見出し画像

きさらぎ賞 2025 気になる馬達


京都開催2週目のきさらぎ賞

先週のシルクロードD同様に今週のきさらぎ賞も過去のBコースと違いAコース。
しかし、冬の芝は元気がないので傷みやすく先週の日曜も稍重ではあったが内ラチ沿いが有利とは言えなかった。

今週も気温は低く、土曜に雪の可能性もある。

雪や雨の量次第では完全な外有利もあり得る。

人気は基本的に良馬場のフラットな馬場を想定しているので、今週も荒れる可能性が出てきた。

過去の傾向

過去12回の京都きさらぎ賞

牡馬騙馬

前走重賞だと0.9秒差までOK
前走1秒以上負けたのは朝日杯1.1秒差のダンビュライトできさらぎ賞では2人気だった。

前走重賞できさらぎ賞を勝つのは当日6,7人気
今回だと想定人気で、
5人気 ランスオブカオス  朝日杯0.8差3着
7人気 ウォーターガーベラ シンザン記念0.6差3着
8人気 ジェットマグナム  ホープフルS1.0差7着

おそらく当日はもっと人気になるとは思うが穴を開けるのはこういう馬。
この時期は消化レース数が少ないからこそ1レースの大きな負けが悪い印象を与え、前走未勝利でも勝利している馬が良く見えてしまう。

前走重賞
前走重賞

前走未勝利は前走1人気
前走2、9人気の馬は2着とは僅差だったが3着とは2馬身半差。

今回は前走未勝利2頭が人気になりそう。
ショウヘイ    前走1人気で2着に0.4差
リンクスティップ 前走2人気で2着に0.4差

前走1勝クラスは勝利か0.2差以内で上がり1位は複勝率100%
該当馬なし

前走1勝クラス
前走1勝クラス勝ちか0.2差以内

2024年
1着⑫1人 ビザンチンドリーム
エピファネイアxジャンポケxフレンチデピュティ

2着③10人 ウォーターリヒト
ドレフォンxピサxバクシンオー
シンザン記念3着

3着⑤8人 シヴァース
モーリスxディープインパクトxマキャベリアン

2020年
1着①7人 コルテジア
シンボリクリスエスxジャンポケxサンデーxニジンスキーxハビタット
京都1800m勝ち
デイリー杯8着、シンザン記念3着

2着⑦4人 ストーンリッジ
ディープインパクトxフレンチデピュティxカーリアン

3着⑧1人 アルジャンナ
ディープインパクトxティズナウ系xボールドルーラー系xネバーランド
東スポ2歳Sで2着もコントレイルから0.8差、上りも2位だが0.5差

血統

ディープインパクト、ダンチヒ、ニジンスキー、トニービン、ヌレイエフ。リバーマン、リボー

トニービン(グレイソブリン系)xヌレイエフ
2024年と2020年の1着がジャンポケ(トニービンxヌレイエフ)
2019年2着の母母フィバリッシュがトニービンxヌレイエフ
2016年2着の母もヌレイエフ系xグレイソブリン系

今年の血統からの注目馬
ウォーターガーデン
去年2着のウォーターリヒトの半弟
母母父バクシンオーは京都鉄板のプリンスリーギフト系
父にウインドインハーヘア、母にリファール、バステッドとディープインパクト要素もある。

ジェットマグナム
ヘンリーバローズxルーラーシップxデインヒル系
ディープインパクト系で母母父デインヒル系〇
母内にトニービンのクロス
母母母母グレースアドマイヤがトニービンxサドラーズウェルズ(≒ヌレイエフ)

リンクスティップ
キタサンx(サドラー、サーアイヴァー、ロベルト)xキングマンボ系
父にディープインパクトの全兄
母にもハイトオブファッション。
サドラーのクロスがあるけど、サーアイヴァー、プリキロ、トムフール、ロベルト、キングマンボと上手く機能すれば良くなりそうな血がちりばめられている。
これらの血があるから必ずしも良いとは限らないが、期待はさせる血統構成。

ショウヘイ
サートゥルナーリアxオルフェーヴルxヌレイエフ系
オルフェーヴルにプリンスリーギフト〇
キンカメ系で母系に活躍馬〇

サウンドバッハ
ストームキャット系で父内49er、グレイソブリン、ダンチヒ、ファピアノ。
母系もダイナアクトレスの全妹でリバーマンもある。
先週のシルクロードSで注目した血も多く、悪くない。

