スプリンターズS 2024 気になる馬達
馬券的なイメージ
過去10年では1,2人気が共に3着を外したのは1回だけ。
常識的に行くなら、1,2人気馬のどちらかを軸にする。
今年はママコチャ(想定2人気)の方がサトノレーヴ(想定1人気)よりも確率高そうで軸になる。
ママコチャから、GⅠ実績のあるナムラクレア、マッドクール、ビクターザウイナー、ウインマーベルとの馬単が買いやすい馬券。
想定人気が低いが実績が良かったり、勢いのある馬とママコチャの馬連、ワイドはワクワクする。
ルガル(8人気)、ウインマーベル(10人気マジ?)、ウイングレイテスト(11人気)、モズメイメイ(13人気)
万馬券中毒はこれら人気薄の馬のどれかから1,2人気と実績馬に流す馬単とリスクヘッジでワイド。
先週日曜の中山競馬場
内前有利。
直線でも内有利。
開催前半はラスト3ハロンの加速ラップが頻繁に見られたが、非常に遅いペースからの400~600m瞬発力勝負以外は普通になった。
『普通』というのは4コーナーで加速してL2最速になりゴール前は失速。
スプリンターズSも内の逃げ先行馬が有利なレースになりそうだ。
今週の船橋の天気もサイトにより異なるのでまだ不明。
予想は良馬場を前提にし、枠順発表後の感想で重馬場の可能性があれば考える。
11R オールカマー2200m(外)
ラスト3ハロン11.6-11.3-11.8
前有利
外枠から逃げ馬の後ろのポジションを取れた津村騎手の好判断が光りました。
馬場バイアスを考えればこれしかない!という位置取り。
9R 2勝 1600m(外)
1分32秒4
ラスト3ハロン11.3-11.1-11.5
単勝1.6倍のペリファーニア(ルメール騎手)の位置取りが後ろ過ぎて届かなかった。
その失敗も踏まえて『前』を強く意識したオールカマーでのレーベンスティールの騎乗だった。
13人気5着も内ラチ沿いを走っているように内が有利。
逃げ先行馬
中山の1200mコースはスタートから下り坂なので速くなりやすい。
過去の400m通過タイムも過去10年で22.0秒が4回もある。
逃げ候補
ピューロマジック (調教師さんのコメントは気になるが)
セントウル 12.0-22.4-33.6
北九州 11.4-21.6-32.3
葵S 11.9-22.5-33.2
ビクターザウイナー
高松宮 12.5-23.3-34.9
チェアマンズ 23.48(約22.2)
香港GⅢ61キロ 23.79(約22.5)
先行馬(前走初角5番手以内)
ウイングレイテスト (阪神C逃げて12.3-22.5)
マッドクール
ママコチャ
モズメイメイ
ルガル
ウインマーベル
サトノレーヴ
ナムラクレア 前走は5番手
過去13回の400m通過が22.2秒以下のスプリンターズSの傾向
7枠で馬券になった7頭中5頭が1、2人気で残りが6,7人気。
そして、1頭を除いて初角5番手以内。
6人気はその年の高松宮1着。
7人気はその年のセントウルとアイビス1着。
人気
1人気 > 2,3人気 > 4~10人気 > 11人気以下
オッズ
4.9以下 > 5~6.9 > 7~14.9
穴で面白いのが20~29.9倍の馬
想定オッズでは、
ウインマーベル、ピューロマジック
8枠の人気薄は時計がかかる年の差し馬アイルアウェイ。
時計はかかりラスト12.9秒で大きく失速しながら2番手から勝ったダイタクヤマト。
内枠に速い先行馬がいなくて外枠の馬が前を占めた。
6枠のカノヤザクラが3着は行った時は内前有利。
上位7頭中6頭が4コーナー6番手以内。
カノヤザクラは父バクシンオーでアイビスSD2勝。
単勝オッズ18.6~20.3の3頭で上位を占めた2022年は道中内ラチ沿いの差し馬が、勝負を焦って外を差してきたナムラクレアを上回った。
ナランフレグはその年の高松宮でもイン差しで勝ってる。
馬体重
牝馬は480キロ以上が良い。
ママコチャ 498
モリノドリーム 492
牡馬は460キロ以下でも活躍
オオバンブルマイ 448
前走
前走セントウルSGⅡ
1,2人気 > 3~5人気 > 6人気以下
GⅠ実績ない馬は0.6秒以上負けてはいけない。
前走から斤量減は〇
買いたいのは前走の進路どり含めてママコチャ。
トウシンマカオ 2人気1着、斤量1キロ増
ママコチャ 4人気2着、斤量1キロ減
モズメイメイ 7人3着、斤量1キロ増
ピューロマジック 1人気0.7差、斤量1キロ増
前走キーンランド
前走2人気以内で1着か0.2差以内、斤量1キロ増はOK
キーンランドからはサトノレーヴ
サトノレーヴ 2人気1着
ナムラクレア 1人気0.4差
評価
想定人気
1人気 サトノレーヴ 3.1倍
2人気 ママコチャ 5.0倍
3人気 ナムラクレア 7.9倍
過去データ
セントウルSからはママコチャ
キーンランドCからはサトノレーヴ
勝ち負け
ママコチャ 軸になる馬
ウインマーベル 馬体最高!
