安田記念 2024 ロマンティックウォーリアーおめでとうございます
勝ち時計 1分32秒3
レースラップ
12.1 - 11.0 - 11.4 - 11.9 - 12.0 - 11.3 - 11.2 - 11.4
雨が降って稍重継続になり時計のかかる馬場。
この馬場で有利になったのがロマンティックウォーリアーとナミュール。
春東京の1分31秒前半の高速決着にはついて行けないが、馬場の反発力が少ない洋芝ですこぶる強い馬。
1着 ロマンティックウォーリアー
勝たれてしまった…
香港では日本馬に立ちふさがる大きな壁だったがまさか東京のマイルでも勝ってしまうとは…
宝塚記念を回避してくれるのは慈悲なのか…
悔しい。
発汗も見られましたが馬場入り以降でだんだんとテンションが上がって行ったのでしょう。
パドックから発汗がヒドイのは問題だけどこういうのはOK
好スタートから簡単に前に出てきた⑪ウインカーネリアンの後ろを取れた。
マクドナルド騎手はちゃんと左右をなんども確認して位置関係を把握していた。
9レースでやや速いペースを差して届かずの2着だったので外2列目の2番手というポジションは良かった。
直線に入ってからは外3列目先頭の⑫フィアスプライドの後ろに。
そして残り400mを過ぎて⑫が内に移動してくれたので苦労せずに進路が開いた。
なんていうか坂井騎手ナイスアシスト!?
強い馬にこんなにスムーズで楽なレースをされたらそりゃー勝ってしまうよね。
坂井騎手は9レースで内が良かったのを知っていたから内に行くのはわからないでもないけど。
あのまま真っすぐ走っていたらロマンティックウォーリアーももう少し苦労したんだけどな。
マクドナルド騎手のコメント
「ベストを尽くしてくれたと思います。大変いいスタートを切りました。難しいレースだと思いますし、優秀な馬と騎手が参戦しているなかで、勝てたのは大きな名誉です。ベリーベリースペシャル」
2着 ナミュール
今回もスタートで後ろ重心になってしまったが、VMほどは遅れなかった。すかさずポジションを取りに行ったのは好判断でさすが。
両隣の馬が前に行ってくれたからスペースがあったのも良かった。
両脇の馬が差し馬だったら前に行けなかった。
3コーナーまでに⑯エルトンバローズも内に入り、ナミュールの外が空いた、周りにフリースペースができて気分よく走れた。
⑩ソウルラッシュをマークするようについて行き、4コーナー出口でスムーズに外に出した。
スムーズに走れて上り最速32.9秒でソウルラッシュを差せたが勝ち馬には届かなかった。
今日の芝レースでは差し馬に厳しそうな馬場だったが、良馬場の高速馬場よりはナミュールに向いていたようだ。
追切の動きも前走前より軽快で良かったが、雨も味方した。
2,3着が今の日本のマイルの2トップ。
それでも届かない香港の壁。
ぐやじい
武騎手のコメント
「レース前から前走より活気があっていいレースをしてくれました。惜しかった、残念、悔しい」
3着 △ソウルラッシュ
好スタートからロマンティックウォーリアーの斜め後ろでマークする絶好の位置取り。
外3列目で⑮ヴォイッジバブルの後ろ。
直線に入ってから⑮と⑱ダノンスコーピオンの間が空いて不利なく追い出せた。
力を出し切れたが3着まで。
今回は状態も良かったし、不利の無いレースもできた。
モレイラ騎手のコメント
「レース前から馬の具合がよく、とてもいい仕上がりでした。いいスタートを切れていいポジションを取れました。勝負にいったぶん、最後の最後で脚いろが鈍ってしまいました」
4着 ◎ガイアフォース
まず④ジオグリフに前に出られてしまったのが良くなかった。
それでも内の前から3番目はいい位置。
上位3頭との差は直線で全力を出せたかどうか。
上位3頭は直線に入ってから不利なく走れている。
ガイアフォースは内で進路を探している間に残り200mに。
去年も似たようなレースしたなぁ。
レースで力を出し切るって難しいね。
長岡騎手のコメント
「もう少し速くさばけていれば良かったんですが。でも勝ち馬の後ろで競馬して、(前が)開いてからも良く脚を使ってくれています。勝ちたかったんですけどね。悔しいです」
5着 〇セリフォス
スタートは良かったが位置取りは後ろになった。
ナミュールよりも2馬身後ろはさすがに後ろ過ぎないか?
4コーナーからナミュールの後ろに続く形で追い込むも届かず。
上り2位で33.0秒を使えているので馬場が合わなかったわけではない。
重馬場が苦手な馬は重馬場で速い上がりを使えない。
ただ単に、今日の馬場では位置取りが後ろ過ぎた。
川田騎手のコメント
「素晴らしい具合でレースを迎えられました。馬場が乾いていれば具合にふさわしい走りができると思いますが、やはりどうしても渋ると苦手なので。それでもよくここまできてくれたなと思います」
6着 ジオグリフ
スタート良く内の前から2番目という絶好の位置をゲット。
地力のある所を見せたがそこまで。
この馬も直線で微妙に進路なかった。
北村宏騎手のコメント
「取りたい位置が取れてレースができました。最後だけもう少し早く進路が開けば良かったですね。反応は良かったですし、マイルは合っていると思います」
7着 △フィアスプライド
積極的に前を取りに行ったが外3列目先頭になってしまった。
この馬が直線で内に移動せずにまっすぐに走っていればガイアフォースにも進路があったかもしれない。
逆にロマンティックウォーリアーが進路を取るのに苦労しただろう。
今日のレースのカギを動きをした。
坂井騎手のコメント
「一番欲しいポジションが取れ、道中はいい感じに運べました。反応もしてくれましたが、牡馬の一線級相手ですからね。力を出してくれたと思います」
9着 △ステラヴェローチェ
積極的な位置取りをしてくれたが、外4列目先頭という不利な位置になってしまった。
須貝調教師のコメント
「横山典騎手は〝内に入りたかったが、外枠から外を回ったのが響いた〟と言っていました。前に壁を置けなかった分、はじけ切れませんでしたが、よくファイトしてくれています」
14着 ▲ウインカーネリアン
⑥ドーブネが行ったのでスタート良くなかったウインカーネリアンは2列目の先頭に控えた。
⑥はこの日の馬場傾向も考えて先手を取ろうと思ったのだろう。
それでもウインカーネリアンがここまで負けるのは中盤で緩んでラスト3ハロン勝負になってしまったからだろう。
東京新聞杯でのように中間も緩まないラップの方がこの馬のリズムに合っている。
その点で先手を取って自分のペースでレースを進められなかったのは痛かった。
三浦騎手のコメント
「返し馬から元気があり過ぎてゲート内の態勢が悪く、トモを滑らせてしまいました。二の脚がついてあの位置で運べましたが、この馬には難しい展開になりましたね。よく頑張っているのですが」