ランスオブカオス
シルバーステートxサドラーズウェルズ系xダンスxヌレイエフ系
もう少し何かが欲しいんだけど良さそう。

ミニトランザット
エピファネイアxゼンノロブロxグレイソブリン系
母内にニジンスキー、リバーマン



評価

勝ち負け
サトノシャイニング
ミニトランザット

2着候補
ランスオブカオス
ショウヘイ
ウォーターガーベラ

3着候補
ジェットマグナム
リンクスティップ

馬達


ショウヘイ 

サートゥルナーリアxオルフェーヴルxヌレイエフ系
オルフェーヴルにプリンスリーギフト〇
キンカメ系で母系に活躍馬〇

前走未勝利1人気で2着に0.4差

新馬は京都1800mでマディソンガールから1馬身差の2着
マディソンガールはクイーンCで人気になりそうなリバティアイランドの半妹。
ショウヘイが外2列目先頭でマディソンガールが外3列目先頭。
走行距離でショウヘイの方が有利。
追い出すタイミングもショウヘイの方が早めに抜け出した所をマディソンガールに差された。
ラスト3ハロン11.1-11.1-10.9

これはマディソンガールが強い

ショウヘイもいい馬だが相手が悪かった。
上がりはマディソンガールが33.0、ショウヘイ33.2、3位が33.7でしっかり差をつけているのでショウヘイも良い馬。

2戦目の京都1800mは3コーナーから外の先頭を走り楽勝。
上がりは2位だが強く追っていないので関係ない。
その未勝利からは勝ち上がっていないが楽勝なのでOK。

今回も先行するだろう。
3着に入る力はあると思うんだけどね。


リンクスティップ 

キタサンx(サドラー、サーアイヴァー、ロベルト)xキングマンボ系
父にディープインパクトの全兄
母にもハイトオブファッション。
サドラーのクロスがあるけど、サーアイヴァー、プリキロ、トムフール、ロベルト、キングマンボと上手く機能すれば良くなりそうな血がちりばめられている。
これらの血があるから必ずしも良いとは限らないが、期待はさせる血統構成。

前走未勝利2人気で2着に0.4差

新馬は京都2000mでミッキーゴールド(若駒S2着)の2着。
リンクスティップはステートで3馬身位遅れた。
好スタートのミッキーゴールドとは大違い。

向こう正面で上がって行って、外3列目先頭。
ミッキーゴールドはそれを見て外側でマークする形。
これはミッキーゴールドも外を壁なしで走行距離的には不利になったが、それ以上にリンクスティップは追走に脚を使っている。
悪くない。

2戦目も京都2000mでは普通にスタートして先行。
後方では事故があったが前には関係なし。
リンクスティップは先行から残り600mでペースアップして勝利。

どちらかと言えば持続力で最高速では劣る。
2000m以上で良さが出そうな気もする。
今回は3着候補の一頭かな

ランスオブカオス

シルバーステートxサドラーズウェルズ系xダンスxヌレイエフ系
朝日杯0.8差3着

朝日杯では新馬で上がり2位に0.6秒差と血統、そして内枠で〇をつけた。

朝日杯5着アルテヴェローチェがシンザン記念2着、7着ドラゴンブーストが京成杯で2着。
特にドラゴンブーストは外で風を受けながらだったので着順以上の評価は妥当。
それらの馬に先着したからランスオブカオスが優れていると断言できないのが今回の朝日杯。
枠と進路どりで有利不利が大きかったレース。

ラスト3ハロン11.8-10.9-11.0で直線に入って前が出し抜けを食らわせたレース。
そんな中ランスオブカオスは馬群の中から進路変更もまじえながら追い込んで上り3位。
確かに道中は壁を作れたし、走った場所も良かったが上り4位にも0.4差をつけているのも事実。

今回も期待できる。

ウォーターガーベラ

レイデオロxピサxバクシンオー
去年2着のウォーターリヒトの半弟
母母父バクシンオーは京都鉄板のプリンスリーギフト系
父にウインドインハーヘア、母にリファール、バステッドとディープインパクト要素もある。

シンザン記念0.6差3着
半兄ウォーターリヒトと同じく前走二けた人気で3着。
こういう馬は問答無用で買い。

未勝利は中京1600mで外3列目先頭で勝利
続く京都1400mファンタジーでは後方から。
重馬場も『まだ』うまく走れていない印象。
中京1400mつわぶき賞も後ろから。
レベルが高かったのもあるが馬群の中を進ませようとしてスムーズに走れていなかった。
シンザン記念も外枠から後方待機。
馬群の中を抜けて来て3着は評価できる。

