
京成杯 2025 気になる馬達
過去の傾向
ここ2年連続でクラシックウイナーを輩出している京成杯
2018年にはジェネラーレウーノが皐月賞3着、コズミックフォースがダービー3着。
もっとさかのぼれば2010年のエイシンフラッシュがダービー馬になった。
とはいえ、3年前までの京成杯はどちらかと言えばクラシックとは無縁のレースだった。
それが一昨年は皐月賞馬、去年はダービー馬と菊花賞馬のワンツー。
傾向が変わってきた。
3頭に共通するのは京成杯の次が皐月賞という点。
つまり、『京成杯で中山2000mの重賞を経験させて余裕を持ってクラシックに向かう』というのが新しい流行になっているのかもしれない。
特に今年は皐月賞がCコース(去年まではBコース)で行われるので同じCコースの京成杯は本番の馬場に近い。
元々、京成杯も皐月賞も開催後半の馬場の荒れた感じも似ていましたし。
開催2週目の弥生賞(Aコース)よりは馬場状態は近いでしょう。
なので、今年も京成杯にクラシックで活躍する大物候補がいるかもしれませんよ!!!
要チェックや!
………と、ワクワクしていた時がありましたとさ。
なんか、今年のメンバーレベル怪しい(泣)
都合よく考えれば穴馬の出番もあると言う事。
過去21回の良馬場の京成杯
メンバーレベルが上がれば過去の傾向から外れる可能性もある
8枠の成績が良いのですが、人気よりも着順が悪いことからもわかるように活躍しているのは5人気以内の馬です。
8枠で6人気以下は複勝率0%
⑭パーティハーン 想定2人気
6人気以下の馬は2~6枠の極端でない枠が成績良い。
5人気以内の馬は枠関係ない。
5人気以内の馬では体重440~459キロが複勝率70%
今年は、
⑨キングジョ― 444キロ 想定1人気
500~519キロがその次に複勝率高く50%
⑧ゲルチュタール 520キロ 想定3人気






前走朝日杯組は0.5秒差以内しか馬券にならないが、ホープフルSはオニャンコポンのように6人気11着1.1秒差からの巻き返しある。
コスモストーム 8着1.4秒差✖
ドラゴンブースト 7着1.3秒差✖
(注意:去年の朝日杯は京都でしかも展開や馬場のバイアスが強かったので大きく負けていても巻き返しあるかもしれない)
前走1勝クラスは
東京1600~2000m【1-2-0-5/8】複勝率37.5%
この3頭はいずれも前走1着
今年は該当馬なし
ガルダイア 前走東京1600m3着0.2差
中山2000m1着か0.2秒差以内【2-2-2-5/11】複勝率55%
今年は
ゲルチュタール 葉牡丹賞2着0.0差
前走未勝利組は全て前走上り3位以内
2頭を除いて前走で3人気以内
インターポーザ― 中京2000m上り1位
センツブライド 京都2000m上り2位
タイセイリコルド 京都1800m上り1位
ニシノエージェント 中山1800m上り2位
パーティハーン 京都2000m上り1位
マテンロウムーブ 中京2000m上り1位
前走1600m以下の馬は勝ち上がるまでに3戦以上を要している。
さらに前走上り1位
前走1800mの馬も勝ちあがりに5戦を要していて前走上り2位。
前走新馬は1800~2000mで上り2位以内
キングノジョー 東京2000m上り1位


追切
2024年
追切良かったのは
⑫ドラゴンブースト
①タイセイリコルド
⑭パーティハーン
②ミニトランザット
⑦コスモストーム
坂路
⑧ゲルチュタール 55.4-13.0-122
⑫ドラゴンブースト 56.0-12.9-12.2
⑭パーティハーン 54.1-13.1-12.2
⑩シマサンブラック 54.9-13.1-12.3
⑥センツブラッド 54.2-13.0-12.3
①タイセイリコルド 53.5-12.6-12.4
ウッド
⑭パーティハーン 53.0-11.7-11.3
⑧ゲルチュタール 52.0-11.7-11.3
⑨キングノジョー 51.5-12.1-11.4
③ミニトランザット 52.3-11.2-11.6
⑦コスモストーム 51.1-11.4-11.6
⑫ドラゴンブースト 50.8-11.5-11.7
⑪マテンロウムーブ 51.1-12.4-12.4
②ニシノエージェント 51.2-12.1-11.7
⑩シマサンブラック
追切でもゆったりとした大きな動き。
この馬なりにラスト速く追えた。
②ミニトランザット
ウッドで11.2-11.6と最後は失速になったが3F以降自己ベストを更新。
距離延長を控えて長めで速い時計を出そうとした。
⑪マテンロウムーブ
ウッドでは4F以上で自己ベスト更新。
ラスト2ハロンは12.4-12.4で長めをしっかり走った。
前走前は上り重視だったがウッドではある程度速いペースを長く。
坂路ではラスト1ハロン自己ベスト更新
考えながら調整している
評価
勝ち負け
⑨キングノジョー ただ、追切怪しい
⑭パーティハーン 応援!!!
