンカメ系xスマートストライクはスターズオンアースがいる。
あの馬は母母のドイツ系の瞬発力もあったが、基本はアメリカ血統らしい高速の持続力が持ち味。

新馬は東京2000m
好スタートから先行するも前半は手綱をガッツリおさえていた。
レースのラスト3ハロン11.3-11.3-11.2は加速ラップでコレを差したのは大きく評価できる。
前脚の大きく伸ばしてまだまだ良くなりそうな印象。

東スポ2歳Sでも好スタートから2番手。
先頭を走ったサトノシャイニングをしっかり壁にした。
レースのラスト3ハロン11.3-10.9-11.2
全く不利はなかったが瞬発力勝負で少し劣った。
特に壁にしていたサトノシャイニングを抜けなかったのは痛かった。

ルメール騎手のコメント
「メンタルが甘く、自分でプレッシャーをかけています。それでもゴールまで、モタれずに伸びていました。シュッと切れる感じではありませんが、トビが大きく長く脚を使います。距離は1800~2000mくらいでしょうか。もう少し落ち着いてくれると良いです」

サトノシャイニングがきさらぎ賞を完勝した(ように見えた)のでレッドキングリーの評価も上がるが、最高速では劣る馬。
共同通信杯は少頭数のスローペースからラスト600m勝負になりやすい。
ラスト3ハロンは32.5~33.5秒のレンジでの最高速勝負になる。

瞬発力勝負ではレッドキングリーは向いているとは言えない。
これまでのレースでは先行していても抑えている。
どちらかと言えばアメリカ血統らしく速いペースで走らせた方がこの馬の良さは出ると思う。
決め手勝負ではなく、時計勝負に持ち込めばいい。
陣営がどういう判断をするか。

マスカレードボール

ドゥラメンテxディープインパクトxホワイトマズル
キンカメ系で母系に活躍馬〇
母内リファールのクロスが粘り強い末脚

新馬は新潟1600m。
中団から直線で抜け出した。
上がり1位で2位に0.4差。
2着はマイネルチケット。

アイビーSは去年の秋東京の2歳で一番速い時計。
上がり1位で2位に0.5差。
11.8-11.3-11.2と加速ラップ締めも〇

ホープフルSは中山の難しさが出た。
大外枠から後方待機したのは良いが、ペースアップした時に多頭数の後方で動けなかった。
さらに4コーナーでもアスクシュタインの斜行に対して安全策をとりスピードアップできなかった。

力を出し切れなかった結果の1.2秒差負け。

今回は東京競馬場だし、少頭数で前との差も大きくない位置で競馬をするだろう。
好位からの長い直線での瞬発力勝負なら強い。

ネブラディスク

ドゥラメンテx(ベーリングxサドラーズウェルズ)xミルリーフ系
リスグラシューの半弟

新馬は京都の2000m
スタートは普通で外側で前に馬を置けた。
サドラーズウェルズ持ちらしい上半身の強い走りで直線に入ってのピッチが力強い。
馬場不問型。
ラスト11.8-11.2の加速ラップも良い。
ギアチェンジは速いが長い直線での後半でストライド型に負けそう。
安定してどの競馬場でも好走するが、東京では最高速に秀でた馬に負けそう。

姉同様に体幹がしっかりしてからの方がいいかも。

サトノカルナバル

キタサンx(ミスプロxニジンスキー)xブラッシンググルームxヌレイエフ

母父母はニジンスキーxフォルリでスペシャル牝系ノーザンダンサーの1頭。
ヌレイエフとスペシャル牝系ノーザンダンサーのクロスを作る。
リファール、ボールドルーラー、ワイルドリスクとキタサン内の血とクロス。

新馬は圧勝だがそのメンバーで勝ち上がりなし△
函館2歳Sは外3列目先頭で勝利し、あのメンバーでは格の違いを見せた。
函館2歳Sのメンバーはそれほど悪くない。
ただ、距離が長くなって良くなるか?と言う疑問はある。
BC2歳ターフは内ラチ沿いを先行するも直線は失速。
離されていく一方で距離延長は良くないと思う。

活路を見出すのなら後方待機でラスト400mまで我慢するとか?