この馬、直線で外に出してスムーズに追い込めればもっといい脚を使えそう。
上がりも1着のリラエンブレムから0.2差の2位。
1400mで凡走しているがレイデオロ産駒としても1600m以上の方が良く1800mも問題ない。

ジェットマグナム

ヘンリーバローズxルーラーシップxデインヒル系
ディープインパクト系で母母父デインヒル系〇
母内にトニービンのクロス
母母母母グレースアドマイヤがトニービンxサドラーズウェルズ(≒ヌレイエフ)

ホープフルS1.0差7着
ホープフルSでは◎をつけた。

新馬では上がり1位で2位に0.6差をつけ、2着のリトルジャイアンツは葉牡丹賞で0.0差3着上がり1位で、若竹賞を上り1位勝ちの結構強い馬。

コスモス賞は心房細動。

芙蓉Sは上り1位ではないが、ラスト200mまでもったまま。
そして加速ラップじめ。
ゴール後も上り1位で追い込んだミッキーマドンナと並んでしっかり走って他の馬達を引き離していたように余裕ある。
ミッキーマドンナはセントポーリア2着(勝ったエネルジコが強すぎただけ)

ホープフルSは外で風を受けながら走って勝ったクロワデュノールが強く、スタートで不利があり向こう正面でマクっていったファウストラーゼンもけっこう強い。
ジョバンニ、ジュタもオープンで勝てる力のある馬。

調教師さんのコメント
「先週はジョッキー(丹内)に感触を確かめてもらいました。前走は体重がプラス4キロで多少、太かったのかも。使った上積みが見込めると思います」

私もホープフルSの追切のコメントで『前走の前は坂路で加速ラップが多かったが今回は失速ラップが多い』と出している。
52.7-12.0-12.8のような時計をだしたのも体重を絞ろうという意図があったのだと思う。
今回は52.5-12.5-12.6と失速も少なく、コントロールされている。
もう一度期待したい。

ミニトランザット

エピファネイアxゼンノロブロxグレイソブリン系
母内にニジンスキー、リバーマン

新馬は京都1600mで逃げ切り勝ち
上がりは2着馬と1位タイだが3着は6馬身離している。
直線に入ってからのギアチェンジも良かった。

2戦目の京成杯は△を付けた。
スタートで遅れて最後方から。
4コーナーで大外を周って追い込んで3着。
ハイペースが味方したのもあるが上り1位で2位に0.5差をつけている。

スタートに問題が無ければ前で競馬できるし、前回は後方で自分のペースで走る競馬もできた。

鮫島騎手のコメント
『スタートに関しては、今回は頭数が少なくなりそうなので、変に好スタートを切って押し出されてスローペースで折り合いを欠いたりするなら、ゆっくり出て馬の後ろで折り合うというのもひとつの手だと思いますし、二戦とも出遅れるところまでではないので、気にしていないです』

今回も上位争いに加わるだろう。
京都が合っていそうにも見える。

サウンドバッハ

ストームキャット系で父内49er、グレイソブリン、ダンチヒ、ファピアノ。
母系もダイナアクトレスの全妹でリバーマンもある。
先週のシルクロードSで注目した血も多く、悪くない。

血統的には面白いのだがレースからは難しいかな。

サトノシャイニング

キズナx(ヘイロー系xボルキロ)

東スポ2歳Sでクロワデュノールの2着(0.1差)上り4位(0.2差)

杉山調教師のコメント
『前走の東京スポーツ杯2歳ステークスは、スタートしてすぐにトモを落鉄してしまいました。少なからず影響はあったと思います。それに、二走目で、本当は競馬を教えるために馬の後ろで競馬をしたかったのですが、大外枠を引いてしまって、逃げる格好になってしまいました。そうした中でも地力で2着に来たという感じですが、あの競馬だと今後は厳しくなってくるだろうというところも感じました。馬群の中でもしっかり集中して走ってくれるようになるといいと思います』
『今回、距離自体は前走と同じ1800mですが、初めての右回りですし、東京競馬場はスタートして最初にコーナーがありますが、京都競馬場は3コーナーまで一直線ですので、そこでどれだけ折り合いをつけることができるか、そこがポイントだと思います』

落鉄してクロワデュノールから0.1差の2着。
そういう見方をすれば1着固定

枠の並びが重要かな。
内枠が欲しい。

いいなと思ったら応援しよう!