2着候補
⑫ドラゴンブースト
⑤ガルダイア
⑧ゲルチュタール
3着候補
③ミニトランザット
⑩シマサンブラック
①タイセイリコルド
⑦コスモストーム
馬達
①タイセイリコルド
京都1800m上り1位
坂路自己ベスト
ゴルシxピサxブライアンズタイム
新馬は雨の中の中京2000mで次の東スポ2歳Sでクロワデュノールから0.1差だったサトノシャイニングから0.3差3着。
スタート良くなくてもまれて下がったが向こう正面で先頭に立った。
途中でペースアップして最後に力が残っていなかったのはわかるが、上りで1着に0.8秒差もつけられているのは大きい。
2戦目の東京2000mでは少頭数もあり、すんなり2番手を取れた。
直線で差されて2着。
ここでも勝ち馬に上りで0.6秒差付けられた。
1着は新馬でジーティーマンの2着。
3戦目は大雨の京都1800m
外3列目先頭から勝利したのは評価したいが、スローからの400m勝負は有利だった。
雨で外の方が良かったのもある。
京成杯では中団やや前の位置取りになりそう。
②ニシノエージェント
中山1800m上り2位
イスラボニータxノヴェリストxダンス
新馬は新潟1800mで外3列目先頭(コーナーでは壁を作っていた)で2列目先頭に負け。
一度は並んだが離された。
2戦目の中山2000mは8枠から壁を作ろうとしたが失敗して外で風を受ける時間長かった。
直線では先頭に立ったが道中でスタミナを消費したのでゴール前で失速。
3戦目はそこそこレベルの高い東京2000m
外2列目の先頭だったが直線で失速し4着。
4戦目は中山1800mで、今度はしっかり前に壁を作り1着。
壁って偉大ですわ。
空気抵抗大事。
今回は②番枠なので壁を作れるだろう。
ただ、ストライドが大きい方なので馬群の中は少しぎこちなくなる。
だから外の先頭に出したがるんですけどね。
④インターポーザ―
中京2000m上り1位
エピファネイアxルーラーシップ
母母がフサイチエアデール
新馬は中京2000mを外側の先頭で何となく周ってきた。
勝ったロケベンドラには大きな差をつけられてしまった。
2戦目は中京2000mでスタート良くなく後方から。
今回は後ろで壁を作れて脚を溜められたので直線に入って力強い走りを見せた。
ちょっと不器用な感じもする。
上がり1位で2位に0.2差
高野師のコメント
「体調はいいし、動きも悪くはないです。すごく難しい馬なのですが、前走はジョッキー(C・デムーロ騎手)が上手に操ってくれて馬も応えてくれました」
⑤ガルダイア
エピファネイアxネオユニ
アエロリットの半弟
新馬は東京の1800mで外枠から前に出て完勝。
上がりは1位で並んだが仕掛けを待っていたし余裕あり。
2戦目は東京1600mで前が速いペースで縦長の展開。
直線で上がり1位で追い込むも届かず。
ゴール後の勢いは良かったし、位置取りが影響したレース。
上がり1位タイだったレーヴブリリアントは先週強引なレースをして力を出せていないので参考にならないがそんなに悪くない馬。
ガルダイアは2戦連続で上がり1位だし、マイルの感じから距離延長で良さそう。
⑥センツブラッド
京都2000m上り2位
ルーラーシップxハービンジャー
今の中山に合うデインヒル持ち。
新馬は小倉の不良2000m
好位から3-4コーナーで仕掛けるも2着まで
2戦目は中京2000m
またしても好位から勝てず
どちらのレースも勝った馬は次で大敗><
3戦目は京都2000mでハナ差勝利。
その2着は次で勝ったがホープフルS15着><
強気になれない
⑦コスモストーム
宣戦布告xキンカメ
宣戦布告産駒は秋中山が野芝オンリーなので苦手。

ダートで2勝して朝日杯で8着
スタートは悪くなく先行馬の後ろ。
直線で内を選んでしまったのが良くなかった。
その内を走った中ではクラスペディアにしか抜かれていない。
けっこう粘っているように見えた。
距離延長で期待できそうに見える。
⑧ゲルチュタール
モルタルxゼンノロブロイ
キラーアビリティの半弟
5人気以内で馬体重500~519
中山2000m1着か0.2秒差以内【2-2-2-5/11】複勝率55%
新馬は中京2000m勝ち(上り2位)
スタートは普通に出たが速くはない。
次は中団からになるだろうと思わせるスタート。
いかにもレースに慣れていない感じだが、あっさり勝った。
その新馬のメンバーからはまだ勝ち上がっていない。
葉牡丹賞は1番枠から好スタートも中団に。
向こう正面で外側に移動。
3ー4コーナーは外で風を受けながら上がって行き、追い上げるも2着。
1着は1馬身前の内側でコーナーでもしっかり壁を作れていて有利だった。
3着は最後方から残り600mから追い上げ始めさらに外を周って惜しい3着。
個人的には上り33.9でゲルチュタール34.5に0.6秒差をつけた3着のリトルジャイアンツが気になる。
ゲルチュタールは足が長く、脚の回転は速くない。
どちらかと言えば小回りは苦手な方じゃないか。
それでも開幕週の葉牡丹賞で外を周って僅差2着は評価したい。
今の外差しがきく馬場にも合っている。
切れ味のある馬やギアチェンジの速い馬に負けるかなー?
