株:11月11日 マーケットアナライズの岡崎さんのお話と鈴木さんのおススメ銘柄

このnoteは素人の妄想の垂れ流しであり、特定の商品の勧誘や売買の推奨等を目的としたものではなく、特定銘柄および株式市場全般の推奨や株価動向の上昇または下落を示唆するものでもなく、将来の運用成果または投資収益を示唆あるいは保証するものでもない。
最終的な投資決定は読者ご自身で判断するっス。


忘れ物

大きなイベントが立て続けにあったが、その裏で小さな物事も色々起こっていた。
大声にかき消されて忘れられていた物事がある。

岡崎氏は二つの理由でハリス氏が勝つと予想していた。

経済統計からのアノマリー。
失業率があまり下がっていなければ現政権が勝つ。
S&P500が7~9月でプラスなら現政権が勝つ。

この二つが当てはまるのでハリス氏が勝つと予想。

しかし、外れたので結論を出した方程式をもう一度見直した。

失業率はここのところ改善されていたが、今回の長いサイクルで見れば3.4%から4.1%に悪化していた事。
長期失業者が確実に増えている事。
そこがトランプ氏に投票したとなれば詰めが甘かった。
表面的な4.1%という数字で判断してはいけなかった。

(素人注釈:長期失業者とは半年(27週間)以上の失業者。
2023年10月129万人→24年10月160万人。
岡崎氏は独自のザキオカレート『長期失業率が1%を超えたら景気後退』論を持っていて、現在この長期失業率は0.95%にまで上昇している)

株の指数の中でトランプ氏が当選しそうだとなった時に一番上昇したのが中小型株。
ラッセル2000が暴騰したのを見てしまった!と思った。
S&P500ではなく、ラッセル2000を見るべきだった。
S&P500は超大型株でほぼマグニフィセント7でこれはアメリカの投資家や国民が決めているわけではなくて、世界の投資家が決めている。

ラッセル2000の7~9月はマイナスだった…

アメリカ国民がどこで働いているかと言えば、圧倒的に中小企業の方が多く、ラッセル2000がアメリカ国民により近い株式指標だった。

ラッセル2000が暴騰したと言う事は、現政権でアメリカの中小企業が浮かばれるのではないかという思惑が働いて資金も動いた。

アメリカの国民を反映しているのはラッセル2000。

11月にFOMCは利下げしたが
9月18日の1回目の利下げから2回目の利下げにかけて、アメリカの市場で取引されている金利は1年から30年まで全部上昇した。
つまり、市場金利は金融政策と逆方向を向いた。

これは大変な事。

史上がFRBに逆らっている。
9月のFOMCでは中立金利が2.9%だったがこれは3.25%まで上がるんじゃないかと市場は折り込んでいる。

確かに市場が正しいケースもある。
98年のロシア危機のデフォルトの時に8,9,11月と3回利下げしたが、3回利下げした時に2回目の利下げの時よりも市場は上昇していた。
この時は正しかった。
この3度目で利下げ終了になったから。

しかし、今回はFRBはこれで利下げが終了だとは言っていない。
仮に、市場が正しければFRBはもう利下げをしてはいけない。
しかし、市場が間違っていれば次の利下げは大きくなる。

過去の例では市場が逆らって失敗しているケースの方が多い。

今回は利下げはしているが量的引き締めは継続しているので今回は過去の傾向が当てはまらないという結論もある。

いずれにしても大きな音がなっている中で聞こえなかった音。
それは市場金利がFRBに逆らってしまった現実。

今週はマーケットは好感するでしょう。

8年前はマーケットは彼を知らなかったが今回はトランプ氏の事をある程度分かっている。
トランプ氏はアメリカのためになるならやる、ためにならないならやめる。
想像的破壊者をマーケットは歓迎する。
アメリカのマーケットにプラスになる事はする、マイナスになる事はしない。
そういうストレートな直結した方程式。
その結果地球が温暖化しようが、中国が衰退しようが構わない。

株式市場的には歓迎で今週はその余韻がつづく。
ラッセル2000は好調でその余波が大型株にも波及する。

難しいのは日本株。
モデル上の分析だと、先週の日本株は一応上がった。
岡崎氏が注目しているインプライドボラティリティはわずか0.01ポイント上がった。
これは岡崎氏のモデルでは今週の日本株は見送りになる。
まだ上か下に行くかわからないが、1:2で下に行く。
下に行く場合は2%位の下落になるのが過去の例。

トランプ氏は関税を引き上げると言っている。
米中の貿易戦争が激化した2018年。
2018年の11月が日本の景気のピークでそこから景気後退が始まっている。
米中それぞれにお得意様を持っている日本には結果的に一番の被害者になる。
しばらくは大人しめのプロファイルを持つことになるだろう。
アメリカの企業も関税引き上げで返り討ちに合うかもしれないので1~2年は慎重に行くだろう。

為替に関しては、大統領に就任した直後に『ドル高けしからん!』と言うかもしれないwww

鈴木さんのおススメ銘柄

期初に慎重に出していた通期予想を下方修正する企業が多い。
トータルでみると意外と悪い。
円安はそれなりに貢献しているのですが、コスト増、人件費増が要素として多い。
業績がいいとは言い切れない。

サックスバー ホールディングス (9990)
スーツケースで有名な鞄の会社。
時価総額280億円。
売上530億円。
PBR0.9倍
配当利回り3.2%
ROE9.2%
借入金も10億円と少なく、現預金40億円ある。

メンズのリュックが増えている。
既存店売上10月3%、9月8%、8月5%と好調
前の年がコロナ明けで大きく伸びていたので今年は苦しいかと見られていたが、業績好調。
大型から小型まで年間に40万個ほど販売。

ニッチな世界の巨人。






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