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株:9月25日 今日のマーケットプレスの岡崎さんのお話

このnoteは素人の妄想の垂れ流しであり、特定の商品の勧誘や売買の推奨等を目的としたものではなく、特定銘柄および株式市場全般の推奨や株価動向の上昇または下落を示唆するものでもなく、将来の運用成果または投資収益を示唆あるいは保証するものでもない。
最終的な投資決定は読者ご自身で判断するっス。



『待ちの時間帯』に入った

FOMCで0.5%の利下げが決まって、中立金利も上昇した。
今日の金利は0.5下がったが、遠い未来の金利(中立金利)は0.1上がった。
7年から先の金利はだいたい上がって、その分ドルが弾性値が9位あるから約0.9%上がって、ドル円が上がったから日本株があがった。

なんで0.5%下げたか?という謎解きはまだ時間がかかる。
来週10月4日の雇用統計と11月1日の雇用統計を見て市場は覚悟を決める。

FFレートが決まってからの過去8回の金融緩和。

1984、1987、1989、1995、1998、2001、2007、2019

40~45営業日の辺りがボトルネックになって集約されていく。
(11月14~21日でしょうか?)
市場はだいたいそのあたりで利下げがビハインドザカーブなのかどうかを決めていく。
その時までに経済が変調をきたしていなければ大丈夫。

今回0.5%下げたのは公式では失業率が上がったからだとは言われている。

過去8回の金融緩和で初回にいきなり0.5%下げたのは2回しかない。

2001年のドットコムバブルの後で手遅れになった時。
しかも、1か月に2回0.5%下げた。
2007年の金融危機。

今回の初回0.5%の利下げがどうなのか?
まずは雇用統計待ち。
それまでは楽観的な雰囲気。

待ちに待った長期金利3.7%と金融緩和。
悪いのは失業率だけで、『間違っているのは失業率!』と強気のブーストがかかりやすい日々。

難しいのは日本株。
ドル高にはならなさそう。
アメリカの長期金利はもう4%には戻らない。

少々円高になっても日本株は大丈夫だと言う人はそれなりの証拠を出さないと人々は合理的な判断できない。
円安以外に日本株が儲かる仕組みがあるのかどうかを調べるところ。

家計調査での消費性向は落ちている。

前提として、1回贅沢を覚えたら人間はその贅沢をするもんだし、
切り詰めても下方硬直性があるから、貯蓄は切り崩されていく。

しかし、日本人は1回覚えた節約は戻らない。

コロナの時に節約するようになってそれが戻らない。

いくら収入が上がっても節約癖は治らない。

物価が上昇したのだからそれ相応に消費額も増えるはずなのだが、
物価上昇に負けないやりくりが得意な日本人。

しかも、年齢が上がれば消費も落ちていくし、子供の数が減少しても落ちていく。

さらにNISAで投資に割くお金も以前より増えているはずなのでその分消費も下がっているかもしれない。



今日の日経の記事で中国の金融緩和を煽っていたのは下品だった。
むしろ中国の緩和の動きは不安。
中国は追い込まれていて経済も深刻になってきた。
島精機が一転最終赤字になったのも中国の売り上げが落ちたから。

昨日のアメリカのカンファレンスボードでは雇用に不安が出たが、企業調査ベースの雇用者数でみるとまだ増えているので株式市場的にはあまり心配していない。

ケースシラーの住宅価格指数は下落したが、重要なのは前年比でマイナスかどうか。
不動産は上がらなくてもいいが、下がっていはいけない。
担保価値が下がるのはマズい。
金融危機は担保価値が下がる事。

株も1年前に比べて下がってはいけない。
どちらも担保価値として下がると金融危機の恐れ。


オプション

短期金利が下がるとプレミアムやデルタも変わるが、考えないといけないのは『この後にどういう状況が来るのか』と言う事。

今回は、足元のボラティリティは昨日15まで戻していて、3か月先のボラティリティはそんなに下がっていない。
12月限のオプションはまだ変動が来るかもしれないと言うのでボラは下がっていない。
これは売りボラティリティ戦略になる。
その結果、マーケットは昨日も一昨日もジリ高だった。

自民党総裁選後には上下どっちかに10%動く可能性

世界の投資家は新しいリーダーに期待しているので経済にプラスになりそうな人が総裁に選ばれればプラス。
そうでなければマイナスに動く。

日経VIが今朝は少し上昇して27。
高止まりして20以下に下がらないのは日銀の金融政策変更。
中立金利もなしに突っ走っている。
時間的余裕があるとはいっても、目途がない。
難しいとか言っていないで6人の委員の中間を取ってハッキリと中立金利を設定するべき。
中立金利がハッキリしないからボラティリティは高止まりする。
その状態では貯蓄から投資へと資金は向かない。

間違えてもいいのでその数字を言うべき。
その都度修正すればいい。
アメリカは最初4.2だったのが2.4になって今は2.9。
真実なんて求めなくていい。
なんで日本人はそんなに真実をもとめるのか?

