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コックスプレート 2024年 予想◎プライドオブジェニ


ムーニーヴァレー競馬場 2040m GⅠ

オーストラリアの中距離の最強馬決定戦

等高線は左がスタート。

左回りの2040m

最後の直線は約192mと短いが最終コーナーのカーブが緩くて約400mは直線とほぼ変わりなく追える。
外を遠心力つけてまわすのも効果的だし、コーナリングの上手い馬が内を素早く抜けてくるのもあり。

思ったよりも起伏のあるコース。
1コーナーから下り坂で2コーナーまでに8m下る。
3コーナーからのラスト1100mは緩い上り坂で4m上る。

後半の緩くても長く続く上り坂はトモの筋肉が重要。

2023年 2分3秒16 良(Good3)

あのロマンティックウォーリアーでさえギリギリの勝利。

15.64-11.58-11.26-12.16-12.72-12.36-12.02-11.87-11.86-11.69

前後半(1040-1000m)
63.36(日本式だと約62.1)-59.80

1着7枠ロマンティックウォーリアー 59kg
アクラメイション(トライマイベスト系xアホヌーラ)
xストリートクライxシングスピール
走行距離2057m
上がり3ハロン35.07(11.64-11.72-11.71)

2着2枠ミスターブライトサイド 59kg
ブルバーズ(ゴーンウエスト系xシングスピール)
xタヴィストック(モンジューxレインボウクエスト)xデインヒル系
走行距離2045m
上がり3ハロン34.97(11.68-11.78-11.51)

3着5枠アリゲーターブラッド 59kg
オールトゥーハード(デインヒルxダンチヒ)
xフェアリーキング系xレッドランサム
ラストタイクーン4x4
走行距離2051m
上がり3ハロン35.31(11.72-11.72-11.87)

2コーナー
4コーナー

2022年 2分10秒17 不良(Heavy8)

15.89-12.61-12.98-13.54-13.39-12.62-11.95-11.73-12.56-12.90

前後半68.41(67.2)-61.76

1着4枠アナモー      豪4歳   57.5
ストリートボス(ストリートクライxダマスカス系)
xリダウツチョイス(デインヒルxスターキングダム系)
走行距離2056m
上がり3ハロン36.97(11.74-12.33-12.90)

2着10枠アイムサンダーストラック 59
ショッキング(ストリートクライxデインヒル)
xエデンウォルド(サザンヘイローxミスプロ系)
走行距離2057m
上がり3ハロン36.34(11.63-12.39-12.32)

3着8枠エルボデゴン   3歳     56.5
コディアック(デインヒルxクリス)
xキングマンボxサドラーズウェルズ
仏ダービー2着、パリ大賞3着、グレートヴォルティジュール3着
走行距離2062m
上がり3ハロン36.64(11.69-12.35-12.60)

2コーナー
4コーナー

2021年はステートオブザレストが1着
スタースパングルドバナー(デインヒル系xスターキングダム系)
xクワイエットアメリカン(ファピアノxドクターフェイガー)
アイルランド調教場で前走はアメリカの1900mGⅠ勝ち

2着は8枠アナモー 豪3歳49.5kg

展開

メルボルンの天気予報では雨の可能性は少ないが、慢性的ににわか雨が降りやすいので要注意。
ほんと、天気変わりやすいから、メルボルン。

⑥プライドオブジェニの大逃げが印象的だがスタートはそれほど速くなく、ジワジワと先頭に立つスタイル。

スピードのある④ロイヤルパトロネージが最初は先頭に立つ。
その後に、先頭を譲るか争うか?

①ミスターブライトサイドが2番手グループの先頭
その後ろはスタート次第で少し変わりそう。

今回はクイーンエリザベスのような大逃げにはならない。
その時のメンバーがいるし、流石に2度も同じミスはしないだろう。
①が早めに捕まえに行く展開になれば追い込み馬に有利な展開になるかもしれない。

または、コーナー間が短い競馬場の利点を上手く活かして『ちょうどいい距離』で前が逃げれば再びの逃げ残りもある。

評価

オーストラリアの水曜のオッズ
②プログノーシス    3.4
⑦ヴィアシスティナ   4.4
⑥プライドオブジェニ  4.6
⑧ブロードサイディング 6.0
①ミスターブライトサイド8.0
⑤ドックランズ     20.0
⑨エヴァポレイト    21.0
③コヴァリカ      26.0
④ロイヤルパトロナージュ31.0

◎7枠 ⑥プライドオブジェニ
連闘は気になるが、まともなら勝つ
〇2枠 ①ミスターブライトサイド
リピーター枠
▲8枠 ⑧ブロードサイティング
スピードのある3歳
△5枠 ②プログノーシス
ゲート練習の成果が出れば
△4枠 ⑦ヴィアシスティーナ
3周走って馬が満足しちゃってるかもしれない
穴9枠 ③コヴァリカ
トップレベルの実績はないが、穴馬として面白い

馬達

1枠 ⑤ドックランズ 追い込み
マサート(テオフィロxアクラメイション)
xマークオブエスティーム

ガリレオ産駒は2020年にアーモリーが2着。
アーモリーは愛チャンピオンSでマジカル、ガイヤースに次ぐ3着でソットサスには先着

ドックランズは前走インターナショナルで7着
ドゥレッツァから0.15差
スタートでゲート出るの遅れてしまった。

ラスト4ハロンは11.06-10.93-11.31-12.73
L4の11.06はメンバー中最速。
主にマイルを使われてきて、マイルGⅠを2着しているように短距離馬としてのギアチェンジの速さを持っている。
初めての2000mというのもあり、直線に入ってすぐに最高速に達して後はバテてしまった。

