阪神JF サークルオブライフおめでとう!

急→緩→急という乱ペースだった

勝ち馬 サークルオブライフ
勝ち時計 1分33秒8
レースラップ 12.2 - 10.4 - 11.5 - 12.3 - 12.6 - 12.1 - 10.9 - 11.8
前後半 46.4-47.4

最初の3ハロンは去年の34.9秒よりも速い34.1秒。
しかし、今年は中間の600m~1000mが12.3-12.6秒と過去に例がない位に遅かった。
さらに4コーナー出口の1000m~1200mの区間も12.1秒と遅い。
この中間600mの37.0秒は過去10年でもダントツに遅い。
2017年の36.5秒が次に遅かった。
遅かったからこそ直線に入った1200m~1400m区間で急加速して10.9秒と過去10年で最速。
そしてラストで11.8秒と大きく失速。
2017年のラスト3ハロンは11.9-11.0-11.5でレースタイムは1分34秒3。
しかし、2017年は最初の3ハロンも35.3秒と遅く、『普通のスローペース』だったために最後の失速が小さかった。

今年は急→緩→急という乱ペース。
乱ペースは特に前の馬に負担が大きく1,4,5,6着馬は3コーナーで10番手以下だった。
後ろの方がペース変化の影響を受けにくいのだ。

これは途中で息を入れれたとかいう中途半端な流れではなかった。
ペース変化が急すぎるのは体に負担が大きい。
人間でも実際に走ってみればわかる事だ。

1着 △サークルオブライフ


レース経過
今日はスタート良く両隣と互角のスタートだった。
自然と両隣が前に行ってくれたので無理せずに後ろに。
騎手が外を意識していたし、上手い具合に外目で前に馬を置ける位置を取れた。
残り800m手前で後ろにいた⑯ベルクレスタが外から並んできた。
蓋をされるような嫌な感じになりかけたが⑯はそのまま上がって行って残り600mではサークルオブライフの外にスペースができた。
4コーナーから⑯の後ろを追うようにスパート。
残り300m付近の1分15秒に右ムチを入れて⑯のスリップから外に抜けだそうとする。
1分22秒にムチ連打。
⑯のスリップに入っていたので最後まで余力があったサークルオブライフが失速を抑えて1着。

感想
Mデムーロ騎手が上手く乗りました。
⑯がうまく誘導してくれた運もあったけどそれを逃さずに最大限に利用した。
未勝利でロングスパートを成功させているようにスピードを持続させるスタミナもある馬で、それも今日の乱ペースで活きた。
母は短距離馬だけど距離に融通はききそう。
いい馬だとはわかっていたけど、頭では買えなかったなー。
筋肉の付き方もまだまだで来年にさらに良くなる馬。

2着 ▲ラブリイユアアイズ


レース経過
スタートは互角でそのまま前に。
200m付近で内の⑧ステルナティーアとポジション争いで接触。
ラブリイユアアイズが⑧の前に出て⑬ウォーターナビレラの後ろを確保
直線に入って⑬が馬場のいい外目に向かったので自然と前が開いた。
1分12秒に初ムチからのムチ連打。
⑬は抜かしたが外の⑩に差されて2着

感想
団野騎手がルメール騎手を相手にも引かなかった。
制裁がないので問題ないのか。
ルメール騎手はあそこで前が狭まると予測していなかった挙動。
事故にならなくてよかった。
直線では馬場のいい所と荒れている所の境目、少し荒れている所を走った。
この馬も成長途上。
⑬の後ろで溜めれたとはいえ、前目のポジションで2着はこの馬のポテンシャルの高さを表している。
これからも厳しい流れで活躍。

3着 ◎ウォーターナビレラ


スタートの反応がいい。
そして脚の回転が速いからダッシュがきいて先行ポジションになる。
最初の200m12.2秒は速い。
レースに前向きな性格のためだ。
スタートして2~3秒で騎手が右を見て『行く馬いないのか?』と確認。
とりあえず馬に逆らわずにそのまま行かせた。
何度も右を見て④が行くのを期待している。
16秒付近で外から⑮が先頭を奪いに来たので手綱を引いて抑えた。
3番手に抑えたが前に馬を置けていないので風よけなし。
直線で馬場のいい所を選んだ。
初ムチは1分19秒
最後は後ろで脚を溜めれた馬達に先着された。
今日の厳しい流れで先行して3着は偉い。
スタートがいいのは大きな武器なんだが、脚の回転が速いためにすぐに最高速に達してその分失速も早い。
騎手が追い出さなくても直線に入ると馬が手前替えを利用して加速してしまう。
成長して前後の連動が良くなれば失速も少なくなるだろう。
来年が楽しみだ!

4着 〇ナミュール
スタートで伸びあがるようになって出遅れた><
さらに⑭に接触されて内に飛んで行った><
馬場のあまり良くない内ラチ沿いを行く
直線に入って馬場の悪い最内を選択><
⑦が前に割って入るがすぐに前が開く
いい脚で伸びるが4着まで。

しょうがない。
出遅れることもある。
距離ロスだけど外を周っていれば良かったかもしれないね。
Cデムーロ騎手や欧州の騎手は距離ロスを結構気にするから外々をまわるのはないか。
強さは見せた。
次は巻き返すだろう。

5着 ナムラクレア
1番枠で道中は内ラチ沿いで4コーナーこコーナリングでうまく馬群の隙間をついた。
もしも近くにいた⑰がこの進路を取っていたら勝負はわからなかった。
騎手が上手く乗ったが1600mでも戦えるところを見せた。

6着 ベルクレスタ
スタートのポジション争いで敗れて前に馬を置けずに⑩を牽引する形になった。

14着 △ダークペイジ
逃げるには厳しかった。
やはりスプリンター。

16着 △パーソナルハイ
外から一時は⑫の後ろに馬を置けたが、3コーナー手前で⑧に外に押し出されてしまい、前に馬を置けず。
4コーナーをまわった時にはすでに燃料切れ。
1600mは忙しそうだ。
2000mで巻き返す。

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