札幌2歳S ジオクリフおめでとう
ダークエクリプス競争除外
レース発走前にダークエクリプスがゲートを潜り抜けて放馬し両前肢挫創のため競争除外。
リューベックもゲートの中で立ち上がり発走調教再審査。
ジオクリフもゲートの中で何回か立ち上がる動作をみせ、隣のクリノメガミエースもジオクリフの方を見て『どないしたん!?』と落ち着かない。
多分、ダークエクリプスが馬語で『鞍がずれて気持ち悪いねん!』とかイライラしているのが他の馬達にも伝わっていたのでしょう。
荒れたゲート。
ダークエクリプスは鞍が後ろにずれて馬が気持ち悪がって外したかったみたいです。
後ろを跳ねて蹴り上げる動作をしていたのは鞍を投げ出したかったのでしょう。
動揺してまともに走れなかった馬が何頭かいたはず。
勝ち馬 ジオクリフ
勝ちタイム 1分49秒1
レースラップ 12.6 - 11.9 - 11.9 - 11.9 - 12.0 - 12.0 - 12.2 - 12.1 - 12.5
前後半(800mづつ) 48.3-48.8
去年のソダシが勝ちタイム1分48秒2で前後半47.1-49.0
厳しいペースを先行して粘ったソダシと前半溜めて後半勝負の展開の利もあったジオクリフ。
レース結果だけの評価はソダシ>ジオクリフ。
しかし、ジオクリフはノーステッキでなおかつほとんど追っていない。
能力を出し切ってなく、タイムはもっと出せたはずなので勝ったが参考外のレース。
ジオクリフの能力を測るレースにはなっていない。
1着 ▲⑨ジオクリフ
レース経過
スタートは後ろに重心がかかっているようで少し遅い。
そのまま後方待機を選択
馬群の後ろで落ち着いていた。
向こう正面では外側の一番後ろ。
3コーナー手前で前にいた⑩トーセンヴァンノが内に移動し前が開く。
前が開いておかげで距離ロスせずに3-4コーナーで前に上がっていけた。
その区間で前が12.2と遅くなっていたので上がって行った時に大きな加速はしていない。
楽な手ごたえだったのは実質大きなペースアップをしていなかったから。
直線では騎手が左右を振り返る余裕もありノーステッキ。
ルメール騎手のコメント
「まだ子供で、ゲートの中でチャカチャカして少しエキサイトしていたので、スタートでは彼にプレッシャーをかけず、ゆっくり後ろから行ってリラックスできました。3コーナーから段々上がっていきましたが、反応がとても良かったですし、最後は良い脚を使えると思ったので心配はしていませんでした。能力があります。まだ子供で伸びしろがあります。もっと経験を積めばスタート前にリラックスでき、最後ももっと速い脚を使えると思います」
感想
新馬戦の最初の200mが遅かったので後ろからの競馬になるとは思った。
さらに、落ち着きがなかったので騎手も大事に行こうとした。
身体がしっかりしてくればスタートも良くなってくるタイプ。
そうなってからさらに強さが増すでしょう。
3コーナーで前の馬が進路を空けたのはボーナス。
どうぞ行ってくださいと言わんばかりだったね。
今日のレースは参考にならない。
あまりにも楽勝すぎて馬にはほとんど疲労はないだろう。
次はムチの入るレースを期待。
2着 ⑦アスクワイルドモア
レース経過
スタートして右に寄れた。
インの後方待機を選択
3コーナー手前の57秒でムチが入った。
残り400m手前で⑧と接触するが問題ない。
4コーナー回りながらムチ
コーナリングを利用して外に出した。
直線では不利なく力を出して2着。
感想
今回は勝ちに行った前走とは違い、スタートで寄れたこともあり1,2戦目同じ控える競馬。
向こう正面でジオクリフが並んできた辺りでムチを入れたように反応は良くないタイプ化も。
差し競馬だったが4戦目にして初めて不利を受けなかった。
力を出し切っての2着で上を望むのは難しいか。
3着 ⑩トーセンヴァンノ
レース経過
スタートはよかったが無理せず今日は控える競馬。
外側の後ろから2番目。
3コーナー手前で内によって⑨を行かせた。
コーナー中間で手が激しく動き始めた。
残り400m手前でムチをビシべシバシ
大外に出してというか膨らみ過ぎ。
追い込んで3着。
感想
差し競馬がハマった。
騎手の方がムチに頼りすぎ。
一気に3回もいれるのはやめた方がいい。
効果的に使えなくなる。
直線もヨレるところがあり、騎手も馬もまだまだ良くなるところは多い。
血統的に秋の野芝の高速馬場ではスピードが足りなくて難しそうだ。
荒れ馬場、重馬場で期待。
5着 ◎②トップキャスト
レース経過
好スタート好ダッシュ。
内のラチ沿いを先頭で逃げる形。
跳ぶ走りで新馬戦と同じようなペース。
しかし、3ー4コーナーで新馬戦のように加速できず、手ごたえが悪い。
直線で抜かされるときに馬が外を少し見る。
失速して5着。
感想
予想外の失速。
新馬戦のタイムは同じ日の他のレースとの比較でも優秀。
ラストが13.0秒に落ちているのを不安視する方々もいらっしゃったが、クイーンSで逃げて6着のローザノワールも似たようなもの。
これはコースの差か?
スパイラルカーブで3ー4コーナーが下りで最後に平坦の函館。
ずーっと平坦の札幌。
逃げ馬にはこの函館の下りが有利だったか?
トップキャストの新馬戦の日に逃げて2着だったウイングリュックが次の札幌で2番手先行して大敗。
トップキャストも下りがないと失速するタイプか?
函館、小倉狙い?
直線で坂のあるコースはまずいかもしれないな。
軽量で前から見ても身体が薄く見えるのは力が付ききっていないのだろう。
新馬戦のタイム自体は間違いなく良いので身体がしっかりしてくれば結果が出てくる。
しばらくは重賞は難しそう。
6着 〇①リューベック
レース経過
ダークエクリプスがゲートをくぐった時にかなり反応してゲート内で暴れていた。
スタートはまずまずで②の後ろの2番手。
外に⑥、⑧で内に包まれる格好に。
3コーナー残り600m付近で前との差がなくなって近づきすぎて軽くブレーキをして後退。
4コーナー400m手前でムチを入れて外を見るが⑨が上がってきてスペースなし。
前2頭が壁になって進路なし。
直線ではムチを入れなかった。
感想
「ゲートが全てです」by横山武騎手
ゲートで暴れていたが、レースに入っては落ち着いて見えた。
今日は進路がなかったことに尽きる。
3コーナーで前も②が失速した時にも外にスペースがあれば追い抜いて前に出れた。
4コーナーで⑨が上がってきていなければ外に出せた。
直線で②が内に寄れなければ最内をついて抜け出せた。
欧州の競馬でよく見る閉じ込められっぷりでした。
次のレースでオッズが下がると思えばいいか。
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