株:12月9日 マーケットアナライズの岡崎さんのお話:鈴木さんのおススメ銘柄

このnoteは素人の妄想の垂れ流しであり、特定の商品の勧誘や売買の推奨等を目的としたものではなく、特定銘柄および株式市場全般の推奨や株価動向の上昇または下落を示唆するものでもなく、将来の運用成果または投資収益を示唆あるいは保証するものでもない。
最終的な投資決定は読者ご自身で判断するっス。


アサド大統領逃亡

ウクライナ侵攻が長引いていたのでいつかこうなるのではないかという話はあった。
ロシアは軍事的に多方面に展開しているがウクライナに集中し過ぎた結果、手薄な場所ができてしまった。
ただ、情報があまりはいってこないですから、パタパタパタっと亡命したのが驚きですね。

亡命のタイミングが、トランプ、マクロン、ゼレンスキーの3者会談と同じだったと言うのが、そこに何かシナリオがあるんじゃないか?という気もしました。

ユーロがリバウンド体制にはいった。
ここ2週間ほどダックスが上昇していたのはユーロ勢は今回の事態を想定していたんではないか。
シリアの情勢を掴んで、それがウクライナ情勢にリンクしていると考えれば戦争の終結が近い、復興が近いとなればそろそろドイツ株を買ってみるかという動きだったのではないか。
まだ初期の段階なので今週も注目して見ていきたいですね。

今週の戦略

今週は日本株は今週金曜がSQ。
12月限は軽ーく先週から踏み上げ相場が始まっている。
38500円位からコールオプションの踏み上げが連鎖していて39250円まで踏み切った形になった。
今日も先に踏ませようという動きが起きている。
こういうケースでは金曜のSQは『売り』になるケースが多いです。
インザマネーゲームで、どんだけ含み益になっているコールオプションがそのままSQに持ち込まれるか?
いまさらインザマネーになっている38500や38250のコールオプションは利食えない。
利食えないのでSQに持ち込んで自動決済する。
または、水曜の午後から急に相場が下がるという現象が起きやすい相場。
SQの需給でいえば今週の戦略は売りになるかな。

11月のアメリカの雇用統計

一般的にはあまり面白味の無い雇用統計。
失業率が4.2%になったくらいで20万人位増えたから問題ないと言う事なんですが。
これ、やっぱり悪くなっていますね。
企業調査ベースだと前年比で1.4%位増えている。
しかし、家計調査ベースでは0.4%位下がっている。
ダブルワーカーとか複数の仕事をしている人が多いとか、自分がこれを本職だと思っていない、本当にやりたい仕事じゃないと言うパートタイマーが増えている。

さらに、失業者の質の問題。
岡崎さんがトランプ氏が勝てないんじゃないか、ハリス氏が勝つんじゃないかとと言ったのは雇用が回復したからというのが理由だったが、調べ方が甘かった。

失業者の失業期間は平均値で23週になってきて、ウナギ上りで上がっている。
この失業期間の長さがコロナ後に上昇して戻っていない。
コロナ後に失業率は3.4%まで下がったが、失業者の世界でもアメリカでは分断が起きている。
ずーっと失業しっぱなしの人がオリのように残っている。

失業率が下がったのは運よく仕事にありつけた人が多かったから下がった。
しかし、ずーっと失業のままの人たちがずーっと沈殿していて、ある意味こういった人たちがトランプ氏に票を入れたから勝ったのかな。
見捨てられたままの人は全然減っていない。
金融危機の後に一時的に増えたのですが、これが一時的でなく、恒常的に増えた失業者というのがすごく増えている。

これを考えると、今回の雇用統計は悪い方向に向いていると思います。
悪い方向に向いているので当然FRBは利下げに向かわなければいけない。
利下げに向かえばもうこれ以上景気は悪くならないぞと人々が予想して、トランプ大統領の減税戦略とかが始まって景気がどんどん加速して行って長期金利が4.2%まで上昇した。

しかし、ここにきて1年と10年の金利の最逆転が起きている。
1年金利が4.21%で10年金利が4.14%
1年の金利と10年の金利が逆転して景気後退の懸念があって、その後利下げが起きて逆転が解消されれば、通常はこれで終わる。

