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神戸新聞杯 2024 メイショウタバルおめでとうございます
勝ち時計 2分11秒8
ラップタイム
12.7 - 11.0 - 11.7 - 12.4 - 12.2 - 12.0 - 11.8 - 12.0 - 11.8 - 11.7 - 12.5
前後半60.0-59.8
日曜は11時ごろから雨が降り始め、芝レースは9レースの夕月特別から稍重になった。
その9レースでは逃げた8人気の馬が2着に粘ったし、2,3,4着が前の3頭だった。
圧倒的1人気のランスオブクイーンが4コーナー4番手から差し切れずという結果もあり、逃げ馬有利そうだなという雰囲気はあった。
ラップを見てもラスト1ハロンはさすがに大きく失速したが、それまでは遅すぎず速すぎずのラップを刻んでいたのはいい逃げだった。
急に加速することもなく、淡々と逃げた。
そして、それを早めにつぶしに行こうという騎手もいなかった。
権利取りのために大事に行こうとしていましたね。
それも逃げ馬に有利に働きました。
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1着 メイショウタバル
今日は馬が落ち着いていましたね。
嫌い過ぎてしまいました。
切ると決めていたので深堀もしませんでした(謝罪)
ダンスインザダークを持っている馬が菊花賞で好成績なのは有名ですね。
ダンスインザダークの血はスタミナがどうのこうのと言うよりも、『馬が思っているよりもスタミナを消耗するレースで粘れる素質』だと思います。
だから3000m以上の経験馬が多い春天ではあまり重要ではなくなります。
馬も経験からある程度は覚悟していますから。
ダンスインザダークの血(主にニジンスキー成分)は未経験の距離への延長で助けになってくれます。
今回のレースは他の馬の騎手達に助けられました。
ジューンテイクなど賞金が足りている馬は余裕のある仕上げだったし、権利取りの馬達は先に動けなかった。
いくらなんでも4コーナーまで楽に行かせすぎ。
それができるのが逃げ馬のメリットでもあるんですけどね。
毎日杯に続いて渋った上がりのかかる馬場での勝利。
良馬場ではパフォーマンスを落とすでしょう。
今後も重馬場要員ですね。
それよりも、今日は上り上位で負けた馬の次のレースに期待したい。
オールセインツ、ショウナンラプンタ、ジューンテイク、ビザンチンドリーム、ヤマニンステラータ。
浜中俊騎手のコメント
「強かったですね。毎日杯でも今日と似たような馬場状態で強い競馬をしていたので、この馬は今日のような馬場は得意だと思っていました。スタートを出てからは手綱を押して行くような動作はせずに、馬の気分に任せて1コーナーに入りたいと思っていたので、ハナにこだわっていた訳ではなかったです。
1コーナーまでが非常に上手く入れて、道中もあまり強く抑えすぎると折り合いを欠いてしまうので、スピードを上げすぎず、緩めすぎず、コンタクトを優先してペースは気にせず乗っていました。こういう形になればしぶといタイプなので、しっかりと押し切ってくれました。
少し間隔を空けて、精神的な部分がフレッシュになって、少しずつですが大人になってきていると成長が感じられました。無事にこのまま次のレースに向けて、また厩舎の方々と打ち合わせをして、良い形で本番に向かえればと思っています」
2着 ◎ジューンテイク
今回はダービーの上位馬はいませんでした。
それでも『前走ダービーでは10人気以下で1.0~1.9秒差負けの馬は神戸新聞杯で5人気以内だと好走率高い』というデータ通り、3人気ジューンテイクと4人気ショウナンラプンタは馬券になりました。
その一方で9人気ビザンチンドリームは6着、10人気ミスタージーティーは10着。
馬はスタートも問題なく、道中は内ラチ沿いを進み、直線で少し外に出した。
『アップアップ』だったとは言いますが、ゴール後の脚からも逃げ馬の方がキツかったのは確か。
今日は叩き台で馬のリズム重視で、無事に走らせる事を優先させていました。
菊花賞に向けてダメージが残らないように、そんなレースでした。
それでも勝てるんじゃないかと思ったんですけどね。
藤岡佑介騎手のコメント
「秋初戦としては理想的で、少し余裕残しで、気持ちにもゆとりがあって、いい雰囲気でした。スタートは出てほしいと思っていたのですが、決まって、成長を感じました。スタートを出れば折り合いはつきますし、自分のタイミングで動きました。直線は差し切れるかと思いましたが、馬場の適性の差もあったのか、向こうも渋太かったですし、こちらもアップアップでした。それでも、次に向けていい競馬でしたし、期待が持てる内容だったと思います」
