富士S 2023年


過去の前走傾向

前走東京のマイルGⅠ

上り1,2位が出走数が少ない。
注目は後方のままで終わってしまった馬が挽回しているところ。
春のトランポリン東京で苦戦した馬が秋の東京で巻き返している。
ヴァンドギャルド、レッドオルガのように冬東京の東京新聞杯で好走して安田記念で凡走するタイプを狙いたい。

今年は、
ナミュール (東京新聞杯2着)
イル―シヴパンサ―(去年の東京新聞杯勝ち)

レッドモンレーヴ(冬東京マイル3勝クラス勝ち)
マテンロウオリオン(東京新聞杯0.4差6着)

前走GⅡ

前走GⅡから富士Sで3着以内になったのは5頭。
内4頭が8,9月の2000~2200mからの距離短縮。
もう一頭は春のマイラーズC。

今年は
ソーヴァリアント (札幌記念3着)


前走GⅢ
該当馬なし

その他

ジャスティンスカイ
去年の秋東京マイル好タイム2勝

エターナルタイム
東京マイル3勝

血統

ディープインパクト産駒が強い。
その母方ではグレイソヴリン持ち(ダノンプラチナ、シャーク、ヴァンドギャルド)、プリンスリーギフト(レッドオルガ、アヴァンセ姉妹)
他にもセクレタリアート、シアトルスルーなどのナスルーラ―系

父キンカメ系でもソウルラッシュ、ダノンスコーピオン、サトノウイザード、タイムトゥヘヴンがグレイソヴリン持ち

今年はトニービンを経由したグレイソヴリン持ちは多いが、トニービンは少し重い気もしないでもない。

エリモピクシーの子供が3頭も富士Sで活躍しているのでダンシングブレーヴも注目か。

キラーアビリティ(ディープインパクトxナスルーラ―系でボールドルーラーも数本ある)

ソーヴァリアント(母父シンボリクリスエス)

ただ、中距離戦線で戦ってきた馬は富士Sであまり良くない。

ナミュール(ハービンジャーxダイワメジャーxフレンチxダンシングブレーヴ)
ノームコア様がハービンジャーxクロフネでフレンチデピュティ〇
ダンシングブレーヴにさらに薄ーくグレイソブリンもある。

追切

去年は坂路L1の1位セリフォス(11.8)1着、2位ダノンスコーピオン(11.9)3着、3位ソウルラッシュ(12.0)2着。
坂路のラスト1ハロン上位3頭で決まった。
ウッドでもL1・1位ソウルラッシュ(11.1)、同1位セリフォス(11.1)

今年は、

坂路
L1 マテンロウオリオン(11.9)、ナミュール(11.9)、ダノンタッチダウン(12.0)、ソーヴァリアント(12.2)

ウッド
L1 イル―シヴパンサー(11.1)、エターナルタイム(11.1)、ソーヴァリアント(11.3)、ジャスティンスカイ(11.3)

気になる馬達

②マテンロウオリオン

京都金杯◎でゲート内で額の付近が腫れ上がるほど顔面を強打で終了。
「(レースから)帰ってきてからは、なんだか落ち込んでいましたよ」(榎本助手談)
もうこの時から親近感が湧いてマブダチです。
東京新聞杯も◎で0.4差6着、ダービー卿◎0.4差4着、マイラーズ▲0.2差5着、安田記念△0.9差11着。
いつか必ずマテンロウオリオン馬券で祝杯を挙げる!
あ、10月は筋トレで禁酒中なのでノンアルで!

横山典騎手から田辺騎手の乗り変わりは東京で4回馬券になっていいていずれも差し追い込み。
なので今回の乗り変わりがハマる可能性がある。

横山典騎手から田辺騎手の乗り変わり

⑥ナミュール
2歳の秋東京で上がり33.0でマイルを勝っている。
春の東京マイルは不利続き。
ここ2走は少し消極的(VMは不利があったが)だったので横山武騎手から替わるのはプラス材料。
モレイラ騎手というのは大いに期待できる。
チューリプ賞や東京新聞杯のように前半からポジションを取って流れに乗った方がいい結果がでる。
この枠なら好位からの競馬ができる。

⑦イル―シヴパンサー
この馬も安田記念では結果を出せない。
今年は直線で不利があり、去年は道中でペースが緩んで上り最速でも届かず。
追切は本気モードではないが上位に入る力はある。

④ソーヴァリアント
札幌で上がり33.0秒ある。
今回は坂路でもラストの加速を重視した
ウッドでも好時計が出ている。
鳴尾記念は外枠から外3列目の先頭で不利。
札幌記念では控えて成功。
もともと前進気勢は強いので初めてのマイルの流れにもついていける。
母父シンボリクリスエス〇でもう一つボールドルーラーある。
平坦でコーナー緩い札幌と東京の類似点もある。