スタートがあまり速くないので後方からになる。
マイルならいいスピードを発揮できるが、2000mはどうか。
小回りのコースで一瞬の脚を活かせるかもしれないが、そもそも小回りは初めて。
血統にミスプロ系が多かったりすれば期待できたが

2枠 ①ミスターブライトサイド 先行
ブルバーズ(ゴーンウエスト系xシングスピール)xタヴィストック(モンジューxレインボウクエスト)xデインヒル系
去年の2着

前走は2000mGⅠを離れた2番手集団で先行して2着。
勝ち馬は次のコーフィールドC5着、その前の1800mGⅠも5着。
2走前のマイルGⅠはプライドオブジェニが大逃げして2番手から2着。
不良馬場意外だとプライドオブジェニに負け続けている。
ムーニーヴァレーは6回走って3勝2着2回で得意
リピーター枠で3着以内

3枠 ④ロイヤルパトロネージ 逃げ
ウートンバセットxダラカニ

前走は1900mGⅡを逃げて3着
2走前のマイルGⅠは先行して3着
ランドウィックの1400mGⅡの勝ち時計は1分20秒41ですよ。
日本式だと1分19秒2。
スピードに優れていてマイルの方が得意な印象

4枠 ⑦ヴィアシスティーナ 差し
ファストネットロックxガリレオ
去年の重馬場の英チャンピオンSで惜しい2着

この秋は不良馬場で5着したが良馬場の1400mGⅠを好時計勝ち。
前走の2000mGⅠを差し切り勝ち。
スピードのある馬で2000mの実績もある差し馬。
ムーニーヴァレーは初めてでコーナーで加速しながら追い込めるかどうか。
4コーナーではプログノーシスと進路どりの争いになる。

春のランドウィックのクイーンエリザベスSではプライドオブジェニの大逃げを許してしまったが2着。
今回は同じミスをしないだろう。

今週の追切で放馬してしまうハプニング。


5枠 ②プログノーシス 追い込み
ディープインパクトxオブザベイトリー
香港ではロマンティックウォーリアーに3回やって勝てず。
そのロマンティックウォーリアーでさえ僅差勝ちのコックスプレート。
その時の2着も今回いる。

今回は馬の調教師で、サラブレッドの教育者としても高く評価されているジュリアン・ウェルシュは、ウェリビーでプログノシスと協力し、プログノーシスのゲートを矯正してきた。
その成果が出るといいのだが。

逃げ馬が2頭いるのでペースは速くなってくれるのは良い。
2,3着で

6枠 ⑨エヴァポレイト 豪3歳49.5キロ 差し
パーインテロ(ストリートクライxアホヌーラ系)
x動物王国(ブラッシングブルームxアカテナゴ)xサヴァビール
ムーニーヴァレーは3戦3勝
2000mは初めて。

10月のオーストラリアの3歳は季節が反対だから日本で言えば皐月賞の頃の3歳。
最近ではアナモーが3歳でコックスプレートで2着になっている。
アナモーはコーフィールドギニーを勝っているがエヴァポレイトは3着。

リスグラシューの時の2着カステルヴェッキオは前走で2000mGⅠ2着し、GⅠ勝ちもある。

血統は買いたい。
斤量は有利だし、ムーニーヴァレーの実績から狙うのもあり。
ただ、過去の好走馬と比べると少し落ちる印象

7枠 ⑥プライドオブジェニ 逃げ
プライドオブドバイ(ストリートクライxデインヒル)
xラストタイクーン系xザビール
オーストラリアらしい血統でこのレースにも相性〇

去年の11月以来の連闘。
その時はマイルGⅠ連勝したが両方ともフレミントン競馬場。
今回はシドニーからメルボルンの輸送もある。
飛行機で1時間半の距離だけどさ。
前走もけっこう一生懸命に走っていたからダメージはあると思うんだよ。

陣営も全力を尽くしている。
まずはシドニーで高気圧酸素治療を行うハイパーバリックチャンバーに入れたり、スパでリラックスさせたりしている。
水曜の夜にメルボルンに向かいゆったりとしたトレーニングをする。

すげーな!馬に高気圧酸素治療!
日本にはあるのか?

今年の春にはオーストラリアでも賞金の高い2000mGⅠで2,1着。
クイーンエリザベスは単勝1倍台のヴィアシスティーナが差し馬だったから他の馬もそっちをマークしていて楽逃げさせてしまった。
明らかに戦略的勝利だが十分に強い。

今回も万全なら勝ち負け候補だが、連闘がどう出るか。

8枠 ⑧ブロードサイティング 豪3歳49.5キロ 差し
トゥーダーンホット(ドゥバウィxシングスピール)
xストリートクライxデインヒル系xザビール
これも相性良さそうな血統〇
こっちの3歳は前走コーフィールドギニー4着だがGⅠ3勝。
前走もラスト400mはこの馬が1番。
スタートも良くなくていつもより後ろの位置取りになってしまった。
好位でレースした事もあり、位置取りはスタート次第。
初距離だがこなせそう。
3着以内ありそう。

9枠 ③コヴァリカ 差し
オーシャンパーク(ヌレイエフ系xザビール)
xマクフィxデインヒル系
今シーズンに成績を向上させている。
2走前のマイルGⅠで優秀なスピードを見せた。
前走はスタートからの位置取りで予想より後ろになり、直線で大外に回してから追い込んで2着。
穴を期待してもいい脚だった。


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