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 秋華賞 2024年 気になる馬達


過去22回の京都秋華賞の傾向

枠に関しては過去3回の道中の位置取りを見ればわかるように開幕2週目なのに内ラチ沿いが有利ではない。
先週土曜のオパールSも道中外を走った馬が上位。

時計は出ているが内前が有利な馬場ではない。

2023
2023
2020
2020
2019
2019

1着は3人気以内
2着は7人気以内
3着は10人気以内

1着は単勝6.9倍以下
2着は19.9倍以下

馬体重は480~499が有利

前走オークス

オークス1人気上り1位は3頭出走してすべて1着。
その3頭は3冠馬。
今年はステレンボッシュが桜1,樫2。
微妙に外れるが許容範囲か。

オークスで3着以内は【6-0-1-4/11】で勝率54%

秋華賞で3着に入らなかったのは
ラッキーライラック 栗東 桜2、樫3
ウインマリリン   美浦 樫3
サンテミリオン   美浦 樫1
チャペルコンサート 栗東 桜7、樫2

乗り替わり【0-0-0-17/17】
ラッキーライラック
ウインマリリン
サンテミリオン

今年は、
ステレンボッシュ 桜1樫2 戸崎騎手継続騎乗〇
チェルヴィニア 桜13樫1 ルメール騎手継続〇


関東の戸崎騎手は京都でどうか?
過去10年の芝の重賞成績からは悪くない。

前走紫苑S

前走紫苑Sで秋華賞で4人気以内は【2-2-0-3/7】
関東馬は国枝調教師の馬

カレンブーケドール 国枝
秋華賞2人気2着
オークス2着、スイートピーS1着

ディアドラ
秋華賞3人気1着
紫苑S1人気1着上り3位

ヴィヴロス
秋華賞3人気1着
紫苑S3人気2着上り2位

パールコード
秋華賞4人気2着
紫苑S2人気5着、東京フローラS2着

マジックキャッスル 国枝
秋華賞10人気2着
紫苑S6人気4着上り2位、京都ファンタジーS2着、東京クイーンC2着、オークス5着

今年は紫苑S組が全て関東馬で国枝調教師ではないX

更に秋華賞組でオークスに出走していた馬はオークスで5着以内の馬しか3着に入らない。
ミアネーロ   オークス14着
ホーエリート  オークス10着

今年の紫苑Sは非常に速い馬場だった

前走新潟1400mで逃げて1分22秒4だった馬が逃げて1分33秒8で走れるような馬場。
新馬2000mでもラスト1ハロン11.0秒。
3歳上1勝クラス2000mでもほとんどの馬が持ち時計を2秒以上更新
2勝クラス1200mでも1着は自己ベスト2秒更新
2着も1秒更新。
その2勝クラス5着で次の中山1200mで3着になったディアドコスはタイムが1秒遅くなった。

紫苑S0.5差7着のテリオスサラは次の東京1800m(稍重)で1分47秒1(0.2差5着)
紫苑S1.0秒差9着のガジュノリは中山1800mで1分47秒5(0.2差2着)

今年の紫苑Sはだいたい1.5秒位速い馬場だったんじゃないか。

過去に近い馬場だったのがラスト11.5-11.2の加速ラップだった2018年。1分58秒0で勝ったノームコア様は次のエリ女5着だが翌年の高速VMを1分30秒5で勝利。
高速馬場の適性の高さを見せた。

今年の紫苑Sの上位3頭は来年のVMとか高速馬場でこそ狙いたい。

前走ローズS

今年は中京のローズSで参考にならないかも

前走ローズS1着か0.2秒差以内、4人気以内は【9-7-2-9/27】
勝率33%、連対率59%、複勝率67%

例外
2019年①ダノンファンタジー 8着1人、ローズ1着、桜4、樫5
2008年⑰レジネッタ     8着2人、ローズ3着、桜1、樫3
2013年⑭デニムアンドルビー 4着1人、ローズ1着、樫3
2009年⑨アドマイヤキッス  4着1人、ローズ1着、桜2、樫4

1,7,8枠と内過ぎたり、外過ぎたりするとX
ローズSが重馬場だった2頭は着外(デニム、レジ)
ローズSで初角7番手以下だった3頭がX(ダノン、レジ、アドマ)

今年は
1着クイーンズウォーク 
初角7番手で展開面での不利を受ける可能性あり

前走ローズS1人気で2~4着かつ、初角5番手以内は6頭全て連対。
ランスオブクイーン 1人気3着初角3番手◎

ローズSで初角5番手以内で0.2秒差以内なら連対率38%、複勝率61%
セキトバイースト  1番手0.2差
チェレスタ     3番手0.2差

過去はカイザーバル(エンパイアメーカーxサンデーxニジンスキーxリボー)、キョウワジャンヌ(ハーツクライx(ミスプロxバックパサー)xニジンスキー)