2着候補
ナムラクレア 中山得意な騎手に!
ウイングレイテスト 1200mでも上位
マッドクール GⅠを勝っても人気にならない馬
3着
ビクターザウィナー 逃げ馬
ルガル 高松宮記念1人気
サトノレーヴ 3着以内は有りそうだが、勝つのはどうか?
モズメイメイ 下剋上
みまもりたい
ピューロマジック 逃げてくれないかなー
馬達
ウイングレイテスト
スクリーンヒーローxユタカオー
レベルの高い1400mGⅡを最初の400m22.5~22.7を1,2番手で走り、1着と0.3差。
1200m通過は1分7秒3と1分8秒2.
初の千直でも2着。
1着はその前後の1200mでも3着している調子のいい牝馬。
秋中山は京成杯AHで1分31秒6で2着がある。
その1200m通過は1分8秒2。
外枠から先行しても実績はあるが、内枠ならなおさら良い。
3着以内ある。
ウインマーベル
アイルハヴアナザーxフジキセキ
一昨年の2着。
去年は力を出し切れたとは言えないレースで6着。
その後1400m重賞を3勝。
阪神Cと京王杯SCは大きく評価したい。
騎手的に内枠が欲しい。
松山騎手は外で壁を作らないことが多く、それで何度も負けている。
しかし、前走の京王杯SCは外3列目先頭で勝ってしまった。
勝ってしまった。
長い距離を走り、風の抵抗を受けて勝ってしまった。
これは馬が力をつけている証拠。
フォトパドックを見ても2年前よりもしっかりと筋肉がついてアスリートみたい。
これなら最高速勝負でもかなり期待できる。
ナムラクレア
ミッキーアイルxストームキャット
騎手変更は大きなプラス
過去10年の中山1200m
浜中騎手 【2-1-1-18/22】勝率9.1%、複勝率18.2%
武史騎手 【16-12-12-64/104】勝率15.4%、複勝率38.5%
中山1200mなら武史騎手>浜中騎手
前走のキーンランドCでは直線で狭い内を狙って他馬と接触。
しかも内の馬場があまり良くなかった。
過去2回のスプリンターズSでは人気以下の成績になっているが、展開と言うか、進路選択が上手くいかなかった。
積極的にポジションを取りに行ける武史騎手の方がナムラクレアには合うと思う。
今度こそ。
サトノレーヴ
カナロアxバクシンオー
中山は4月に速い時計で勝っている。
4着に負けた阪急杯は外3列目先頭で不利だった。
上位3頭は内を走った馬。
函館SSでは逆に内で有利なポジションで1着。
斤量で2キロ重かったウイングレイテストとはほとんど差がない。
スプリングSでは枠の並び次第になる。
能力は高いし前で競馬できるのも今の中山では有利。
3着に入る確率は高そうだが、ここも1着するような凄みは感じない。
2,3着候補
ママコチャ
セントウルSを外3列目先頭で2着は強い内容。
しかも牝馬で57キロで1着トウシンマカオと同じ。
今回は斤量面でも2キロ有利になり内枠を取れればバッター大谷にコルク入りバットを与えるようなモノ。
去年のスプリンターズSも外3列目先頭で勝っていて、強い馬。
今年も良馬場なら勝ち負けの確率は高い。
馬券的には軸になる。
マッドクール
去年のスプリンターズSは2着。
10番枠だったがスタート良く、ナムラクレアが内ラチ沿いを主張しなかったので内ラチ沿いの経済コースを走れた。
香港スプリントは体重が減り過ぎていたが、馬群の外側を走っていた。
高松宮記念では内枠から内ラチ沿いを進んで勝利。
チェアマンズSPでは外枠から先行したが最下位。
レース後、レース中に左前の蹄鉄がずれていたことが判明。
重馬場で勝利しているが、時計は1分8秒8と8秒9で重馬場というほど悪くない。
夏の小倉で1分6秒9で勝ったり、基本は軽い馬場が得意。
〇外だけど洋芝適性が無いんだと思う。
今年の中山は軽い馬場なのでこの馬に有利な条件だ。
日本のGⅠを2,1着していて人気がないうれしい馬。
買い。
モズメイメイ
北九州記念で生まれ変わった馬。
それまでは葵Sのチートスタートの馬だったが、それが『武闘派スプリンター』に生まれ変わった。
内の狭い所でも他の馬を押しのけて前に進む強いハート(覇悪怒)を持った馬。
千直でウイングレイテストに勝ち、セントウルSでも狭い内を抜けて3着。
有力馬に対して斤量面で有利だったのも確か。
それでも、今のモズメイメイは内枠ならば下剋上を決めてくれるはず。
GⅠ上等!
