弥生賞　タスティエーラおめでとうございます。

2023年3月7日 10:52

勝ち時計は去年とほぼ同じだが

去年とはクッション値も（去年９.９，今年１０.０）湾岸Sと２勝クラスマイルの時計もほぼ同じ。

弥生賞のレースレベルにも去年と今年で大きな差はないだろう。
という事は、今年の弥生賞には将来の菊花賞馬とダービー馬に匹敵するレベルの馬がいるかもしれないと仮定できる。
GⅠを勝てるかどうかは相手（このレースに出走していない馬達）がいる事なのでわからないが、それに相当する力のある馬がいる…

と、言われてもピンとこないのは私だけでしょうか？
ピンとこないのは私の評価が間違っているからなんですよね。
だから外したんですよ。

１着　△タスティエーラ

松山騎手なので行ったなりに先行するだろうというのは予想通り。
ただ、なんで外に出すのかな？

『しっかりと動ける位置で、自分から動いて勝ちにいく競馬をしました』（松山騎手）

その意図はわかるが、道中は⑧セッションの後ろに置いて３－４コーナーで外に出せばよかったんじゃないのか？

これは松山騎手のクセでもあるんだけど、ダートと芝を混同していないか？
ダートだと前の馬が跳ねる砂を被らないように外に広がりやすいが芝は風除けでしっかりと前の馬の後ろに置いた方がいい。

松山騎手がダートの方が成績がいいのも関係がありそう。レースをダート的にとらえている。

タスティエーラは見たイメージ以上に強いレースをした。
前３頭の内、他２頭は７，１０着と凡走。
前３頭で一番外側で最も長い距離を走ったタスティエーラは不利だったのに１着。
しかもタスティエーラを風よけに使って脚を溜めていたルメール騎手のワンダイレクトの方が有利な展開だったのに差されなかった。

４，５着が人気薄の後方待機だったのも前やや不利を裏付ける。

強い馬だ。

という事はですよ、共同通信杯の１，２着はかなり強い。
共同通信杯ではタスティエーラをおさえてしまったのでまだ勝負付けは済んでいないが、共同通信杯の上位は強い。

２着　〇トップナイフ

昆貢調教師のコメント
『逃げ馬が邪魔になりました。４コーナーで追い出しのタイミングがひとつ遅れてしまいました』

そうですね、ほんのワンテンポですが仕掛けのタイミングが遅れました。
もう一つ、タスティエーラが外を勢いよくまわれたのに対して内ラチ沿いで加速しづらかったのもあります。

松山騎手はこうなるのを嫌って外に出したのはわかるのですが、外３列目の先頭は（しつこい）

皐月賞の頃にはもう少し馬場も荒れているのでこの馬に向いてくるでしょう。
レースしやすくて展開の有利不利をあまり受けない、いい馬です。

３着　△ワンダイレクト

さすがトップジョッキーというか定石通りの騎乗。
当たり前のことができるって素晴らしい。
ヴェントヴォ―チェといい、先週の中山ではやや外が有利なのをわかっている。
この風除けにしていたタスティエーラに勝てなかったのは痛い。
中山２０００ｍでタスティエーラに勝つのは難しいだろう。
東京の２４００ｍといいたいが、不意を突かれた形でもあったけど中京で子供っぽさの残るマイネルラウレアに直線後半だけで差を見せつけられたし。
距離は３歳春のトランポリン東京ならディープインパクトの四肢を大きく伸ばす走りで２４００ｍは大丈夫でしょう。
古馬になったら２０００ｍ以下でしょうが。