リトルジャイアンツ

(ディープインパクト系xミスプロ系xサドラー)x(サンデーxカーリアン)
母内にグレイソブリンとプリンスリーギフト系あり

父は京都巧者で母にプリンスリーギフト系あるので京都は得意だろう。

今回のメンバーで2000mの持ち時計1番。
しかも2000mを4回も走っている。
使いつつ、馬体重もしっかりと増やしながら成績を上げているのは大変好感できる。

村田師のコメント
「中2週だけど、疲れはない。葉牡丹賞のあとの方が疲れていたぐらいで、前回よりも状態はいい。試金石の一戦。頑張ってほしい」

言葉通り、この中間も坂路で速い時計を出している。
現時点での充実ぶりは一番ではないか。
勝てると思う。

若竹賞は上り1位で2位に0.8秒差をつけた。
ダノンミッションらそこそこのメンバーが揃っていた。
東スポ2歳Sで1.6秒差負けのニシノイストワールが0.5秒差だったのも評価が低い原因か。
東スポ2歳Sでのニシノイストワールは外枠から外で壁を作れずに大外をずーっと壁無しに走っていた。
上がりの比較では東スポ2歳Sではクロワデュノールと1.4秒で若竹賞ではリトルジャイアンツと1.6秒。

10月の東京の2000mでは3-4コーナーで外を壁無しで上がって行って上り1位勝ち

大きなストライドで前脚を叩きつけて反発力を得る高速馬場向きの走り。
春のトランポリン東京はこの馬に合うよ。
442キロだけど四肢が良く伸びるので大きく見せる。

葉牡丹賞でも上り1位で2位に0.6差。
開幕週の中山で残り600mで最後方から大外を周って追い込んで0.0差3着。
ゲルチュタールが京成杯で大きく負けているけどあれは仕上がりどうなのよ?
ちょっと腑に落ちない。

カラマティアノス

レイデオロxハーツクライxグレイソヴリン系
キンカメ系で母に活躍馬
母内にグレイソブリンのクロスあり、東京良さそう。

新馬は新潟の直線で前壁で外に出すのが遅れた。
ディアナザール(ベゴニア賞勝ち)にも劣らない馬。
2戦目の中山でも仕掛けが遅れて勝てず><
3戦目の東京でようやく差し切り勝ち。

中京のこうきやま賞1600mではスタート後は落ち着いて後方待機。
向こう正面で先行集団に追い付いた。
この時、外側でなく、内側で空気抵抗を抑えられたので上がって行ってもスタミナの消耗を抑えられた。
ラスト400mを11.0-11.3を2馬身差後方から差し切った。

レース展開のせいで勝ち上がりが遅れたが能力は低くない。
追い切りでもウッドで自己ベスト更新しており、驚かせてくれるかもしれない。

ショウナンマクベス

リオンディーズxフジキセキxトニービン

新馬で東京1600m逃げ切り勝ち
札幌2歳Sは洋芝の重馬場でx
東京2000mで先行して勝利もレベル低い
ホープフルSは内枠で先行という有利な競馬で負け

ワンモアスマイル

B&Mxディープインパクトxファルブラヴ

新馬は東京1800mで先行しモンドデラモーレ(ジュニアC2着)に負けた。
ワンモアスマイルは外2列目の先頭でモンドデラモーレは内の前から2番目で壁がありしっかり脚を溜められたのでモンドの方が有利。
負けて強し。

2戦目の小倉1800mをマクって楽勝。
上がり1位で2位に0.9差。

野路菊Sでは逃げてエリキング&ジョバンニに差された。
これは相手が強かった。
上がりで0.7~0.8差付けられた。

紫菊賞でも阪神JF2着のビップデイジ―に差されて2着。

エリカ賞では先行せずに差す競馬を試してナグルファルに0.7秒差の2着><

善戦マン
2歳GⅠの2着2頭やレベル高いジュニアCの2着など強い相手の2,3着している。
こういう馬は買うべき。
先行して平均的な持続ラップを刻んだ方が持ち味は生きると思う。






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