株:1月31日 半導体関連など

このnoteは素人の妄想の垂れ流しであり、特定の商品の勧誘や売買の推奨等を目的としたものではなく、特定銘柄および株式市場全般の推奨や株価動向の上昇または下落を示唆するものでもなく、将来の運用成果または投資収益を示唆あるいは保証するものでもない。
最終的な投資決定は読者ご自身で判断するやん。
この記事にそそのかされて売買せぇへん、ペルファヴォーレ。


今日はラジオ日経マーケットプレス前場のファンドマネージャー大島和隆さんのお話をまとめてみました。

AIやクラウドデータセンター向けのGPUの需要が大きい

この1月の半導体関連の決算を見て行けば全体の流れがわかる。
データセンターに関連する事業で好調かどうかが重要なのだ。

インテルはデータセンターのセクションで10%減もありガイダンス(来期予想)でもデータセンター向けの開発が遅れていて株価大幅下落。

AMDは決算後に株価を下げたが実はそれほど悪くない。
データセンターで38%増、個人用PCのCPU売上でも62%増とインテルの33%増よりもよかった。
インテルはCEOが大風呂敷を広げるタイプだが、AMDのCEOは慎重派なのでいったんは落ちる株価もその内浮上する。

(素人の注釈:
これはハッキリ言ってマーケットが期待し過ぎて現実的でないコンセンサスを出したのが原因。
ウォルフ・リサーチ社のアナリスト、クリス・カソ氏によれば、ウォール街の一部では80億ドルという高い数字を予測するもAMDは今年の売上高を当初の20億ドルから35億ドル以上と予想している。
アナリストはちょっと非現実的な数字を出している。
NVIDIAが急成長したからといってそれをAMDにも求めるのは酷ってもんでしょ。
去年の夏の時点で私もNOTEにも書いたが、
AMDはハイエンドGPU MI300Xの大量生産が早くても2024年になってから』なんですよ。
向こうでも記事になっているんだからアナリストが知らないわけはないんだが。
早くても2024年になってから。
TSMCはNVIDIAの製品に対応するのにも去年から大変だったというのにAMDの分をそう簡単に増やせるもんじゃないんですよ。
アメリカ国内に建設中のTSMCの工場も遅れているっていうのにアナリストはどうやって生産するつもりか考えた事あるんでしょうか?
AMDのMI300Xの大量生産プランが明確になったら売り上げ修正も発表されるでしょう。
ちょっとマーケットの期待が大き過ぎた)

ASMLはデータセンター向けの最先端のメモリーの設備投資で好決算。

IBMはデータセンターの構築、AIを導入するためのハイブリッドクラウドのコンサルティングが好調だった。

マイクロソフトはAzureクラウドコンピューティングプラットフォーム事業は予想253億ドルに対して258億ドル。
企業向けのCopilot for Microsoft 365、コンシューマー向けのCopilot Proの収益化も好調。

高まる電力需要

データセンターそれ自体が一つの大きなスーパーコンピューターになっている。
従来はCPUが行ってきた仕事をGPUが担うようになってきたのだ。
それに伴ってより速いメモリーも必要になっていて、ASMLが設備投資しているのもそのメモリー生産のため。
このデータセンターの稼働には大量の電力が必要。

ネヴァダ州にデータセンターがあるのはそこに巨大な太陽光発電所があるから。
下の写真は夜間でも発電できる溶融塩太陽熱発電のCrescent Dunes Solar Energy Project。

日本はどうやって電力を供給するのだろうか?

データセンター

アメリカで今年好調なのは?

ダウが最高値を更新したが長いスパンで見るとジワジワとした上昇。
(安定感を求めるならダウ)
ナスダックが良くて更に良いのがSOX指数。
(この二つは下げる時にも大きく下げるので注意が必要)

今年伸びるのはSOX指数。

過去10年

オルカンってどうなの?

富裕層向けの国際分散投資の中で株に投資するのがオルカン。
オルカンだけではなく、不動産、債券、オルタナティヴを含めての国債分散投資。
オルカンはあくまでその中の一部。
オルカンの成績は世界全体の成長率にかかっている。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の平均的な利回りは、年利8.98%※が目安です。
これは富裕層にとってのインフレリスクヘッジ。
インフレ率が2.6%だとして、これ以上なら資産が減らないという投資。

資産形成と資産運用は違う。
資産形成はこれから資産を作っていく。
資産運用は今ある資産を活用していく。

メンタル面も重要。
毎日の上下にドキドキする人、まったく気にならない人それぞれにあったポートフォリオがある。

答えがわからないからとりあえずオルカンを買っておくというのも良いが、富裕層がオルカンに投資している目的とは異なる。

EVは?

テスラはマグニフィセント7から脱落。
EVは期待先行が大き過ぎた。

GMがガソリン車の売り上げ好調で株価を上げた。

シティコミューターやデリバリートラックとして街の中で使われるのならEVもありではないか。
価格が下がって手ごろな街乗りとしてのEVに期待。

リチウムイオン電池(液体)はエネルギー密度が高いため、過充電や過放電、使用方法を間違えると発熱、破裂、発火と火災の危険性が大きくなります。
以前ソニーバイオが燃えたと日本でもニュースになったが、車の中で使うのはもっと厳しい。

テスラの火災事故は去年の11月までで世界で218件確認されています。

中国のEV車も良く燃える。

中国緊急管理省のデータによれば、2022年は前年に比べ32%もEVの火災事故が増えており、年間では1万台、およそ1日に7台のEVが燃えているらしい。

アメリカで問題なのは充電設備が古くてインフラの整備が追い付かない事。
また、シカゴでは寒すぎて充電ができないと言った事例も報告されている。

プリウスもリチウムイオンを搭載している車種があるがテスラや中国車よりは炎上の報告かなり少ない。




((素人注釈:そもそも欧州が自動車産業でアドバンテージを取ろうとして勝手に決めた事。

『欧州委は21年7月、乗用車や小型商用車の新車によるCO2排出量を35年までにゼロにする規制案を発表した。ハイブリッド車(HV)を含むガソリン車の販売を事実上禁止し、電気自動車(EV)や燃料電池車への移行を促す内容で、欧州議会も22年10月にEU加盟国と合意した』

それが中国にEVで先を行かれてドイツやイタリアが今度はイーフューエル(二酸化炭素と水素を合成して作る液体燃料)は認めるべきだとか主張しだしてガソリン車も条件付きで容認される模様。欧州は勝手だよね))


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