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株:1月6日 マーケットアナライズマンデーの岡崎さんのお話と鈴木さんのおススメ銘柄

このnoteは素人の妄想の垂れ流しであり、特定の商品の勧誘や売買の推奨等を目的としたものではなく、特定銘柄および株式市場全般の推奨や株価動向の上昇または下落を示唆するものでもなく、将来の運用成果または投資収益を示唆あるいは保証するものでもない。
最終的な投資決定は読者ご自身で判断するっス。


前置き

月曜の朝にいきなり500円安ですが、お休みの間の海外市場のレンジの中にいる。
これを逸脱しなければ問題ないのだが、逸脱するケースも考えなければいけないので今週はそのあたりから戦略を考えないといけない。

今週のストラテジー

今週は1月のSQがある。
軽い踏み上げ相場がすでにあった1月限月。
39000~40000円が踏まれた。
26,27日と株価上昇して今はその打ち返し。
上に踏みあがった分だけスルっと落ち始めると大きく落ちてしまう。
40000まで落ちると39500まで、39500を切ると39000までと節目節目の所までオプションのストライクがあるところまで日経平均は下げやすい。
39000まであってもおかしくない相場。

上を一旦やってしまったので今週は下の方が取りやすい。
もうすでに売りで儲けているのでこれ以上したがあるのか?とも思いますが、1週間ではまだもう少し下を考えておいた方がいい。

1か月単位では雇用統計を確認してからの方がいい。
確認してからだと安い所で買えなかったぞ!というのは良くある事ですが、なにせ年初なので、年初は2つの意味で考えなきゃいけない。

1つ目は1月効果。
アメリカ株の場合は1月が良いと3~6か月調子いい。
1~2%の上昇だとわかりませんが、1月に4~6%上がればあとは放っておいても大丈夫みたいな。
逆に5%位下がると3か月くらいマズいぞという、そんなジンクスがある。

2つ目は大統領が替わる。
1月20日に第一声に何を持ってくるか?というのがある。
いきなり1月にデカい失敗をすると残りの11か月しんどいのでここは慎重に入りたい。

あとは雇用統計。
ここから先の雇用統計は失業率と賃金の関係。
ここまでは失業率が3.4%から4.2%(ピークでは4.3%)まで上がってきて賃金が少し下がってきた。
これはあるべき姿。
景気が少し悪くなっている、金利の引き上げ効果が効いている、アメリカの総需要(消費と投資)が小さくなってきている兆し。
このパターンの時はとりあえず軟着陸に向かっていると考えていいんですが、今、心配されているのは失業率も賃金も上がると言うスタグフレーション型のケース

失業率が下がる、賃金が上がると言うパターンは景気がいい。

いろんな組み合わせがあるのですが、株式の投資家が何を見ていればいいのかと言うと、賃金です。

賃金がハッキリと下がってくる時は株は良くないです。

失業率が上がっても賃金や物価が下がらなければ企業は利益が出る。
物価が上昇していれば販売価格をまだまだ上乗せできるので安売りしなくていい。

『安売りしなくて失業率が高い』と言うのは、安くていい人材が得られるし、リストラしても世間体には問題ない。
企業にとっては物価が下がりすぎないことが大事。
物価の裏には賃金がありますから、賃金が下がって行けばコレ本当に大丈夫か?と。
本当に大丈夫か景気は?となり、株に悪い。

株は失業率が上がっても大丈夫。
むしろ物価が下がって安売りしないと儲かりませんとか、在庫一掃セールしなければいけないとか縮小型が株には一番苦手な嫌なパターン。

今週発表される12月分の失業率は4.2%で変わらずで、時間当たり賃金は4%あたりと見ています。

時間当たり賃金の推移

失業率が上がってくればFRBがまた利下げするぞと、株はこれくらいヘッチャラだといいとこどりをしてくる。
しかし、時間当たり賃金が下がってくると『これは本格的に不況パターンに入ってきたのか?』と思う。

