天皇賞・春 2024 テーオーロイヤルおめでとうございます
クッション値は9.4で土曜の9.2より速い時計が出るようになった。
水も撒かなかったようだ。
晴れのち曇りでレースの時間には気温も29.8度まで上昇
風速1m/sの南東の風
勝ち時計 3分14秒2
レースラップ
12.8 - 11.7 - 12.1 - 11.5 - 11.6 - 11.5 - 12.2 - 12.9 - 12.8 - 12.6 - 12.5 - 12.8 - 11.9 - 11.7 - 11.6 - 12.0
京都の天皇賞春のレコードはキタサンブラックの3分12秒5。
以下ディープインパクト3分13秒4、ヒートブラック3分13秒8、メイショウサムソン3分14秒1、フェノーメノ3分14秒2。
今回の勝ち時計は5位タイ。
1着 △テーオーロイヤル
強かった。
予想は1着ドゥレッツァ固定で他の馬はテーオーロイヤルに先着できるのはどの馬かという視点で馬を選んでいた。
2500mのアル共先着経験のあるチャックネイトやダイヤモンドSで接戦したサリエラを選んだのはそういう考えから。
レースは道中のほとんどを外3列目先頭で風を受けながら勝ってしまった。
他の馬よりもスタミナを消耗するレースをしながらの勝利はテーオーロイヤルの豊富なスタミナと、このメンバー相手では長距離は負けないという証。
2022年に1馬身差を付けられたディープボンドを逆転したのは当時からの成長。
テーオーロイヤルは2500m以下のレースだと他の馬にも末脚を使うスタミナが残っているので劣ってしまうタイプ。
ここで休養に入ってアル共始動だろうか?
でも1着かー。
まさかドゥレッツァが崩れると思わなかった私のミス。
菱田騎手のコメント
「本当にうれしいを通り越してよく分からない気持ちになっています(笑い)。父親が見に来てくれているんで目の前で勝てて良かったです。少し外を回る形、若干前に壁がない形で走っていたんですけど、リズム良く走っていましたし、気持ち良く4コーナーを回ってくることができました。馬はとても余裕がありました。僕はとても余裕がなかったですが(笑い)。(最後まで)手応えが衰えず走り切ってくれました。皆さんの声援が僕とロイヤルの背中を押してくれました」
2着 ブローザホーン
スタートしてから近くの馬達⑥⑦⑧に前に入られて下げざるを得なくなり、結果的にいつもより後ろの位置取りになった。
そのまま後ろで我慢し、4コーナーで外に出して追い込んで2着。
得意の京都で阪神大賞典よりも着差を縮めた。
次は宝塚記念になるか?
ただ、阪神大賞典-天皇賞春と使って両方好走した馬の宝塚記念の成績は良くない。
去年は両方1着したジャスティンパレスが宝塚記念でも3着に入ったが、その流れに続けるかどうか。
菅原明騎手のコメント
「課題だった折り合いも良く運べた。もう少し位置を取りたかった。位置取りが2列後ろになってしまった。ただ、リラックスして走れていた分切れた。後ろから来た馬は他にいないし、勝ち馬以外はかわしていますからね。メンコを着けてハミを替えたのも良かったと思います」
3着 ディープボンド
ここ2走は大きく負けていて衰えが心配だったが、追切の動きは悪くなく3着にヒモではおさえた。
スタートから押して行ってしっかり内ラチ沿いで前から2番目を取れた。
3コーナーから仕掛けて行って4コーナー出口では先頭に立ったが直線でテーオーロイヤルに抜かれて2着。
リピーターはおさえないといけないレースだと改めて学んだ。
結局阪神時代を含めて天皇賞春で3着以内の経験があった3頭中2頭が馬券になっているのだからリピーターを中心に選んでいれば当たるレースでしたか。
幸騎手のコメント
「馬が京都のこの条件が大好きで頑張ってくれました。勝った馬は強かったけどまだまだ力がありますね」
4着 スマートファントム
気になる馬達では穴馬としましたがハービンジャー産駒の3000m以上の成績の悪さを重視して印は付けませんでした。
スタートしてすぐに内ラチ沿いへと移動して道中はじーっと我慢。
3-4コーナーで進路どりを考えていたが4コーナー出口で内に決定。
スマートファントムはイン差しの経験があるし前に障害物(馬)があっても大丈夫なタイプ。
良く追い込んだが4着まで。
やはりプリンスリーギフト持ちは走りますねー。
上りもブローザホーンにつぐ2位。
この馬は32秒台の速い上がりも2度経験しているので中距離重賞でも上位に入る力はある。
岩田望騎手のコメント
「いい感じでリズム良く、最後は開いたところをよく伸びてくれました。ゲートに課題はあるけど、リズム良く折り合いがつけば重賞でもこれだけの脚を使える。(2着とは)差がなかったし、逆転も可能だと思います」
7着 △タスティエーラ
モレイラ騎手のコメント
「想定していたレースで中団のラチ沿いのいいところをロスなく運んだ。折り合ってリズム良く、いい展開だったけど伸びなかった」
12着 ▲サリエラ
武豊騎手のコメント
「いいポジションが取れたと思っていたけど力んで走っていた。2周目の3角からついて行けなかった。1周半の競馬に慣れていないのかな」
13着 △マテンロウレオ
昆調教師のコメント
「今日は力負けだね。ペースは速かったけど上手に走れていた。昨年は状態が良過ぎた、適距離に戻してですね」
14着 〇チャックネイト
鮫島駿騎手のコメント
「テーオーとドゥレッツァの後ろで運べた。2周目で何とか食らいつこうと思ったけど、下り坂で加速できませんでした。直線も反応できなかったし、アクシデントがなければいいんですが…」
15着 ◎ドゥレッツァ
一部では熱中症という報道もありますが、わかりません。
30度近い気温と暑さに弱いハーツクライ産駒3頭が人気以下に沈んでいるのを考えれば熱中症のような暑さの影響もあったかもしれません。
今回の3000m通過が3分2秒2で菊花賞よりも速く、力負けととらえることもできます。
私の見る目が間違っていました。
ただ、ここまで大きく負けるのは何かしら体調面の弱さも考えれれるので次回以降の巻き返しに期待いたします。
戸崎騎手のコメント「人気に応えられず申し訳なかったです。道中は少し真面目なところが出ていましたが許容範囲でいいリズムでいけたのかなと思っていました。3コーナー手前ぐらいから内にささりだして肩ムチで反応を促しましたが、反応できず、それから馬群に飲まれる形になりました。直線は苦しくなりました」