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株:10月21日 マーケットアナライズの岡崎さんのお話

このnoteは素人の妄想の垂れ流しであり、特定の商品の勧誘や売買の推奨等を目的としたものではなく、特定銘柄および株式市場全般の推奨や株価動向の上昇または下落を示唆するものでもなく、将来の運用成果または投資収益を示唆あるいは保証するものでもない。
最終的な投資決定は読者ご自身で判断するっス。


今週のストラテジー

奇妙な現象が起きている。
やたらと陰線が多く、先週の金曜まで8日間連続陰線。
7日間連続陰線は1年に1回はある現象。
8日間はなかなか起きない。
1984年からの過去48年で8日間以上の連続陰線は10回あった。
最長は13日間。
だからと言ってその後に何か大きな変化があったわけでもない。

大きな陰線が出れば一本底で終わる事もある。

しかし、8日間連続陰線は何かしらその時代でうすぼんやりとした、『晴れない霧』みたいなモヤっとした感じがある。

過去に選挙に絡んで8連続陰線だったのは1回あった。

1993年の宮沢改造内閣が解散して打ってでた選挙。
自民党が負けて細川首相の連立内閣ができた。
不敗神話があった自民党が負けると言うちょっとした不安感がマーケットにモヤをかけた。

今回も『自民党単独過半数割れ?』の記事で同じ不安感がモヤを掛けているのではないか?

27日の投票日まではこんな感じで続くのではないか?

今週はあんまり買いでは入れないかな。
戻った所を売っていく展開になるんじゃないか。
大きく下がる事はないが、丁半博打でいえば売り方が優勢な1週間。

アメリカは勢いが良いが、勢いが良くないと選挙に勝てないのでかなりカモフラージュしている。

アメリカの選挙で株価が動くのはラスト8営業日。
今週か来週には方向感がある程度出る。

現状を維持出来たら与党の勝利確率が高い。
逆にトランプ候補が勝つような展開だとラスト8日間のボラティリティが高くなる。

23日に地区連銀の報告レポートが出る。
これが11月のFOMCの叩き台になる。
今回はおそらく0.25%の利下げになると思うのですが、今FRBがどんなふうに考えているのかが確認できる。

ドル円は150円近辺で。
昨今のレンジでは上限の方。
150円を超えると財務省の方から牽制発言が出てきて介入体制が整う。
介入が入るかもしれない、となると、次は介入が入って効かない場合は利上げがあるという株式市場にとっての悪循環が懸念される。
あまりうれしい円安ではない。

鈴木さんのおススメ銘柄

先週のASMLとTSMCの決算で生成AIは良いが、他の半導体は良くないという結果。
半導体業界とひとまとめにするのではなく、生成AIと従来の半導体で分ける。

ナスダックも調子をあげてきた。

テスラ以外のマグニフィセント7が再び強くなってきた。
アップルも新型アイフォンの評価が徐々に上がってきている。
アイパッドも発表したばかりだがけっこう入ってきているのではないか。
市場の雰囲気はコロコロかわる。

明電舎 6508
充電業界の名門
住友系列。
三井住友信託は政策保有株は時間をかけて全部売却すると言っている。
150万株3.3%を持っていたがもう売りに出ている、又は出切ったかもしれない。
電力インフラでこの分野には旺盛な需要がある。
生成AIで電気が足りなくなると言われているのでそのための需要。
COP28(第28回気候変動枠組条約締約国会議)が去年開かれた。

・2030年までに再エネ発電容量を世界全体で3倍、省エネ改善率を世界平均で2倍に
・排出削減が講じられていない石炭火力のフェーズダウン(「非効率石炭火力発電をどうする?フェードアウトへ向けた取り組み」参照)に向けた取り組みの加速
・2050年までにネットゼロを達成するための、エネルギーシステムにおける化石燃料からの移行
・再エネ、原子力、CCUS(「知っておきたいエネルギーの基礎用語 ~CO2を集めて埋めて役立てる『CCUS』」参照)などのCO2除去技術、低炭素水素などを含むゼロ・低排出技術の加速
・ゼロ・低排出自動車の導入、インフラ構築を含め、多様な道筋の下で道路交通の排出削減を加速

https://www.enecho.meti.go.jp/about/special/johoteikyo/cop28_01.html

企業は化石燃料の使用量を減らしていく最中だがパリ協定のハードルが高すぎて達成できない。

スマートグリット(IT技術によって、供給側・需要側の双方から電力量をコントロールできる送電網)で電力の使用量をリアルタイム監視するのだがこれがなかなか難しい。

それが明電舎の技術があるとできる。

充電会社は日立も東芝も三菱電機やっているが、大きな会社の1部門で売り上げに対する割合がちいさくなってしまう。

明電舎ならこの割合がけっこう大きい。

7月の決算では売上が549億円(+2%)
営業利益は赤字の8億9千万円。
これは公共工事が多いので第一四半期は赤字になりやすい。
去年は赤字33億円だった。
通期では売上3100億円。
営業利益は150億円(+18%)
これは据え置いている。
予想では今期も最高益を更新する。
電力インフラが営業利益の稼ぎ頭。

双方向の電力流通。
発電所で電力を作って企業や家庭で使う。
企業や家庭で屋根に太陽電池をつけたり風力発電して自分の所で使っているが、余った電力を電力系統網に流し込む。
この双方向ができて初めてスマートグリットが実現して、最終的には日本の電力量が管理されてゆくゆくはCO2の削減に貢献する。

オバマ大統領の時からこのスマートグリットは言われていたが、ようやく現実のモノになりつつある。

その時には明電舎の貢献は大きなものになるだろう。
PBR1.4倍
PER16倍
配当利回り1.9%
ROE8.7%
時価総額1700億円










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