皆さんが思っている単純化された絵とはちょっと違う絵が金曜から始まると思っています。

12月のFOMCの予想では今年は8回のFOMCで2回しか利下げがない。
今年はFOMC4回に1回しか利下げがない。

今までは『利下げ前提で株が強い』だったのですが、今年は『今回は利下げしないのね残念』と売られるケースもある。

なのでアメリカ株に関してはなかなかに厳しい3か月になるのではないかと見ている。
トランプさんが『黙って俺についてこい(ドン!)』と言ってもついて行かないんじゃないか?
日本株も同じだと思います。

日本株に関しては利上げをしない時間が長ければ長いほど後になっていい事が待っているかなと。
利上げをしない期間が長いほど株式市場にマグマ(入ってくるお金)が溜まっていく。
早く利上げすると株式市場にお金が入ってきませんから。

利上げを推奨するエコノミストがいたらとっちめてくださいwww

辰巳天井と言う言葉がありますが、12年に一度、データ分析的には5回しかないので信用してはいけない。




鈴木さんのおススメ銘柄

今回の年末年始には大きなニュースが出てこなかった。
最後の最後にバイデン大統領からUSスティールの買収禁止令が出たが、それくらい。
年は明けたけどまだ新しい年は始まっていない。
1月20日の大統領就任式から新しい展開が始まるのではないか。
世界中がまだ様子見だと言う事がわかったお正月休み。

USスティールのCEOも従業員も賛成していた案件が覆された。
全米自動車労組だけが反対している。
ファーウェイの時から散々強権を発動してきた対米外国投資委員会(CFIUS)ですら意見は半々で判断できないと言う事をバイデン大統領の政治的判断と言うか一存で覆した。

バイデン政権の4年間は振り返ってみればトランプ1.0を引きづって、今やトランプ2.0を引きづっている。
アメリカ家族計画を含めた200兆円の財政出動。
アフガンから緊急撤退して中東に空白地帯を作った事でロシアがウクライナ侵攻。
そして今回もトランプ2.0を意識したような決定。
常にどっか間違えてしまっているような、正しくない判断を下し続けた4年間。

東レ 3402

今年2025年、1年間かけて注目していきたい銘柄の筆頭株。
史上最高益更新。
事業利益が6割増えて791億円。
通期業績を1350から1450億円に上方修正。
これで4割増益、最高益更新。
PBRは0.9倍くらいでROEも5%と低い。
最高益を更新してROE5%というのはやはり物足りない。

昨年末にトヨタがROEを11%から20%に引き上げると発表した。
11%は日本基準だと悪くないのだがこれをグローバル基準に持っていくと。

そうなるとROE5%の東レはますます物足りない。
なのでこれを解消する動きが出てくる。
昨年11月の決算では1億5千万株(発行株数の10%近い)の自社株買いを発表。

東レのIRから

利益を上げて、自己資本を圧縮すると言う動きが強まって行きます。

売上の4割が繊維。
残りの4割が樹脂、フィルムが凄く伸びている。
10%が炭素繊維。
航空機や風力発電の大きなブレード向けに伸びている。

線維では日本人には欠かせないヒートテック。
ヒートテックには3種類あって普通、極暖、超極暖。
ヒートテックは肌着で汗を吸って発熱するので直接着ないといけない。
ユニクロの快進撃は東レが支えていると言ってもいいくらい。

他にもエアリズムなど東レとユニクロが共同で開発したような製品でスゴク伸びている。

繊維部門

東レは逆浸透膜を使った海水の淡水化が有名。
固体高分子の技術を使って、水素を作る時の電解質膜で東レがNo.1。
水素発生装置ではカナデビアが強いのですがその中に入っている技術。

光通信でも東レの転写技術が必要になってくる。

3つも4つも将来的に有望な技術を抱えている。
最高益更新でROEが低いと言う事では今年の東レの株価の変貌に注目していきたいなと。


(今年も自社株買いの傾向は続くのか?)

新しい投資案件がないから自社株買いをしている。
本来ならば、設備投資をして、工場を作って人を雇って製品をどんどん世に送り出していく、あるいは新たなM&Aをするべき。





















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