凱旋門賞:2024年 アルリファーの評価

このnoteは素人の妄想の垂れ流しであり、特定の馬や騎手の推奨等を目的としたものではなく、特定厩舎および生産地の推奨や上昇または下落を示唆するものでもなく、将来の競争成績または馬券収益を示唆あるいは保証するものでもない。
最終的な勝馬投票決定は読者ご自身で判断するっス。


アルリファー

雨がもっと降って不良馬場になれば歓迎。
多頭数なので後方待機だと届かない。
ポジションを取れるかどうか。
直線が平坦なロンシャンよりも上り坂のアスコットの方が良さそう。
決め手もそこそこあるが、3着に入れるかどうか。

ウートンバセットxガリレオxダルシャーン
母母母のマイエマがロンシャンのヴェルメイユ賞とヨークのヨークシャーオークスを勝っている。
近親にステイヤーでゴールドC2着のミズ―もいる。
父ウートンバセットは1200~1400mの馬だが、アルマンゾールが2000~2100mGⅠを3勝。
キングオブスティールが英ダービー2着で英チャンピオンS勝ち。
中距離での活躍馬も出している。

去年8月のドーヴィル2000mGⅡで凱旋門賞の叩き台だったエースインパクトの2着。
エースインパクトはアルリファーの後ろにつけてマークする形。
直線での瞬発力勝負で劣ったが相手はバケモノ。
ラスト3ハロンは
エースインパクト 12.18-10.92-11.57
アルリファー   12.33-11.19-11.57
エースインパクトは余裕のある勝ち方だったが、アルリファーの上りは2位で3位に0.5秒差をつけている。

アメリカの1900mGIマンハッタンSでは内ラチ沿いの後方待機から直線で外に出すもラスト5ハロンの平均ラップ11.5秒の前有利な展開ではとどかない。

サンダウンのエクリプスでは後方待機からシティオブトロイの2着。
アメリカ血統のシティオブトロイにとっては後半が長く厳しい上り坂のサンダウンは苦手なコースだっただろう。
後方待機で脚を溜められたとはいえ、上り1位でゴーストライターやシーザファイアに先着したのは評価したい。
重馬場の後半が上り坂のコースでのこのパフォーマンスは、どちらかと言えばロンシャンよりも後半が上り坂のアスコットに向いている。

ベルリン大賞ではペースが遅く、前から3番目の位置を取れた。
スローペースからの400m勝負でラスト2ハロンはだいたい11.3~11.4秒
いかにも重馬場が得意そうな膝を高く上げる走りで消耗戦向きの馬だが決め手もそれなりにある。

ベルリン大賞で5馬身差2着はその前のドイツダービーは14着。
次のバーデン大賞はファンタスティックムーン(去年のドイツダービー馬でニエル賞勝ち、凱旋門賞11着)から約5馬身差負け。

凱旋門賞ではベルリン大賞よりもペースは速くなるので中団のポジションを取れるかどうか。
後方待機だと届かない。
雨が降って不良馬場になれば大歓迎。

アルリファーのレーポスの評価

強み

世界を駆け巡るアルリファーは、8月にホッペガルテンでG1ベルリン大賞を制し、今シーズン初の勝利で凱旋門賞に向けて準備を整えた。
シティオブトロイはコーラル・エクリプスでは期待を下回る走りを見せたかもしれないが、2着のアルリファーは、今年のブリーダーズカップクラシックの優勝候補のその他の活躍を考えると悪くない成績だ。
昨年の無敗のアーク優勝馬エースインパクトに、昨年のG2ギヨーム・ドルナノで4分の3馬身差で敗れたアルリファーほど迫った馬は他にいない。

弱み

アルリファーのベルリン大賞の勝利は印象的だったが、たとえ彼が非常に楽々と相手を負かしたとしても、対戦相手の質を考えると、その強さは疑問視される。
とはいえ、アルピニスタとトルクアトール・タッソは、このレースの以前の優勝馬で、ロンシャンでの栄光への足掛かりとして利用した。