⑨キングノジョー
シルバーステートxヌレイエフ系xロベルト系
ジャスティンパレスの半弟
5人気以内で馬体重440~459
追切は前走前からの向上はない。
新馬は東京2000m上り1位で勝ち
しかし、その新馬のメンバーから勝ち上がりはまだ出ていない。
2着はまだレースに出ていないが3着(上り0.1差2位で0.4差)が惜しいレースで勝てない。
キングノジョーはスタート良く前進気勢もある。
前半は2列目先頭。
レースでは2着馬が3コーナー手前で先頭に立ち、他にも何頭か前に行ったのでキングノジョーはポジション下げた。
前に出られても落ち着いていたのは〇
残り400mまで前壁で、400m過ぎで前の馬の隙間を抜け出した。
ムチ無しで楽勝。
レースのラスト3ハロンは11.8-11.1-11.3
キングノジョーは11.6-11.0-11.2
新馬では他の馬も気にせず、操縦性の良さも見せた。
これは小回り中山では重要な事。
余裕のある勝ち方をしたんだが。
個人的にはインパクトに欠ける。
この見解が間違っているのはエリカエクスプレスを始め色々とある(笑)
1番手には上げたくない(こうやって人はミスを繰り返す)
…と思っていました。
この馬を真っ先に見たので上のような感想になりましたが、他の馬を見てからだと、『勝てるんじゃね』と思えてきた。
去年のような強そうな馬が見当たらない。
田中博調教師のコメント
「初戦は想像よりも上手な競馬をしてくれてパフォーマンスを出してくれました。
まだ折り合い面の課題は残り、修正しきれていないです。
それでも変わらずに心肺機能の高さを見せていますので、残りの数日はその(折り合い面の)課題に取り組んでいきたいです」
「(追切は)相手に合わせた内容。キングノジョーのリズムで行けば違う動きになったと思います。
当日は自分の意のままにレースが進むかは分からないので。
調教後も息の戻りは早いですね。
ワンペース気味ではありますが、スピードのあるワンペースなので持続型です。
今回の一戦はこの子の将来を考えるうえで重要になってきます」
⑩シマサンブラック
キタサンブラックxハービンジャー
ローズ一族でピンコの半弟
兄弟で芝で速かったのがピンコだからこの配合はいいかもしれない。
新馬は函館1800mでのっそりとゲート出て、他の馬に前に行かれてしまい、更に少しブレーキして後方待機。
前脚長くて大きなフォームなので小回り向かないかも。
3コーナー手前で大外にだして追い上げようとした。
脚が宙に浮いている時間が長くてスピード出せていない。
2戦目の札幌1800mで勝ち上がり
今回もゆっくりスタートだが外枠だったために先行できた。
大回りの札幌だったので内ラチ沿いの2番手でも自分のリズムで走れた。
相変わらずゆったりとしたフォームだが新馬よりは速くなった。
このレースから4頭が勝ち上がっており、侮れない。
3戦目の芙蓉Sもゆったりとスタートして中団後方。
3-4コーナーで外に出して追い込んだが0.3差4着まで。
まだ脚の回転は遅いけど使うたびに良くなっている。
今回も外の枠なのでもまれることなく中団外目から3-4コーナーで仕掛ける競馬をするだろう。
今の馬場的にも合っているので去年の9月からの上昇次第では面白い。
追切でも坂路で少し自己ベスト更新でウッドは変わらず。
⑪マテンロウムーブ
中京2000m上り1位
リアルスティールxヘイルトゥリーズン系
母にナスキロのミルリーフを2つ、もう一つプリンスキロある。
新馬は東京2000mでアマキヒの3着。
2着馬も次のレースで強い勝ち方。
ムーブは外枠から内ラチ沿いに移動。
直線では馬群の中で前との差が開いてしまった。
何とか内を抜けて来たが11.3-11.1の加速ラップでは届かない。
