天皇賞春 気になる馬達
すでに以前と変わらない高速京都競馬場
日曜のマイラーズカップで1分31秒5という改修前と変わらない速い時計が出ていました。
以前と同じように速い上がりを使える馬が有利になりそうですね。
サンデー系が活躍しそうな馬場。
週末は雨?
しかしながら、今週末には雨の可能性もあり。
排水は非常に良さそうなのですが、これも実際に雨が降ってみないと何とも言えない。
レース当日に降れば排水が良くても重馬場になるし、天気が気になる週末になりそうだ。
スタート直後の上り坂がカギ
今年のポイントとして逃げ先行馬が多い。
3000m以上のGⅠを制した逃げ先行馬が2頭。
さらに先行馬としてアフリカンゴールド、ディープボンド、ディアスティマ。
それに続くブレークアップ、ジャスティンパレス、マテンロウレオと中団より前で競馬する馬が多い。
去年はタイトルホルダーが楽逃げできたが、今年はスタート後の上り坂で先行争いが活発になりそうだ。
中山の2000mコースもそうだが前半に上り坂があるコースで先行争いが起きると後半に失速しやすくなる。
京都の過去10年で2ハロン目に11.5秒よりも速かった年は2015、2017、2018、2019年。
2015年は上位5頭中4頭が1コーナーで10番手以下。
3着のカレンミロティックが2番手から3着。
2017年はヤマカツライデンが大逃げしたので2番手以降がキチンと抑えて離れていた。
そのため、1コーナーの位置は2,5,7,3,9と中団より前有利。
2018年もヤマカツライデン以下略
2019年は1コーナーで12頭中7,9,6,13で中団より後ろ有利。
スタートから2ハロン目の上り坂で11.5秒よりも速くなるようだと中団より後ろの馬にチャンスが出てくる。
内枠と内ラチ沿いを走る馬に注意
人気薄は2011年ヒルノダムール(7人気②で1着)、2012年ビートブラック(14人気①で1着)、2015年カレンミロティック(10人気②で3着。
基本は人気薄なら内枠の馬に注意
2019年パフォーマプロミスと2020年のスティッフェリオは内枠ではないが北村友騎手がスタンド前に入る頃には内ラチ沿いにポジションを取っている。
2020年には好スタートもしっかりとおさえて2、3番手に自重しているので北村友騎手は前半のペースの大切さがわかっていると考える。
ディアスティマには要注意か。
京都適性
2011年のビートブラックが教えてくれるのは、他の競馬場の長距離で凡走していても京都適性が高ければ問題ないという事。
京都の菊花賞で0.2秒差3着の後は東京、中山、阪神の長距離で凡走。
しかも前走の阪神大賞典では心房細動で4.0秒差まけ。
いくら心房細動が競走能力に関係ないからとはいえ、一般人が多く買うGⅠでは人気にならないよね。
ビートブラック君の血統は、サンデー、トニービン、ブライアンズタイム、レインボウクエスト。
これらの血も京都では重視したい。
ヒルノダムールにもレインボウクエストの父ブラッシンググルーム。
そして下り坂と言えばプリンスリーギフト系。
エントシャイデンが下り坂のフォレ賞で2年連続3着なのも母父プリンスリーギフト系のサクラバクシンオー。
キタサンブラック産駒が京都得意だろうと予想できる要員の一つでもある。
これを持つステイゴールド系やダイナサッシュ持ちは要注意。
評価
勝ち負け
アスクビクターモア
タイトルホルダー
2着候補
ジャスティンパレス
ボルドグフ―シュ
3着候補
マテンロウレオ
シルヴァーソニック
馬達
アスクビクターモア
ディープインパクトxレインボウクエスト
追切も1週前で前走よりも速い時計で順調。
ダービーで見せたようにクッション値の高い高速馬場での高速持続能力に優れている馬。
今回は理想は2列目の先頭。
残り800mの下り坂でペースが速くなるのでそこからのロングスパートは望むところ。
この馬を捕まえられるかどうかがポイント。
だが、重馬場は良くない。
母には重馬場が強い血が多いのだが反発力を利用するタイプで力をそがれる。
タイトルホルダー
ドゥラメンテxモチベイターxシャーリーハイツ
追切も前走より上げてきて好調。
この馬で心配なのは下り坂。
凱旋門賞のロンシャンでも下り坂でスピードを抑えられなかった。
ロングスパートは望むところだが、阪神コースのように徐々にペースアップするのでなく、残り800mの下りでトップスピードに達してからの失速ラップになりそうだ。
前半のペース次第では大きく失速する可能性も。
重馬場は助けになる。
ジャスティンパレス
ディープインパクトxロイヤルアンセム
追切も1週前までは順調
前走の阪神大賞典は内枠から内ラチ沿いを進みなんの不利もなく抜け出した。
有利なレースで完勝。
ボルドグフ―シュが内から外に出して3-4コーナーで外を上がって行ったのと比べれば経済コースで楽だった。
とはいえ、最高速ではジャスティンパレスの方が上なのでルメール騎手ならその武器を活かすためにギリギリまで前に馬を置いておくだろう。
ボルドグフ―シュ
スクリーンヒーローxレイマン菊花賞でも書いたが4000mで一番強いのはこの馬。
調整過程がちょっと不満。以前は坂路で51秒台があったり、CWでも80秒を切る時計があったが今回は速い時計がない。
馬体も有馬記念の時の方が良く見える。
高速の良馬場の瞬発力勝負だと劣るが重馬場なら上位。
状態面が気になる。
マテンロウレオ
ハーツクライxブライアンズタイム
授業参観のパパの成績が良くないのは事実。
しかし、二人を真後ろで見守っていればそこは絶好のポジション。
母父ブライアンズタイムで重馬場も良さそう。
京都記念ではドウデュースに完敗だが普通の年なら勝っている内容。
大阪杯も惜しい負け。
過去にもハーツクライ産駒は勝てないまでも2,3着多い。
ディアスティマ
ディープインパクトxストリートセンスxリヴァモア山(ブラッシンググルーム系)
新馬で京都勝ちしている。
一昨年の天皇賞春は強気なレースで6着。
もう少し我慢できれば上位との差は小さくなる。
血統面からも魅力的
シルヴァーソニック
オルフェーヴルxトニービン
前走よりも坂路やCWで速い時計を出してきて前走以上が考えられる。
レッドシーのラスト3ハロンも約34.4秒で上がっている。
京都で良さそうな一頭。
ヒュミドール
ダイヤモンドS2着。
予想では『前走もいかにも距離延びれば良さそうな負け方』と△をつけた。
以前よりズブくなって中距離では足りなくなっていた。
重馬場も苦にしなさそうな走り。
ただ、上位のスピードにはついていけないか。
マテンロウレオ
ハーツクライxブライアンズタイム
ブレークアップ
ノヴェリストxクロフネ
モンスン、キングズベストと重馬場得意系を持ち、重馬場での好走もある。
アイアンバローズ
オルフェーヴルxロイヤルアンセム
京都で2勝しているようにコースは得意
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