ヤマカツツリー(ミスプロxバックパサー)x(ミルリーフxリボー)xプリンスリーギフト系
ローズS逃げ切り。

前走ローズ1着か0.2差以内
前走ローズ2-4着
前走初角5番手以内の着差



評価

オークス1,2着
ステレンボッシュ 桜1樫2 戸崎騎手継続騎乗〇
チェルヴィニア 桜13樫1 ルメール騎手継続〇

ローズS1着クイーンズウォーク 
初角7番手で展開面での不利を受ける可能性あり

ローズS1人気で2~4着かつ、初角5番手以内は6頭全て連対。
ランスオブクイーン 1人気3着初角3番手◎

勝ち負け
チェルヴィニア
クイーンズウォーク

2着候補
ステレンボッシュ
ミアネーロ    背が高くなりバランスよくなった

3着候補
ボンドガール
ランスオブクイーン
ホーエリート   外差し有利な馬場で

馬達

ステレンボッシュ 想定1人気
エピファネイアxルーラシップxダンスインザダーク
フォトパドックで皮膚が少し厚く見える。
オークスの時はうっすらとアバラが見えていたが、今回は筋肉の線もハッキリしない。
最終追いで仕上がる?
桜花賞に続いて今回も栗東滞在。
今回は坂路で速い時計を出しているが映像からは絶好調という印象は受けない。
脚の運びは速いがブレる場面もあり、ここを使った次が良さそうな印象。
ウッドの時計も少し向上。
桜花賞のようなレースぶりがこの秋華賞でもできれば上位争いできる。
上がり上位率も高く、国枝調教師も相性が良いレース。
継続騎乗も〇でしっかり仕上がっていれば勝ち負け。
最終追い切りの評価待ち。

チェルヴィニア 想定2人気
ハービンジャーxキンカメ
フォトパドックはこちらの方が血管も浮き出ていて筋肉もついてきて良く見える。
桜花賞は大外枠から馬郡の一番外側の列の先頭を走ると言う最もスタミナを消耗するレースをしてさらに直線でも数回接触して敗北。
オークスは馬群の外側で今回はしっかりと壁を作って脚を溜めた。
秋華賞は外差しが決まりやすいので、道中はしっかり壁を作れれば勝ち負けできる。
重心も安定していて長くいい脚も使える。
チェルビニアとは3-4コーナーの位置取り、直線での進路どりのちょっとした差で着順が変わるがこちらの方が上だと思う。

クイーンズウォーク 想定3人気
キズナxファピアノ系
桜花賞は内側で上手く走れず。
大きな馬でクイーンCのように直線ではこの馬のストライドを活かすために前に障害物(馬)の無い状態で走りたい馬。
オークスでは前2頭を除いた集団の3番手で先行。
直線では道中前に壁を作ってしっかり脚を溜めることができた3頭に負けた。
積極的に先行した分だけ終いの切れを欠いた。
ローズSはまたもや②枠だったが、今回はしっかりと前に馬を置いて脚を溜めた。
直線に入ってすぐに外に出して前に障害物のない状態、つまり勝ちパターンに持ち込めた。
しっかり脚を溜められればこの世代の牝馬ではトップクラスの決め手がある。
ローズSのようなレースができればオークスの上位2頭との差は間違いなく縮まる。

ミアネーロ 想定4人気
ドゥラメンテxプルピット
背が高くてストライドも大きく、内ラチ沿いは向かないのだがこの馬は器用さもある。
紫苑Sで直線に入って進路できてからの加速も素晴らしい。
ボンドガールよりも前の位置取りを取れるのは大きなアドバンテージ。
オークスの時よりも背が高くなりバランスも良くなった印象。
追切後の津村騎手の
「めっちゃ良かったです。手応え十分でフィニッシュしました。最後の1ハロンの動きが、前走よりだいぶ素軽くなってきました」
という絶賛から人気急上昇中。
確かに春とは馬が変わってきているので要注目の一頭です。

クリスマスパレード 想定5人気
キタサンxロベルト系x49er系
紫苑Sは無駄に中山でキタサン産駒を嫌って失敗><
素直にフローラSを外3列目先頭で4着したのを評価すれば良かっただけなのに(泣)

去年は3頭のキタサン産駒が秋華賞に出走して全て人気以下(またか!)