しかし、70年代と80年代には逆転が解消された後にまた逆転と2度にわたる逆転現象が起きた。
今まさにそれと同じような現象が起きている。
これはきわめて由々しき事態でありまして、この再逆転がどういう時に起こるかと言うと典型的なスタグフレーション。
インフレの上昇と失業率の上昇が同時に起きてしまう。

今回は失業率は3.4%から4.2%まで上昇した。
その間にインフレ率は7%から3%に下がった。
これでめでたしめでたしだったのですが、ここのところインフレ率が下がらなくなってきた。
ここにトランプ大統領の関税政策が加わるとインフレ率は目標とする2%に到達しないのではないか。
そうなるとFRBの利下げが途中で止まってしまうのではないか?
せいぜい3.5~3.75%で終わってしまうんじゃないか?

一方で減税政策が功を奏するかと言うと疑問。
アメリカの失業者は以前とは違う形になってきている。
構造的に、その仕事は嫌だとか、見捨てられた人たちが増えている。
それを無視していいなら無視していいんですけど、中央銀行は無視できない。
インフレ率を下げながら、構造的にオリのように残ってしまった失業者がいる中で失業率下げる。
これは難しい。
これを憂いている中で再度1年と10年の金利が再度の逆転してしまった。
あまり良くない状況です。
アメリカの株式市場も思うように動かない展開がありそう。

大統領に就任して最初に何をするかわかりませんが、関税から手を付けるのはあまり良くないかもしれません。
関税から手を付けるとインフレの加速を優先するみたいなものですから。

最近のナスダックで買われている株も暗号資産関連やSNSなどのエッジのきいたモノが多い。
先週はSP500とナスダックは上昇したがラッセル2000はマイナスになった。
ダウ30もマイナス。
SP500やナスダックのETFは買われたが、個別株は売られたのが先週のアメリカマーケット。

株は材料があれば飛びつく性質がありますが、債券市場は違うストーリーをかれこれ1か月形成している。

アメリカの長期金利の状況からはドル高は進みづらい。


鈴木さんのおススメ銘柄

日本市場でもうごきが取れないというのが正直なところ。
日本は2週間前のトランプ関税から前に進んでいない現状。
特にそれが主力の大型株に見られる。
デイトレードの空中戦まがいの動きが中小型株に入っている。
内需型の成長する小型株に少しづつ腰の据わった上昇が見られ始めた。

大型株はリクルートとかアメリカにベットしている株が堅調。

三菱電機 6503

日本の充電御三家
来年2025年に追いかけていきたい銘柄。
Q2の決算では売上+4%、営業利益が+30%の1766億円。
通期見通しは変えずに2割増益の4000億円で据え置いているが下期はもう少し出るんじゃないか。

ライフ事業:生活全般、ビルシステム(7%増)、空調(10%増)、家電がかなり伸びている。
これが都市再開発、工場再建で伸びている。

インフラ:電力システム、防衛宇宙
国策でもあるカテゴリーで今後10年は引っ張っていくカテゴリー。

半導体:電気自動車向けのパワー半導体は失速。
通信用の光デバイスがかなり好調。
半導体事業は利益率が高い。

FA(ファクトリーオートメイション):企業の工場を作るとか、リチウムイオン電池の工場を作るとかが弱い

システム開発も弱い。

PBR1.4倍
PER17.6倍
ROE8%強
配当利回り1.9%

息長くじっくり見ていきたい。

トランプ政権がどう動くのかまだわからないので4月までは内需を中心に。
その後はもう一回半導体やエレクトロニクスが反発するのではないかと見ていきたい。

(素人:三菱電機といえば、ウチの冷蔵庫さん。

素晴らしい冷蔵庫です。
最初に訪れたコジマで三菱担当者に30分以上もアツく説明を受けました。
その後に自分でも色々調べて最終的には隣駅のノジマで購入しましたが最高です。
使う側の事をよく考えて作ってあります。
冷蔵庫は三菱ですよ)



いいなと思ったら応援しよう!