シンザン記念 2024年 ノーブルロジャーおめでとうございます


クッション値は9.3
土曜は内前有利だったが日曜は内側が傷んで外差し有利で外を走る馬が多かった。
月曜は外も傷みが出て内外の差が少なくなった。
内も外も傷んでどこを走っても同じ。
馬場が傷んで時計のかかる馬場。

1着 ノーブルロジャー

勝ち時計1分34秒5
レースラップ12.2 - 10.7 - 11.4 - 12.1 - 12.0 - 12.0 - 12.2 - 11.9

このレースでカギになったのは3ハロン目の11.4秒。
下のコース図のように3mも上る区間で11.4秒と速く走ってしまった。
しかも、先行勢が後ろを離してのモノではなく、団子状態でこのスピードで走ってしまったので全体として前半に無理をしてしまった。

団子状態だったが前半の600mは速かった。
この前半の上りで脚を使ってしまったので最前列の馬は後半に伸びなかった。
ラストの12.0-12.2-11.9は12.0-12.2で前の馬が失速し、スタミナ温存していた後ろの馬が残り200mで抜け出して11.9。

右の1600mがスタート

1~3着は前に馬がいて空気抵抗を減らしてスタミナの消耗を抑えている。
前で風を受けた馬達は8,16,12,13着。
4着の馬はこの地点の後は8着馬の後ろで温存できた。

600m通過

ノーブルロジャーは4コーナーで外を選択したが外の方が良かったのではなく、内は前が失速して壁になりそうだから避けたというもの。
3着の馬も大外を周ってきた。
2着はフェリーニが内に寄れてスペースを作ってくれたおかげで直線で進路ができた。
能力の高さを見せたし、パレスマリス産駒がジャンタルマンタルに続いて京都の重賞勝ち。
京都巧者なのか?

川田騎手のコメント
「なかなか大変なところもありましたが能力の高さを見せてくれたレースだったと思います。レースは出入りの激しい形となって、ポジション争いもなかなか簡単に収まらず、その中でこのポジションになり、そこからレースを組み立てようというところでした。

 全体的に馬場はどこも変わらない中で開幕日から内をしっかり使ってきたのであえてここは外を選びました。

 ジャンタルマンタルと同じパレスマリスの産駒で似ている部分も多く感じることがありましたし、この馬も重賞勝ち馬になることが出来て良かったと思います。

 私自身としてはすぐに重賞を勝たせてもらいありがたく思いますし、今年も一年怪我無く皆さんの求める結果を出していただけたらと思います」

2着 ▲エコロブルーム

スタート良く前に行き、ルメール騎手が内をチラチラと牽制しながら先頭の馬達の後ろに。
直線に入って前の馬がどいてくれたので不利なく追えたが2着まで。

ルメール騎手のコメント
「右回りが初めてで、最初のコーナーでは馬がびっくりしていた感じでした。一生懸命走っています。すぐに反応してくれませんでしたが、それでも伸びてくれました。馬場が緩く、そうした馬場はあまり良くないようです。能力はあると思います」

3着 ウォーターリヒト

京都競馬場ではいつも母にプリンスリーギフトを持っている馬を探します。
去年のスワンSでウイングレイテストを◎にしたのもプリンスリーギフト持ちだったからというのも大きなポイント。
今回のメンバーではこの馬だけが母にプリンスリーギフト持ちでした。

だけど買えなかったー><

あまり深く考えなくてもいいんですよね。
穴馬なんて簡単な理由が一つあればいいんです。

該当する馬が1頭しかいなくてそれが17番人気ならその馬から上位人気にワイドで流せば良かったんですよ。

ドレフォン産駒で少し時計のかかる馬場が向いたのもあったでしょう。
この馬は高速馬場では難しい馬かもしれません。
走る条件を選ぶ馬。

4着ラーンザロープス

今回はまともに乗ってくれて力を出しての4着。

5着 ◎ショーマンフリート

戸崎騎手のコメント
「スムーズにレースの流れに乗っていけました。手応えは良かったのですが、4コーナーの手前から少し怪しくなりました。そこからジリジリと伸びてきた感じです」

外枠で道中も外にはみ出しながら走ってしまった。
3コーナーからは壁無しでそれが響いて最後に脚が使えなかった。

壁のあるなしは本当に重要。

9着 △ケーブパール

「馬場傾向を考えて、スタートから出していこうと思ったのですが、初速がつかず中団からになりました。向正面で両サイドから挟まれてしまいました。不利がありリズムが狂った中でも脚を使ってくれています」

確かに向こう正面で馬群の中でもまれて位置を下げている。
外に出して追い込んでも3着馬ほどの勢いはなかった。

10着 △タイキヴァンクール

エコロブルームとは違い直線前半で前壁にはなったがその後の脚も鈍かった。
血統的にはこういう馬場は得意なはずなんだが…

11着 △バレルターン

位置取りは良く、4コーナー出口で勝馬の後ろについて行こうとしたがおいて行かれた。
勝負どころでのスピードが足りなかった。

18着 ◎シトラール

今回のレースは団子状態でみんな多かれ少なかれもまれていた。
もう4コーナーで手ごたえが怪しかった。
直線入ってすぐに横向いていて、馬群の中を進むのがいやなのか苦しかったのか?


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?