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フェアリーS 2025 気になる馬達


過去の傾向

前走重賞組は着順も上りも関係ない

前走GⅠは11人気のキタウイング1着しかない。
11人気、つまりほとんどの人が評価できなかった馬しか活躍していない。
2人気2頭、4人気3頭いたが4着が最高。

フェアリーSで11人気だったキタウイングだが新潟2歳Sを勝っている重賞ウイナー。
血統的にも中山の1600m以下で強い49er系を母父に持っている。

これでなんで11人気なのかといえば前走の阪神JFで大きく負けたからだ。

今年で似たようなのが
ジャルディニエ 前走阪神JF後方のまま10着だが中山1勝クラス勝ち
ミーントゥビー 前走阪神JF後方のまま7着だが東京1勝クラス勝ち

前走重賞組でも5着以内は【0-0-1-8/9】複勝率11%
6着以下は【3-0-1-27/31】複勝率13%

ちなみに馬券になった5頭中3頭が初角5番手以内。
2頭がスタート遅れて後方のままで周ってきただけ。

つまり、前走重賞の着順は関係ない!
しかも、前走重賞で上り上位の馬も少なく、普通の感覚で馬柱を見ていると3着に来る馬を評価できない。

ホープフルSなどの2歳GⅠでは上がり1位で2位との差が大きい馬が好走する傾向にありましたがフェアリーSでは前走重賞組には当てはまらない。
それ以外のところに目をつけて馬を選ばないといけない。

例えば、2023年に私は〇スピードオブライト6人気3着、▲メイクアスナッチ7人気2着だった。
スピードオブライトは
『前走の京王杯は16番枠から2列目の先頭に立ち3着に粘った。
今回は1番枠で最も経済コースを走れる。
逃げ馬の後ろで前残りできそうだ』

メイクアスナッチは
『ルーラーシップxディープインパクト
この世代の2歳GⅠでルーラーシップxディープインパクトが1,3,3着と好調。
札幌新馬での力強い前脚の動き。
2戦目の東京でもいいスピードを見せた』

前走外枠だった馬が内枠になる有利。
実際に前走8枠の回収率高いし人気以上に走っている。

前走未勝利組は上り1,2位

1600m以上で【3-2-1-13/19】複勝率32%
1400m以下で【1-0-1-7/9】    複勝率22%

1600m上り1位:アイサンサン、エストゥペンダ
1600m上り2位:カリーン、キスアンドクライ

前走1勝クラスも上り1,2位

前走1勝クラス1着か0.2差以内で上がり1,2位は【0-5-0-5/10】複勝率50%

逆に上り3位以下で前走0.3~0.5差も複勝率21%。
上がり3位以下だと前走0.6秒以上負けているとノーチャンス。

レイユール   1600m2着上り1位
ホウオウガイア 2000m2着上り2位

前走1勝クラスの上り1,2位

血統

血統傾向はあまりないのだが、デインヒル持ちが先週も良かった。

デインヒル持ち
キョウエイボニータ
ニシノラヴァンダ
ハードワーカー

全姉がこのレース勝った
キタノクニカラ

評価

比較難しいよね。

勝ち負け
レイユール
アイサンサン
シホリーン

2着候補
ミーントゥビー
エストゥペンダ

3着候補
ジャルディニエ
ホウオウガイア

穴馬
キスアンドクライ
キタノクニカラ  血の力で?

わからない
エリカエクスプレス

馬達

ジャルディニエ

アドマイヤマーズxストームキャット系xバックパサー系
前走阪神JF後方のまま10着だが中山1勝クラス勝ち

アスター賞は1分33秒6で一見好時計なんだけど、去年のキャットファイトが1分33秒1で2着に5馬身差。
それでも阪神JF10着。
秋の中山は非常に速い時もあるので信頼できない。

何と言っても2017年のノームコア様が1分35秒1ですよ!?
2015年に阪神JFを勝つメジャーエンブレムだって1分36秒5。

勝ち時計が速ければ強いと言うわけでもないのが秋の中山。

阪神JFは内枠で後方待機になってしまって直線になっても馬群の中でなんとなく走り辛そうではあった。
力を出せていないのは確か。
中山マイルの実績があり、巻き返してもおかしくはない。

ただ、今回は阪神JF組ではもう一頭のミーントゥビーを推したい。

ミーントゥビー

リアルインパクトxフジキセキ
前走阪神JF後方のまま7着だが東京1勝クラス勝ち

阪神JFでは18番枠から馬郡の外側であまり壁を作れていなかった。
それでいて直線でのラスト200mの脚は内にいたジャルディニエを上回るモノで不利が少なければGⅢで上位を争える存在に見えた。