ゴール後もしっかりしていた。
2戦目は中京2000mで序盤はゆっくり脚を溜めた。
上がり1位でフラフラしていた逃げ馬をゴールで捕まえた。
⑫ドラゴンブースト
スクリーンヒーローxエンパイアメーカーxダンス
母何にインリアリティが4つあり、硬い馬場得意そう。
フェアリーS3着エストゥペンダは母母父ファピアノ系で中京含めてこの1月にファピアノ持ちの好走は多い。
新馬は出遅れて周ってきただけ。
2戦目は京都1600mを好位から向けだして1着。
上がりは4位タイであまり強さを見せられなかった。
メンバーが手薄になったデイリー杯で2番手から2着。
朝日杯では外枠から外で壁を作れず大外で風を受けて走ってしまった。
デイリー杯3着ダイシンラーが内ラチ沿いの先頭から朝日杯で1.2秒差とは言え4着している。
大外を風を受けながら走ったドラゴンブーストがそれと0.1秒差と言うのはむしろよくやったと言える。
デイリー杯もメンバーレベルが低かったがこの京成杯もメンバーレベル怪しいので通用するかもしれない。
⑬パッションリッチ
ドゥラメンテx(49erXダンチヒ)
母母がアメリカGⅠ馬〇
新馬は新潟1800mで外枠から先行して勝ち。
外から並ばれてから仕掛けて1着。
ストライド大きく広いコースよさそう。
その時の2着がニシノエージェント。
2戦目はアイビーSでスタート失敗して後方から。
ラスト3ハロン11.8-11.3-11.2では後ろからは届かない。
上がりは1着のマスカレードボールが抜けていたが、2位のピコチャンブラックとは0.2差。
葉牡丹賞は内枠でスタート遅れた。
4コーナーまでは良かったが、上位3頭とは4コーナー手前からの動きで差が出た。
ゴール前ではいい脚を使っており、コーナーの加速に問題あるかも。
ただ、上手くレースで期待ない印象も受けるので巻き返す可能性も捨てきれない。
こういう馬に外枠はプラス。
追切は特に向上していない。
⑭パーティハーン
京都2000m上り1位
坂路自己ベスト
ウートンバセットxニジンスキー系xダンチヒ系
Audaryaの全弟!
なんといっても2020年のオペラ賞3着ですよ!
この年のオペラ賞は1着タルナワ!
タルナワの前走のヴェルメイユ賞の勝ち方が良かったので『何で凱旋門賞出ないんだ!?』と独りで憤慨していた。
出てたら勝ち負けしていたと思う(確信)
翌年は凱旋門賞に出てきたが惜しくも2着。
そのタルナワから1馬身差3着だったのがAudarya
2頭とも次のBCで勝っているのも芸術点高い。
2着はGⅠ1勝、仏オークス含むGⅠ2着3回のアルパインスター
4着がJCで5,6着のグランドグローリー
なんてハイレベルなオペラ賞!!!

ヤバい!
Audaryaの全弟とかアツいんですけど。
もうこの時点で感情が振り切れているので正常に判断できません!
応援モード突入です。
血統的にもエリカエクスプレスにアナバァがあったし!
今の中山はダンチヒ系と相性いい。
新馬は京都1800mでヤマニンブークリエの2着
スタート良く内で先行。
有利な競馬で勝ったかと思ったら離れた外を差してきたブークリエにクビ差負け。
上がりでも0.2差付けられた。
ブークリエは黄菊賞では先頭を走ったがミュージアムマイルに完敗。
ホープフルSも4コーナーで外をまわし過ぎたのは有るが負けすぎ。
もうちょっとやれるとは思うのだが。
ヤマニンブークリエを物差しにするとあまり良くはない(涙)
2戦目は京都2000mを内枠から先行し、今度はあっさり勝つ。
相手のレベルも低かったのもあるが、パーティハーンの走りもしっかりしてきた。
気持ちは応援だが、ヤマニンブークリエがその後良くないので強気にはなれない。