クイーンアンS 2023 気になる馬達
クイーンアンS
4歳以上の直線マイルGⅠ
1着賞金約7400万円(ポンド174円)
ここ3年はサーカスマキシマス、パレスピア、バーイードと一番人気が優勝。
サーカスマキシマスとパレスピアは前年の3歳でアスコットのセントジェームスパレス(3歳右回りGⅠ)を勝ち、バーイードは3歳でQWⅡ(アスコット直線マイルGⅠ)を勝っているように3頭ともアスコットのマイルGⅠ馬。
今年の出走予定馬の中で去年3歳でアスコットマイルGⅠ実績があるのは、インスパイラル(コロネーションカップ3歳牝馬GⅠ勝ち)、モダンゲームズ(QEⅡ2着)
アスコットの天気
イギリスの6月の最低最高気温の平均は11~21度。
札幌の13~22度と比べればなんとなく涼しさがイメージできるんじゃないでしょうか。
洋芝に向いた気候なのですが、去年は7月に観測史上初めて40度を超えるなどイギリスも気候変動の影響を受けているようです。
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ロイヤルアスコットは6月20~23日の4日間開催ですが暖かい、いや涼しさに慣れたイギリス人にとっては暑い夏のような気温。
これまでは雨も少なく馬場も乾燥しています。
9.6ミリの雨が降ったようで下のゴーイングよりも柔らかい馬場になりそうです。
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アスコット競馬場 直線マイル
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日本では見られない最初から最後まで上り坂のコース。
高低差は20m。
トレセンならある程度の坂路コースは日本にもある。
天栄が高低差36mの全長900m。
山元が高低差33mの全長900m。
ダーレーキャッスルパークが高低差44mの全長1200m。
しかしマイルの長さの坂路コースは日本の競馬場には存在しない。
日本の馬が苦手にするコース。
去年の阪神JFの時にも述べたが、今年の3歳牝馬はリバティアイランドを始めトモの下側と下腿部の筋肉が目立つ馬が多く、上り坂で良さそうな馬が多いので育成も少しづつ変わってきているので近い将来には好走する馬がでてくるかもしれないが。
サーカスマキシマス、パレスピア、バーイード
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ガリレオxデインヒルで母母はアメリカ血統。
母母母内にプリキロがあるのもフランケルと同じ。
ガリレオはサドラー譲りの背の高さとミスプロ系の脚の長さで伸縮性のある走りをしていた。
今年の英ダービーでもThe Verdict のアンガス氏がオーギュストロダンの直線での走りをこう解説している。
『the closing stages I think he just looks like Galileo he seems to gallop exactly like him but he is by Deep Impact out of the Galileo mare』
ロダンの上り33秒台の脚は日本人からするとディープインパクトの跳ぶような走りをイメージするだろうが、イギリス人にとってはガリレオの走りを彷彿とさせるものだった。
実際ガリレオのレースを見れば伸縮性のある走りをしている。
フランケルやサーカスマキシマス、Rip Van Winkleのようにマイルでも活躍できる馬体構造を持ち合わせているのがガリレオ。
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キングマン産駒は日本のシュネルマイスターも同じだが四肢の伸びが良く伸縮性を活かした優れた瞬発力を発揮する。
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.バーイード(ムーランドロンシャン)
バーイードもこの四肢の伸びを見てください。
伸縮性に優れた馬体構造をしています。
予想
◎⑦Modern Games
アスコット実績と前走の勝ち方から
〇②Berkshire Shadow
去年のロイヤルアスコットでいいレースをしていた。
前哨戦からの巻き返しがありそう。
▲⑨Native Trail
アップルビー師の2頭出し。
去年の英2000ギニー2着を評価。
叩いて今回はピリッとしているか。
△⑧Mutasaabeq
△⑥Lusail
△⑫Inspiral