3着 △ショウナンラプンタ
こちらも同じく菊花賞に向けての試走。
中団後方から、4コーナー手前からペースアップして、4コーナーでは狭い内をついてジューンテイクの後ろにつけた。
さすが49er持ちというかミスプロ系複数持ちはコーナーでの操縦性高い。
今日の3着は地力の高さの証明。
ただ、こういう追い込んで届かずというレースをこれからも続けそう。
鮫島克駿騎手のコメント
「菊花賞を見据えてでしたが、春と比べて折り合いはリラックスしていて、リズム良く走っていました。左に張ったり、前進気勢が強かったりしたところも、うまくクリアしてくれました。内から上がって行く形は馬場を踏まえて想定していて、上手に走ってくれました。京都の、坂が2回ある3000mに向けて、収穫の多い一戦でした。頑張ってくれました」
4着 △オールセインツ
追切でメリオーレムにだいぶ劣っていたのでどうかとは思いましたが、向こうが調教番長でこちらは調教走らないタイプですね。
レースは中団後方から。
4コーナー手前からショウナンラプンタが内で動けたのに対して、こちらは正攻法でそのまま。
直線に入ってすぐにインにスペースができて不利なく走れた。
それでも4着まで。
現時点では少し足りなかった。
今後の成長に期待。
坂井瑠星騎手のコメント
「馬の雰囲気は良く得意ではない馬場の中、最後は脚を使ってくれて良く頑張ってくれました」
5着 メリオーレム
夕月特別のランスオブクイーンで差し届かない馬場だとはわかっていたはずで、いいポジションは取れた。
4コーナーで少しワイドに行き過ぎたのも良くなかった。
着を拾いに行くレースだったが5着。
いままでのレースでも上り上位の時は35秒より遅く、決め手に欠く馬。
3勝クラスは小倉、福島の2600mや中山2500mで勝ち上がるか?
川田将雅騎手のコメント
「馬場の得意不得意が大きく出たとはいえ、重賞挑戦でよく頑張ってくれたと思います」
6着 ビザンチンドリーム
道中も前に壁は置いたが馬群の外側。
4コーナーでも勢いよく大外をまわしたが6着まで。
外差し馬場だったらかなりハマっただろう。
きさらぎ賞といい、外差し馬場で買いたい馬か。
幸騎手のコメント
「少し外が伸びない馬場で、内も残っているので、展開が合わなかったです。道中の折り合いやスタートは厩舎の方が改善してくれたので、今日はよかったです。次はもっとよくなると思います」
7着 〇バッデレイテ
好スタートから内ラチ沿いでジューンテイクの後ろを取れた。
4コーナー出口もスムーズにジューンテイクの外に出せた。
しかし、直線半ばで失速。
やっぱりニジンスキー無しはアカンかなぁ。
次は2000m以下になるでしょう。
岩田望来騎手のコメント
「2着馬を見ながらいいポジションで競馬をできたと思います。最後止まってしまったのは距離の分かもしれません。馬場はしっかりこなしてくれました。前走ももう少しでというところで伸びきれなかったので1800mから2000mがベストなのかなと思います」
8着 ヤマニンステラータ
スタートはそれほど悪くはなかったが周囲との争いに負けて後方から。
それも離れた後方からになってしまったのはミルコ騎手がこういう時に完全に引くから。
馬は今日のような荒れ馬場も苦にしないし、直線ではインをついて良く追い込んでいる。
いい馬ですよ。
これからも長めの非根幹でいいレースを見せてくれる。
ただ、もう少し上があると思うんだよね。
M.デムーロ騎手のコメント
「よく頑張ってくれました。直線はもっと来るかと思いましたが、重賞の流れについていくのがしんどかったですし、馬場も含めてしんどいところがありました」
9着 △ヴィレム
松山騎手らしく大外に出して風を受けながら走らせてしまった。
ダートならいいかもしれないが内が悪くない芝では外3,4列目先頭は大きな不利。
ハッキリいってスタミナ切れ。
『この馬には向かなかった』という騎手の意見には賛成。
私も『良なら買いたい』と予想した。
しかし、馬群の中だったらもう少し前の順位になっていたでしょう。
松山騎手のコメント
「好位でいいところで、いいレースをしてくれました。ハミに乗っかって走る馬なので、馬場にのめってしまった。この馬には向かなかったです。返し馬から雰囲気よくて、いい馬です。まだまだ成長できる馬だと思います」