中立金利は変わり続けるもの。
永遠に見果てぬ夢を追い続けるモノ。

相場は8月5日に大きな仕組みが壊れた。
これ以上は下がらないだろうというフロア37000、これ以上は上がらないだろうと言うキャップ43000があった。
その下のフロアが壊れた。
オプションの世界で言えば37000のプットを買えばいい話なのだが、そんなに多くの人が売ってくれない。
オプションハウスはデルタと先物でコントロールしている。
37000が近づいてい来たら思いっきり売る。
思いっきり売って相場が崩れて31000まで落ちた。

これでポジションは一旦、ゼロになった。
デルタがニュートラルで完全平地になった。

日本株のロングポジションは打ち出の小槌。
配当が高いから。
すばらしいキャッシュフローメーカー。
値段が上がらなくても配当をもらえればいい。

先物でヘッジすると配当分だけ損をする。

日経225だと2%位しかない。
トリプルBのパフォーマンスよりもいい配当が欲しい。
何兆ドルと動かしているお金はそう考えて動く。

4%以上の配当が欲しい。
それにヘッジをかけるので、TOPIXと日経の先物を使う。
合成された自家製オプションを作る。

それが一旦壊れて完全にニュートラルになった。

1兆ドルのロングポジションに1兆ドルのショートポジションができた状態。
これだと予想される配当にならないので作り直さなければいけない。
そのために、フロアとキャップをもう一度作っている。
おそらくキャップは40000。
フロアは36000~37000。
おそらく37000を切ってくると怒涛の売りが出てくる。
逆に40000を大きく抜いたら41000から怒涛の買いが入る。

Q:9月18~19日に10月限コール39000の建玉の残高が3900強増えていた。これはどんなポジションをくんでいるのでしょうか?
直近の上昇がどのくらい続くと見られるでしょうか?

それは作っている人に聞くしかなくてあまりうまく言えないのだが。

この世の中は非常に大きなオプションの仕組みがあって、全体としてはなだらかなブルの階段になっている。
ブルの階段の方が合理的だから。
合理的というのは、世界で一番利回りの高い配当がもらえる日本の株で損さえしなければいいという連中にしてみれば、上は上がらなくていいから、下のラインは絶対に守らないといけない。
下の36000~37000のオプションは売り物が出たら絶対に成り行きで買ってくるはず。
39000のコールで建玉がでたと言うが、買いが出たら絶対に売ってくる。
建玉残として残っている、つまりポジションができた。
相場が上がってくる中で39000より上に行くんじゃないかと思って買いたい人が増えてきたのでしょう。
すかさずそこに成り行きでガンガンと売りをぶつけたんでしょう。

Q:メジャーSQは他のSQと価格変化で違いはあるか?
12月限のプット35000を狙いたい。
11月までは選挙で夢を見て12月に夢から覚める想定です。

昔はSQの仕組みをよくわからないでやっている人が多かった。
メジャーSQの最後の大相場は2013年の6月。
あれは大爆発で終わった。
世界中がアベノミクスに期待して物凄い先物を買った。
しかし、5月26日にバーナンキの量的緩和があって梯子を外されて先物が暴落した。
しかしそれをほおって置いて6月のSQで大暴落して底をつけた。

CTAの先物軍団はSQなんて知らない。
そんな暇が合ったら5分足を見ろという人たち。
こいつらのポジションが残っているとSQで大きく動く。

最近はメジャーじゃない方が大きく動くのは個人投資家が多くなったから。

夢は12月よりも早く覚めるんじゃないでしょうか。


Q:9月6日金曜日の夜の下げ、日経先物35000付近では9月限プット35000買いを持っていたのでラッキーでした。
9月10日に日経先物36500辺りで10月限35000プット買いを購入。
SQの2週間前あたりから大きく動き始めますが、それまでは先物でチョコチョコ、2週間前あたりからオプションが面白いと思いますがどうでしょうか?