去年の3頭よりは好走しそうには見える。
ただ、問題は外3列目先頭になりやすい事。
紫苑Sでも取ろうと思えば内ラチ沿いの2番手もあったのに、2列目先頭を選択した。
ストライドも大きいし外枠だとフローラSの位置取りになりやすい馬。
秋華賞では先行は少し不利になるが3着の可能性は捨てきれない
まぁ、ちょっと不利だとは思う。

ボンドガール 想定6人気
ダイワメジャーxティズウェイ
去年のサウジRCではゴンバデ相手に最高速で劣る印象だった。
NZTでは稍重で少し内が良くない馬場で最も内側を走ったのが影響して2着。
NHKマイルはルメール騎手のせいで内ラチ沿いで狭くなり途中からあきらめた。
クイーンSは後方からも、比較的簡単にスムーズに馬群を抜けて来て2着。
紫苑Sは外枠からだったが内ラチ沿いの後方を進み、直線で進路を探して外へ外へと移動。
前が開いたのはラスト100mくらい。
先頭はラスト1ハロンを11.0秒で走っているので追い付けるわけもない。
それでもこの馬はラストを10秒台と素晴らしい脚。
操作性の良さも見せてくれている。
展開次第では勝てる馬。
武騎手のコメント
「スタートが思ったほど出ませんでしたし、気性のキツいところがあるので、出して行きませんでした。レース自体に動きがなく、動くこともできませんでした。それでも良い脚を持っています」

出足の悪さと気性面で折り合いに専念しなければいけないのとで、どうしてもこういう競馬になってしまう。
それでも差し追い込みが結構決まる秋華賞なので進路さえ上手く取れれば上位に入れる。

ランスオブクイーン 想定7人気
タリスマニックxマンカフェ
オークス5着以内は秋華賞でも好走する確率高い。
京都2000mの勝利実績もある。
オークスは1000m通過57.7秒。
3,4番手でも約59秒と速く、他の前3頭は最下位から3頭になっている。
それで5着に粘ったこの馬は素晴らしい。
オークスでも大穴馬として狙っていたが今回も期待したい。
8月の新潟2200mを好時計勝ち
9月の中京2000mでは外で上手く壁を作れず、ほぼ外3列目先頭で0.0差3着は強い内容。
そのレースの勝ち馬は次の3勝クラスでもワイドエンペラーのクビ差2着。
秋華賞でも穴を開ける資格は十分にある。
ただ、松山騎手になったので外過ぎない枠希望。

セキトバイースト 想定8人気
宣戦布告xルーラーシップ
チューリップ賞に続いてトライアルで逃げ粘り。
稍重という馬場も良かった。
宣戦布告産駒は稍重より悪い馬場でいずれも人気以上の着順。

競馬場でも洋芝の北海道での複勝率高い。
得意な中山競馬場だって野芝オンリーの秋の成績は悪い。

雨が降ったらチェックしたい馬。

宣戦布告産駒の芝レース
中山競馬場

タガノエルピーダ 想定9人気
キズナxキンカメ
オークスではランスオブクイーンと並んで3,4番手だったが大きく失速した。
ローズSは内ラチ沿いで先行も少し足らず。
他の馬を買いたいかな

アドマイヤベル 想定10人気
スワーブリチャードxニューメラス
フローラS勝ちは秋華賞でもそこそこ走る。
しかし、逆転は難しそう

コガネノソラ 想定11人気
ゴルシxロージズインメイ
スイートピーS勝ちはけっこう穴馬いる。
オークスは直線で前に少しスペースができた時に前に出る脚が無かった。
そこでライトバックに前に入られて、その後ものびきれなかった。
オークスはラスト2ハロンが11.5-11.4という加速ラップで瞬発力の無い馬には厳しい展開。
クイーンSでは軽い斤量を活かして上手く乗った。
ゴール後の勢いからボンドガールの方が好感するのもわかる。
持続力勝負の方が得意で、今回は決め手に優れる馬が何頭かいるので厳しいか。
外枠で少し期待できる。

チェレスタ 想定12人気
ハービンジャーxルーラーシップ
ローズSは内枠先行のこの馬を買えず><
今回は厳しい

チルカーノ 想定13人気
ハービンジャーxキンカメ
長い距離の方がいい

ラヴァンダ 想定14人気
シルバーステートxベーカバド
ローズSではスタートで少し遅れ、道中は外で壁を作れなかった。
しかし、この馬のうしろにいたクイーンズウォークの脚をみればかなわない

ホーエリート 想定15人気
ルーラーシップxステゴ
オークスは外をマクる強引な競馬でスタミナ切れ
紫苑Sはラスト11.6-11.4-11.0だし、高速適性高くないと勝負にならなかった。
道中で内を走った2頭の方が勝負どころでの加速が速かった。
ゴール前はこの馬もついて行っているが、ギアチェンジの差がでた。
ミアネーロにはフラワーCでも内外の差、ギアチェンジの差があった。
しかし、今回は外差し有利な秋華賞。
今回のメンバーで唯一母にプリンスリーギフトがある。
穴馬

ラビットアイ 想定16人気
エピファネイアxニューアプローチ
血統は合いそう。
前走は直線で見込みなしと見て追わず。
もう少し使ってからじゃないか?





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