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チューリップ賞 2024年 スウィープフィートおめでとうございます
勝ち時計1分33秒1
過去10年でシンハライトが勝った2016年の1分32秒8に次いで2番目に速い。
1分33秒5以内で勝った年の3着以内は、
2016年シンハライト上り1位(桜2着、樫1着)、ジュエラー上り1位タイ2着(桜1着)、ラヴェンダーヴァレイ(桜6着)
2017年ソウルスターリング上り2位(桜3着、樫1着)、ミスパンテール上り1位(桜16着、樫10着)、リスグラシュー上り3位(桜2着)
2018年ラッキーライラック上り1位(桜2着、樫3着)、マウレア上り1位(桜樫5着)、リリーノーブル(桜3着、樫2着)
2020年マルターズディオサ(桜8着、樫10着)、クラヴァシュドール上り3位(桜4着、樫15着)、レシステンシア(桜2着)
2022年ナミュール上り1位(桜10着、樫3着)、ピンハイ上り3位(桜5着、樫4着)、サークルオブライフ(桜4着、樫12着)
その後桜花賞とオークスで掲示板に入らなかったのは3頭しかいない。
マウレア、ナミュール、ミスパンテールは桜花賞で8枠、ラヴェンダーヴァレイも7枠15番といずれもチューリップ賞よりも外の枠になってしまったのも響いた。
マルターズディオサは桜花賞が雨の重馬場とチューリップ賞と異なる条件だった。
今回の上位3頭も桜花賞が良馬場で外枠に入らなければ掲示板に入る可能性は高そうだ。
1着 △スウィープフィート
今年のチューリップ賞は1000m通過57.7秒と過去のチューリップ賞とは全く違う速いペースになった。
過去10年の最速は58.6秒でそのときより0.9秒も速い。
ハイペースになりがちな桜花賞と比べても速い。
57.7より速かったのは2021年の56.8と2014年の57.0だけだ。
(2021年は超高速馬場だったので例外かもしれないが)
桜花賞を視野に入れればこのハイペースでの勝利は大きな価値がある。
スウィープフィートは相変わらずスタートが良くなかった。
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後方待機から直線に入りラスト200mまでに先頭に並んでしまった!
先頭が11.5-11.6秒で走ったこの400mで一気にブチ抜いてしまった!
どんだけ速い脚を使ったんだよ!?
![](https://assets.st-note.com/img/1709465049198-Gj0v8G1hgI.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1709465093420-sF0E1oHQkY.png?width=1200)
さすがに最後は12.3秒と大きく失速してしまったがこの400mの爆発力はとんでもないですね。
ただ、上がり3ハロンで見れば34.3秒なんですよね。
阪神JFでも1分33秒5で上がり3ハロン34.2秒。
400mの爆発力はあっても600mまではもたないのかもしれない。
脚の使いどころが難しい馬かもしれない。
今日の勝ち方は桜花賞の有力馬になるには十分なパフォーマンスだが難しさもあるのを頭に入れておく。
永島まなみ騎手は悔しいでしょうね。
武豊騎手のコメント
「初めて競馬で乗せてもらったのですが、良い馬だなと思っていました。最後の直線でどれだけ脚を使えるかなと思っていましたが、思っていた以上でした。強かったですよ。伸びるなとは思っていたのですが、こちらの思っている以上の切れ味を持っていました。やはり良い馬だなと思いましたね。
(本番と)同じ条件でのトライアルでこの強さなので、期待できますね。本当に今日は良い仕事ができたと思いますし、楽しみな馬に出会えたなと思います」
2着 △セキトバイースト
ここで逃げの手に出ました。
これまでの善戦続きは地力の高さの証。
ペースは速かったですが、内を走れたのは有利でしたね。
今回有利なレースをしてしまったので桜花賞は少し厳しいでしょう。
藤岡佑介騎手のコメント
「調教からコンタクトを取ってきました。1400mを使っていた馬なのでリズムを崩さないように心がけました。勝ち馬の決め手はすごいですが、交わされてからもよく頑張ってくれました」
![](https://assets.st-note.com/img/1709466943411-ksDhUPUBFQ.png?width=1200)
3着 ハワイアンティエレ
スタートは少し伸びあがるようにして若干遅れた。
後方待機から外を通った勝ち馬とは違い、馬群の中を進んだ。
ミスプロ系だけあって長い脚の使い方が器用。
爆発力はないが、機動力に優れ、小回りコースでも活躍できそう。
桜花賞でも3着のヒモに狙える。
西村淳也騎手のコメント
「頑張ってくれました。期待はしていました。2着は欲しかった内容でしたが、まだ3走目ですし、上積みはあるでしょう」
カナロア産駒は母の特徴が強くでる。
母が活躍馬だったり母の近親にGⅠ馬がいるとその子も活躍する確率が高い。
逆に言えばそうでない母の子はそれほどでもないケースが多い。
なので、私はこの馬を軽視した。
やられました><
一応、前走は11.8-11.4の加速ラップ締めではあったので穴馬としての買い要素はあった。
馬群を縫って走れた事、この時計で走れた事。
母の中のどういう血が出て来たのかを考えながら次のレースを楽しみにしたい。
4着 △タガノエルピーダ
危惧していたように外3列目先頭になってしまった。
このハイペースを外3列目先頭は非常に厳しい。
良く4着に残したと思う。
権利を取れなかったのは痛かったね。
団野大成騎手のコメント
「結果を出さなくてはいけないレースでした。栗東トレセンでの雰囲気も良く自信もありましたが。大外枠でもありましたが、若干ペースが速かったところもありました。でも、前で残っている馬もいますからね。休み明けのぶんもあったかもしれませんが、申し訳なかったです」
6着 ▲ミラビリスマジック
田辺裕信騎手のコメント
「流れに乗せていく競馬を心がけていましたが、忙しくて脚がたまりにくく、4コーナーでは渋くなりました。いつもより苦しい流れで、負けましたが次に生かす感じで視野を広げていければと思います」
10着 ◎スティールブルー
タガノエルピーダを風よけにしていたが直線で全く伸びず。
この結果はフェアリーSのレベルに疑問を呈する。
川田将雅騎手のコメント
「素質はありますが、時間のかかりそうなタイプです。成長を伴えばと思います」
11着 〇ラーンザロープス
内ラチ沿いの中団は良かったのだが直線に入って前壁。
直線半ばで騎手はあきらめた。
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