2週間前になると一挙にタイムディケイが進んでデルタが『0』『1』に近づいてくる。
例えば39000を持っていたとして、株価は38000前後で推移。
期日が近づいてきて39000の価値は下がってくる。
39000はないかーと思っていたのが、急に株価が上昇していったら『うわー!』となる感じ。

Q:ブルの階段、ベアの階段でオプション取引をしています。
先物でヘッジするタイミングはどのような時でしょうか。
ブルかベアか判断つかない相場


先物でヘッジした方がいいのは自分のポジションがインザマネーになった時。
38000のコールを売っていたとします。
それがある日ストップ高して40000になったとします。
これはアウト!で41000,42000になったらもっと困る。
そうなったら先物で買うしかない。
買うと同時に忘れちゃいけないのが、38000のプットを買わないといけない。
38000のプットはアウトオブザマネーだからいくらでも買える。
40000の時に38000のコールは買えない。

ブルかベアかの判断はあなたの相場観しだい。
これは人によって違う。
総裁選にだれに投票しますかというのと同じで、私たちは株式市場で毎日、毎分選挙している。

Q:プットのオプション価格が下がらず、10月限40000コールを100円で買った。『選挙は買い』との考えで小泉さんが選挙をすると言うので先回りし過ぎかもしれませんが。もし、予想が外れればコールを売れればと思いますが40500コールを売れば損失を抑えられるでしょうか。

40500コールを売るのはブルの階段
39500コールを売るという作戦もある。
これはベアの階段。
どっちもインザマネー状態。

今はビル再構築中でプットの価格が高い。

まだ色々なイベントがあるが、もしも日銀が中立金利をだせば、ビルの建設は終了する。
日本銀行が何をやろうとしているのかが理解されないのでボラティリティが高止まりしている。
この状況ではビルの完成はいつになるかわからない。

9月FOMC

アメリカの中立金利が2.9%になったが完全に2つのグループに分かれた。
12人がハト派で2.75%。
7人がタカ派で3.5%。
間の3.125が一人もいない。

つまり、中立金利の着地地点は2つあり、どちらかに向かう。
(素人:昨日、ボウマン理事が中立金利は思っているより高いと言っていたのはそういうことでしたか)

ローレンス・サマーズさんのような考えだと3.5%になる。
アメリカは成長率以上にブーストされているモノが多いから3.5%になる。
アメリカ人はほっとくと何をしでかすかわからない。

2.75%はオリヴィエ・ブランシャールは長期停滞論。
アメリカは金融危機の後から形が変わってきて、飲めや歌えやの陽気なアメリカ経済ではない。

この2つのグループに分かれているというのはマーケットはわかっている。
2.9%をもとにして3.7%という長期金利ができている。

もしも2.75%が正しいのならもう少し長期金利が下がってくる。
3.5%が正しければもう少し上がってくる。
上がった場合はアメリカの名目成長率を超えてしまう。

問題はわが日銀の着率地点が見えない。

例えば、この間の田村審議員の言う1%、岡崎さんが言う0.5%の2つあったとしよう。

この場合、金利差は最大3%でドル円は150円に戻る。
逆に最小で1.75%でドル円は130円になる。
中間の2.5%ならドル円140円

(素人:日米10年金利差とドル円のチャートの相関性高いよね)



為替は金利差以外のウェートはものすごく小さい。
もちろん、短期的には貿易収支の需給とか、オルカンの需給、資本収支の需給とかあるが、統計的にはまだ実証できない。

90年代は金利差では動かなかったし、21世紀前半もそうだった。

金利差で動くようになったのは金融危機の後から。
バーナンキが作った2012年1月からのフォワードガイダンスの時代。

だから日本銀行は四の五のいわずに答えを出さないといけない。
北極星なのでちゃんとないと歩けない。
だから日本のボラティリティが高い。

7月の日銀会合までは、金融緩和を続けるという言葉を信じていたので旅人は道に迷わなかった。
その一方で、普通に暮らしている人たちは北極星の位置なんてどうでもいいと言う。
しかし、北極星の位置を頼りに歩いてくる旅人達がモノを運んで、北極星の位置が天候を動かして変わってくるんだから。
農機を買っても住宅を買っても金利が付きます。

中立金利の水準が為替を変えていく。


















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