ピューロマジック
安田調教師のコメント
「横山和生騎手は葵S前に調教も乗ってもらいその後レースでも2回乗ってもらっており、そのいずれも納得のいくエスコートをしてくれています。
ただピューロマジックはこちらの想像を超えるくらいの気性の難しさがあり今後強いメンバーとレースをしていくにはどのような走りを求めればいいのか和生騎手、厩舎、そしてオーナーと協議してまいりました。
そこで先入観のない意見を求めて今後に活かす事がピューロマジックの将来に必要と判断して横山典弘騎手に依頼しました。
その意見を踏まえて和生騎手を含めピューロマジックに明るい未来が見れるようなスプリンターズSを期待しています」
マジですか!?
ここで?
気性が強いからこその逃げなわけで。
そんな馬にいきなり逃げ以外のレースをさせようと、しかもGⅠでと言うのはちょっと無理がある。
スプリンターズSはせっかく内前有利の馬場なのだから逃げさせるべき。
レース中に折り合いを欠くことなくスピードを抑えることができればいう事は無いのだが。
個人的には春より追切時計が遅くなって馬体重が増えているのが気になる。
ビクターザウイナー
高松宮記念3着のあとは香港でチェアマンズSPで7着
チェアマンズSPでは、K C Leung 騎手は、先頭の CALIFORNIA SPANGLE にプレッシャーをかけられて自分の馬が不利になり、その結果、ゴール前の直線で馬が騎乗に応じなかったと報告した。
しかし、スチュワードは、 Leung 騎手が最後の約 25 メートルで馬を最後まで騎乗しなかったこと、それによって関係者が 6 位の賞金 44 万ドルを獲得するチャンスを損なった、として4万ドルの罰金を Leung 騎手に科しました。
6月にGⅢを使うが61キロと重い斤量で斤量が軽い馬達に敗退。
硬い馬場で1分8秒66(日本式で約1分7秒4)
過去には1分8秒20(約1分7秒0)もある。
速い時計にも対応できるので58キロなら逃げ切りの可能性もあり。
9月12日にはバリアトライアルで芝1200m1分9秒60(24.0-22.0-23.6)で1着。
8月26日はバリアトライアルで芝1000m57秒09(13.0-21.1-22.9)
3月5日は芝1000mで57秒92(14.5-21.3-22.1)
トウシンマカオ
勝つ時は前走のように外を走っての差しが多く、内前有利のバイアスにマッチしない。
外でもせめてオーシャンSの位置取りなら好走できそうだが。
それでも内を走る馬に負ける。
跳びの大きい馬で内枠だとやや不利。
ダノンスコーピオン
調子を上げて来た背景は厩舎替わりもあるが、ウッドでの強い追切を再開した事。
京王杯SC前にウッドで速い時計を出し始めたので印をつけた。
安田記念は3-4コーナーで大外で上手く壁を作ることができなかった。
セントウルSでは前半の位置取りが後ろ過ぎた。
直線半ばで大外に出してからは前との差を詰めた。
不調な時期には最後の走る気が見られなかったので好調は維持している。
5着はあってもおかしくないが、内前有利の馬場は不利だろう。
ルガル
3歳の時は世代のスプリンターNo.1だった。
スワンSで少しスタート遅れて4着は優秀。
京阪杯では勝ちに行くレースをしてトウシンマカオに完敗。
シルクロードSでは内枠から好スタート先行して楽勝。
直線に入って歩幅の狭いピッチ走法でダッシュするので直線短いコース向き。
高松宮記念は1人気で10着。
レース後に左橈側手根骨々折、左第3手根骨の骨折が判明。
追切では春と遜色ない数字出ている。
内枠取れてシルクロードSのようなレースができればチャンスある。
オオバンブルマイ、ムゲン、エイシンスポッター
追い込み系は今回厳しい