けっこう乗り替わりでいいイメージがある池添騎手。
ルメール騎手からでも連対・複勝率は優秀。

③エターナルタイム
1,2勝クラスは強い勝ち方。
今年はレベルが高くなかった湘南S5着は雨で表面が柔らかくなった馬場が影響した。
次の多摩川Sで好時計勝ちしており、良馬場なら高いパフォーマンスを発揮できる。
スタート良く、抑えることもできる。
内枠で好位前目でレースできるこの枠は良い。

⑤ジャスティンスカイ
キタサンx(ミスプロxスペシャル牝系ニジンスキー)
母にセクレタリアートあり〇
マイラーズCは後方から直線でも馬群のなかで思いっきり走れず。
米子Sは直線に入って内にもたれてセルバーグにぶつかりながら走って失速。
この馬に限らずキタサン産駒は走るフォームが大きいので去年東京で2勝した時のように直線では外に出して前に障害物がない状態にしないといけない。


⑫ステラヴェローチェ
東京は得意
9月28日に坂路で50.8-37.3-24.9-12.9があり、そこからの追切は調整。
神戸新聞杯を勝った時も失速ラップ。
長期休み明けだがそれほど悪くはない。
不良馬場だが東京マイル重賞も勝っているしダービー0.2差3着。
好きな馬なので次につながるレースを見せてほしい。

3歳馬

今年の6月以降の古馬混合芝1200~1600mでの3歳馬の成績は良くない。

3勝クラスを勝ったのはフィリーズRV3着、桜花賞16着のジューンオレンジとアーリントン2着NHKマイル13着セッションの2頭。
シンザン記念2着のペースセッティングでも3勝クラス2,3着。

フィリーズRV勝ちのシングザットソングはリステッド2着、葵S2着のルガルがリステッド3着。

ここ数年は夏に短距離重賞を勝っている3歳世代が今年は少し弱い。

その代わりここ数年と違い、1800mで重賞3勝!!!
2勝クラスの成績でも1600m以下よりも1800以上の方が良い。

春の時点で今年の3歳の短距離馬は強くはなかった

ここで気をつけなければいけないのは夏を通して大きく成長した馬がいるかどうかだ。

例えば春には1勝クラスを勝てなかったダニーデンが休み明けの10月東京でイングランドアイズに競り勝った。3着に5馬身差をつけているように2頭の力が抜けていた。
ダニーデンが大きく成長したのだ。

シャンパンカラー きびしい
ドゥラメンテ産駒は母系の優秀さが重要
近親にジュエラーはいる。
母にはセクレタリアート2つを含む複数のボールドルーラーがあり、東京の適性はある。
ノーザンダンサー、ネイティヴダンサーの本数も多いが母母母バルドウィナが全くの異系でうまくいっている。

内田騎手の安田記念レース後のコメント
「斤量が軽かったので、無理せずいい位置につけられました。3コーナーからの形もよかったが、4コーナー手前で肩ムチ入れても反応がなく、ちょっと手応えがなくなってしまった。まだ3歳馬だし、ひと夏を越しての成長を期待したいです」

NHKマイルは雨で重くなった馬場がこの馬に合ったのだろう。

ダノンタッチダウン もう少し
カナロア産駒も母系次第。
朝日杯2着だがあのレースもレベル低い。
皐月賞は仕上がっていなかった。
NHKマイルは皐月賞よりは良くなっていたが、雨で重くなった馬場は合わなかったし、まだまだ成長途中といった感じ。
夏を超えての成長に期待したいが、夏負けが尾を引いたORZ
それでも追いきりの数字は悪くない。
ラスト11秒で加速ラップだったら良かったのだが。

安田隆師のコメントをどうとらえればいいか。
「輸送もあるのでサッと。夏負けが尾を引いて本来の息遣いでないのがどうか。東京のマイルは合うと思う」
「素質が高いからか一度速い追い切りをやると、だんだんではなくてグンと良くなる
「ジョッキーには1週前追い切りに騎乗してもらい、感触をつかんでもらいました。この馬の新たな面を引き出してくれるようなら。状態面も心配ありませんので」



◎⑥ナミュール
〇②マテンロウオリオン
▲③エターナルタイム
△④ソーヴァリアント
△⑦イル―シヴパンサー
△⑤ジャスティンスカイ

次点
⑪ダノンタッチダウン
どのくらい通用するか

⑩キラーアビリティ
ディープインパクト産駒というだけで買ってもいいかも

⑫ステラヴェローチェ
雨が降れば買いたいが良馬場だといきなりではスピードについていけるか

馬券

単勝⑥1000
ワイド⑥②③ 3x300
3連複 18x100
1列目◎〇▲
2列目△3頭
3列目印6頭
馬単
1着⑥ 2着②④③⑦ 4x200
1着② 2着⑥④③⑦ 4x100
3連単
1着⑥② 2着⑥②④③ 3着⑥②④③⑦⑤ 24x100
1着⑥②③ 2着⑥②③④ 3着⑥②③④⑦ 27x100 

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