ローズSとセントライト記念の見直し

〇〇産駒の初勝利!!

ローズSはスクリーンヒーロー産駒のアートハウス、セントライト記念はキタサンブラック産駒のガイアフォースが勝ちました。
興味深いのはそれぞれの産駒はそのレースの行われたコースとの相性が良くなかった事。

スクリーンヒーロー産駒の中京2000mは【0-1-4-33】勝率0%、複勝率15%
キタサンブラック産駒の中山1800m以上(前半に坂の有るコース)は【0-1-0-19】勝率0%、複勝率5%

アートハウスは忘れな草のレベルが低かったとはいえ上りだけで上がり2位に0.7秒差をつけて格の違いを見せていたし、加速ラップでゴールしたという事は力を余しての勝利。
相手が強ければもっと速いタイムで走れた、つまり上のレベルとも戦える力を見せていた。
調教は良かったし、馬券に入れるべき馬ではあったが一番人気でもあるしスクリーンヒーロー産駒の中京2000mの成績で凡走する事を期待してしまった。

セントライト記念のガイアフォースは▲にしたが勝ち負けはアスクビクターモアかローシャムパークだと思った。
小倉の高速適性が高い馬ではあったが、中山のレコードホルダーたちとも血統面での共通点が多く、なおかつレース展開もガイアフォースの得意な持続力勝負になりそうだったので好走できると思った。
印はつけたが1着で買えなかったのはキタサンブラック産駒の中山での成績が影響したのは間違いない。

この2頭を1着で買えた皆さん、おめでとうございます。
私はダメだった><

ローズS

クッション値は去年が9.8で今年が9.6とほぼ同じだが去年の方が少し硬い。
しかし、納谷橋Sも木曽川特別も今年の方が速い。
考えられるのは、クッション値関係なく今年の方が速い馬場だった。
または、3レースとも今年の方がレベルが高かったか。
正解はどっちだ!?

去年の木曽川勝ち馬ディヴァインラヴがのちに菊花賞3着、納谷橋勝ち馬フォルコメンがダービー卿2着となかなかの馬だったので今年のアーティット、ママコチャも期待できますね。

ローズSは去年よりも1.5秒も速い決着だった。
1000m通過で今年の方が1秒速く、なおかつ後半も0.5秒速い。

去年のローズS上位組は秋華賞で3、4、7着。
今年も上位3頭は秋華賞でも活躍できそうです。

1着 アートハウス

スクリーンヒーロー産駒で初めての中京2000m勝ち。
これから考えられるのは、『スクリーンヒーロー産駒っぽくない馬』、又は『スクリーンヒーロー産駒の枠を超えた馬』
どちらにせよ他のスクリーンヒーロー産駒ができなかった事を成し遂げたのは事実。
堂々とした走り方をする馬。
春よりも体幹がしっかりして大きなストライドで脚の運びもリズム感がある。
好位からのロングスパート勝負ができれば2000mではかなり強い。
もうなんで無印にしたのかわかんないほどいい馬です。
ただ、昨日は前有利の軽い馬場だったので、2,3着馬に逆転される可能性もある。

2着 ▲サリエラ

サラキアの夢の続きが見れる!
サラキアは3歳夏で体重が増えたがサリエラはどのタイミングで増えてくるだろうか?
サラキアの5歳夏を越してから体幹がしっかりしてフォームが崩れることが無くなった後の強さといったら。
有馬記念は〇でした!
6歳も現役だったらGⅠを勝っていたと思う。
サリエラはローズSの直線の走りを見てもまだクビがへこへこと弱そうな感じ。
体幹がしっかりしてくればお姉さんみたいにクビが大きく動くことなくキレイなフォームで走れるようになる。
来年かな?
来年が楽しみだけど才能だけで秋華賞も何とかなりそうな気もする。
あとは、本番までにどのくらい回復できるかだねー。

3着 〇エグランタイン

母父ディストーティドヒューマーが来ましたね!
中京2000mが高速馬場の時はディストーティドヒューマーはいい働きします。
この馬も母方にボールドルーラーがあってキズナ産駒の成功例に続く存在。
そして、サリエラと同じくまだ発展途上の馬。
まだまだ良くなる。

4着以下は上位3頭とは明らかな力の差を感じた。

ラリュエルは現時点で精いっぱいのレース。
メモリーレゾンはいい感じだったが脚色で2,3着馬に劣った。

セントライト記念

珍しく上位人気3頭に◎〇▲をつけたが実質2+1頭の競馬だった。
1コーナーを周る時にはアスクビクターモア、ガイアフォース、ローシャムパークの順に縦にならんで上がり馬が実績馬をマークしていた。

叩き台だろうがアスクビクターモアの実績は抜群で、気性的にも真面目に走るから休み明けでも勝ち負けになる。
それを負かしたガイアフォースの能力が凄かったという事。
ローシャムパークもルメール騎手がうまく位置取りをして文句のない騎乗だったがガイアフォースのスピードについていけなかった。

直線は2頭のデッドヒート
ガイアフォースが外から前に出たらすかさずアスクビクターモアが負けん気を発揮して抜き返した。
800mのロングスパートの厳しい展開で最後の最後でガイアフォースが前に出た。

セントライト記念は去年がクッション値10.4で今年が8.4の重スタート。
馬場が回復していってセントライト記念は9点台にはなっただろうと思われる。

去年は内側渋滞でタイトルホルダーが力を発揮できなかったとはいえ2分12秒3はそんなに悪くない。
今年の2分11秒8が素直に優れていると言える。

ちなみに10レースの2勝クラスの2000mも去年より1秒速いが前2頭が3着馬を7馬身ちぎっているように今年の1,2着馬が強すぎただけの事。
バトルボーンとサンストックトンは来年には重賞に出てくるでしょう。

ガイアフォースとアスクビクターモアは菊に出てくれば上位の可能性が非常に高いと思うよ。

1着 ▲ガイアフォース

キタサンブラック産駒の中山1800m以上での成績が良くなかったけどこの馬は走れそうだと思った。
予想でもグダグダ書いたが中山のレコードホルダーに共通する血を持っていた。
ただの小倉高速馬場が得意な馬ではなかった。
ロングスパート向きで勝ち馬をしっかりマークできたのも大きい。
母内にダンスインザダークがあり3000mへの距離延長も不安が少ない。
ローシャムパークではなくこちらを〇にするべきだったのか。
産駒の中山苦手が心理面で影響を及ぼしてしまった。

2着 ◎アスクビクターモア

今日は厳しい展開が予想されたなかで3着以降を離して力を見せた。
今日は相手が徹底マークしていたし能力も高い馬だったという事。
天皇賞・秋はない!
菊花賞一択だろう!
イクイノックスもドウデュースもジオグリフもいないんだぜ?
菊花賞を取りに行こう!

3着 〇ローシャムパーク

ルメール騎手のコメント
「一生懸命走りました。勝ち馬の後ろ、ちょうど良いポジションにつけられましたが、勝負どころでギアアップできませんでした。初めての重賞で仕方ないところがあるとは思います」

良く走ったが上位2頭には及ばなかった。

5着ラーグルフは悪くない競馬だったが前3頭との差を見せつけられてしまった。
距離も少し長かった印象。

6着△ボーンディスウェイは控えて後半に勝負をかけたが及ばなかった。
前後がラーグルフ、オニャンコポンなので力は出している。

7着オニャンコポンはひさしぶりにやや前の位置取りだったが失敗。
この馬は溜めてこそ力を発揮できる。
距離も長かったか。

サイモンバロンとロンギングエーオにとっては馬場が回復しすぎてついていけなくなりました。

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