福島の新馬ではスタート失敗したが徐々に押し上げて直線では外に出して差し切り勝ち、加速ラップ〇

2戦目の新潟では外3列目先頭で失速し3着
内の2頭には先着している〇

3戦目の東京でも最初は外3列目先頭だったが、思い切って先頭に立ち、新潟の2着馬に雪辱を果たした。
ラスト3ハロン11.5-10.7-10.9と高速馬場の適性も見せた。

心配なのはスタートが少し遅い点。
多頭数だとスタートの遅さで予想以上に後ろの位置取りになってしまう。
新馬で馬群の中を進む経験をしているので4コーナーの進路どり次第で勝負になりそう。

レイユール

キズナxキンカメ
キズナ産駒で母にボールドルーラーがないのは気になるが、代わりにナスキロはある。

新馬は中山マイル勝ちで上がり1位(2位に0.6差)
その新馬では出遅れたランフォーヴァウしか勝ち上がっていないのでメンバーレベルは低い。
ランフォーヴァウもGⅡを勝ったとはいえメンバーレベルが疑問なデイリー杯。
しかし、そのランフォーヴァウに上りで0.6差は評価したい。
経済コースを走れたが、中山の小回りの内ラチ沿いを走れたのも評価。
直線での進路変更も良かったし抜け出してからの走りにも迫力があった。

赤松賞では外3列目先頭を走ったマピュース(アルテミスS0.5差)の2着。
外3列目先頭の馬に勝てなかったのは問題だがマピュースもけっこう強そう。
レイユールは後方待機から上り1位で2位に0.4差。

(マピュースとシホリーンはアルテミスSで直線で前壁。シホリーンはムチを入れたがマピュースはムチも入れず諦めた感じだった)

赤松賞の1分33秒台で上がり1位は信頼できる。
レイユールは1分34秒0でギリ外れるが伸縮性とバネがありそうで期待したい。

シホリーン

モーリスxキンカメ
モーリスで母にトムフール〇
新馬は中山マイルでレコードの2着。
1着のファンダムは先週のジュニアカップも勝っているので信頼できる。
2戦目の中山マイルで勝ち上がり、3戦目のアルテミスSは直線で前壁気味になり力を出し切れていない。
人気馬だが好位で競馬できるし中山実績も十分。
相手関係でもいいレースをしている。



ホウオウガイア

シルバーステートxフレンチデピュティ
新馬は福島1800m上り1位(2位に0.6差)
けっこう強い勝ち方をした。

2戦目は東京2000mで道中は勝ち馬の後ろにいて直線では並びかけたが最後の100mで離された。
それでも上りは2位。
小回りの方がいいかもしれない。

アイサンサン

キズナxシンボリクリスエス
キズナ産駒で母にボールドルーラー〇

新馬は京都マイルで外3列目先頭で2着
斤量も2キロ軽かったが内の逃げ馬を捕まえられず。
ただ、3,4着は勝ちあがり、4着は朝日杯勝ちのアドマイヤマーズ。

2戦目は京都マイルで前に壁を作れてキッチリ勝った。
2着のモンテシートは先週のジュニアC3着

相手関係を考えれば結構強いかもしれない。
京都内回りの1600mを先行で勝てているのも良い。
勝ち負けを期待したい。

エストゥペンダ

サートゥルナーリアx(ワイルドアゲインxシアトルスルー)

新馬は競馬の練習も最後にいい脚見せた。
2戦目は上り1位で少し前進
3戦目の東京1600mではスタートもよくなり、勝ち上がり。
4着だったライラはすでに2勝している。
2,3着馬は勝ち上がれていないが惜しい競馬を続けていて悪くない。
レースごとに成長を見せていて今回も期待できる。
穴馬として楽しみ

カリーン

宣戦布告xサドラーズウェルズ系
新馬は中山マイルを内枠から先行するも直線で前壁で満足に追えず。
2戦目の東京マイルで外枠から前に壁を作って先行し勝利。
そのレースから勝ち上がりがでていないのは気になる。
タイムもやや遅い

キスアンドクライ

ワンアンドオンリーxノヴェリスト
新馬は東京1400mで中団から進みラスト11.0-11.0では届かず。
2戦目は京都内マイルで3コーナーから仕掛けてコーナーで大外を周る強引なレースで勝った。
2着も外3列目先頭なので3着以降の馬と力の差が大きかったと言える。

今回はその2着馬ルクスジニアに新馬で勝ったエリカエクスプレスも出てくる。
ルクスジニア比ではキスクラとエリカに大きな差はなさそうに見える。

エリカエクスプレス

エピファネイアxガリレオ
新馬ではスタート良く先頭に。
強く追うことなく勝ったが2着も強く追ってない。
この馬の評価が一番難しい。
ラップもラスト3ハロン11.8-12.1-12.1
近親にカプリがいるし距離長い方がいいと思うんだよな。
人気馬で切るならこの馬かなー?


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