関係者の意見

ジョセフ・オブライエン:「今シーズン、凱旋門賞は常に我々が念頭に置いていたメインレースだったので、そこから逆算して考えました。我々は常に彼が凱旋門賞に適したタイプだと思っていました。我々の馬はコースに関してもかなり万能であることは分かっているので、少しでも有利に働くことを期待しています。ドイツはアル・リファにとって初挑戦の2400mでしたが、目の前にいるものに勝つことしかできません。彼は非常に印象的な勝利を収めましたし、このレースはアークの有力候補を生み出す良い歴史を持っています」

レーポスの記事

ジョセフ・オブライエンは、フランスの手法を取り入れることで、彼の有力な凱旋門賞候補であるアルリファーがフレッシュな状態でロンシャンに到着することを期待しています。

ウートンバセット産駒のアルリファーは、シーズンの初めから凱旋門賞を目標にしており、ジョセフ調教師は7月初めのコーラル・エクリプスでシティオブトロイの2着に入った後は1回しか出走させていません。

それは8月11日のグロッサー・プライス・フォン・ベルリンでの圧勝であり、そのレース後は、ジョセフ調教師はヨーロッパの全年齢中距離の最高峰のレースに向けて彼の凱旋門賞の初出走馬にスムーズな準備を行うことができました。

「私たちはアルリファーのパフォーマンスを非常に誇りに思っており、距離延長でさらに能力を発揮できた」とオブライエンはフランス・ギャロの記者会見で語りました。

「彼の血統は距離が伸びて良くなると示唆していましたが、実際にそれが正しかったとわかりました。
 彼は良い状態でレースを終えましたし、ベルリン大賞は凱旋門賞に向けて縁起のいいレースです。ベルリン大賞から凱旋門賞にフレッシュな状態で向かうのは良いチャンスだと思います」

ベルリン大賞の最近の勝者は凱旋門賞での好走が目立ちます。
トルカータータッソーとアルピニスタはどちらも翌年の凱旋門賞を制しました。
また、マリエンバード(2002年)とデインドリーム(2011年)は同じ年にダブルを達成しました。

アルリファーを秋に向けてフレッシュな状態に保つ事が、4月にガネー賞でロンシャンを視察した時に始まった長期戦略の一部であったかどうかを尋ねられたジョセフ調教師は、「彼はシーズン前半に忙しかったので、ドイツに行き、彼をリフレッシュさせてからアルクに直行することにしました」と述べました。

「もちろん、以前にトラックで走った経験があることは助けになりますが、本番は距離も長くなりますし馬場も少し柔らかくなるため、かなり異なるテストになると思います。しかし、それは確かに不利ではありません」

(コボリノコフ注釈:春のロンシャンは馬場状態が秋に比べて非常に良いです。たとえ重馬場でも秋の重馬場よりも馬場はしっかりしています)

ジョセフ調教師はさらに、「凱旋門賞は間違いなく世界で最も大きなレースの一つであり、そのレースに出走すること自体が特別であり、勝つチャンスがあることは特別です。私たちはレースの日を楽しみにしており、彼が勝てば、それは私の競馬人生のどの日とも並ぶほど特別なものになるでしょう」と付け加えました。

ロナン・トーマス騎手の最近のルックドゥヴェガの調教でルックドゥヴェガが人気を集めていますが、アルリファーは市場で堅調であり、オッズは8-1から11-1の範囲で動いています。

火曜日のロンシャンの地面は、公式のフランスのペネトロメーターのスケールではVery Soft(重馬場)のままでしたが、Turftraxのゴーイングスティックでは、全体では重馬場で直線では重と稍重の組み合わせになっています。

天気予報は概ね乾燥していますが、週末にかけて夜間の気温が低下するため、乾燥効果が遅れる可能性があり、地面は引き続き柔らかい状態が続くと予想されます。

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