安田記念 気になる馬達

前置き

去年は◎グランアレグリア、〇インディチャンプ、▲シュネルマイスターで1着抜け><
ダノンキングリーは前年の安田記念の凡走と天皇賞秋での不可解な大敗を気にして無視。

ダノンキングリーが教えてくれたのは、2分22秒台の高速決着のダービーはマイルでも通用する。
毎日王冠1分44秒台もマイルで通用する。
ディープインパクト産駒は長い休み明けでも走れる。
何よりも、敗因のわからないレースでグダグダ悩むのは無駄。

5月の東京GⅠでの実績

2021年
ダノンキングリー ダービー2着
グランアレグリア 安田記念1着
シュネルマイスター NHKマイル1着

2020年
グランアレグリア NHKマイル5着(出遅れ、体当たり)
アーモンドアイ 安田記念3着
インディチャンプ 安田記念1着

などなど、ほとんどの3着以内馬が5月GⅠでの好走実績がある。

今年の5月東京GⅠ実績馬は

サリオス ダービー2着
シュネルマイスター NHK勝ち
ソングライン   NHK2着
ファインルージュ  VM2着
レシステンシア  VM3着
カテドラル  NHK3着
セリフォス  NHK4着


それ以外の馬達を見ていく

2019年1着インディチャンプ
2月の東京新聞杯で1分31秒9という破格の時計。
時計のかかりやすい冬東京でこの時計は東京新聞杯レコード。

2018年1着モズアスコット
4月のマイラーズカップで1分31秒5で2着
1400mでも1分19秒台があり、時計勝負が得意。

2017年3着レッドファルクス
前哨戦の京王杯勝ちでその前の高松宮杯も3着。
前年にスプリンターズS勝ち。
この時期の東京がいかにスピード優先かわかる。
この時期の東京マイルならスプリント能力が大事。

2016年3着のフィエロは2014年のマイラーズカップで1分31秒6で2着。
その年の安田記念は不良馬場で8着だったがその後は4着、3着と好走。

マイルで1分31秒台や1400mで1分19秒台やスプリント実績。
マイルではフィエロのように上り3ハロンが速い馬。
先行タイプならロゴタイプみたいにマイルよりも長い距離での実績が必要。

イル―シヴパンサ―
エアロロノア
ナランフレグ
ロータスランド

以上の10頭を見ていく

シュネルマイスター
ドバイターフはまさかの凡走。
敗因はハイペースにある程度ついて行ったため脚を溜めれなかった。
レースペースは速かった。
自分の目測ではこうなる。
400m24.8秒(日本式で約23.5)
600m35.8秒(34.5)
1000m58.3秒(57.0)
1200m1分10秒2(1分8秒9)
1400m1分21秒7(1分20秒4)
1600m1分33秒6(1分32秒3)
1800m1分45秒77(1分44秒5)
ラスト3ハロンは約35.57(11.5ー11.9ー12.17)

シュネルマイスターは400mで前から2.5馬身差の7番手。
スタートではシュネルマイスターより前にいたロードノースは下げてシュネルマイスターの後につけた。
3着に入ったヴァンドギャルドはゆっくり入って後方待機。
この位置取りが着順に出た。
パンサラッサは逃げ切ったが1200mが日本換算で通過1分8秒9と容赦ないハイペース。
前にいた馬は4着のサフロンビーチ以外は潰れた。
瞬発力が身上の馬に速いペースで前半に脚を使わせられて直線伸びず。
負けてしかるべきかと思います。
むしろ前走でハイペースの厳しい競馬を経験したことで成長まであるかもしれない。

他のキングマン産駒を見ても4歳で能力を落とすというのはあまりない。
パレスピアやペルシアンキング、ドメスティックスペンディングは4歳でもGⅠを勝っている。
ペルシアンキングなんて4歳に9月にロンシャンのマイルGⅠ勝ちで自己最高レイティングを記録し、凱旋門賞3着で〆た。
パレスピアは4歳にGⅠを4連勝して最後にクビ差で2着に負けたが相手は現マイル王のBaaeed。
3着以内の可能性は大きい。

サリオス
去年は0.7秒差だが、1分18秒辺りでグランアレグリア(ルメール騎手は罰金3万円)に前をカットされてブレーキをしたのが響いた。
勢いではグランアレグリアに劣っていたので勝ち負けには持ち込めなかっただろうがあれが無ければ着差は0.4秒位じゃないか。
香港マイルでも日本馬で最先着の3着。
今回はレーン騎手騎乗で力を出せる。
毎日王冠以降負け続けているけどほとんどが原因が明らか。
謎の後方待機の一昨年のMCS
重馬場の大阪杯
直線で前をカットされた安田記念
前走もなぜか有利な最内にいたのに直線で外に持っていく意味不明な騎乗。
休み明けよりも叩いての2戦目の方がいいと思うので掲示板はありそうだ。


ソングライン
4年連続でヴィクトリアマイル組が2着に入っている。
ヴィクトリアマイルは去年の桜花賞上位組に先着を許した。
ファインルージュ>ソングラインなのだが、疲労度に違いがあるかもしれない。
シュネルマイスターとの比較でも上位争いできそうに見える。
だが、勝ち切るイメージはない。
3~5着

ファインルージュ
実力は勝ち負けなのだが、ヴィクトリアマイルでの激走の反動が心配。
前走が目標だったし、直線でつまづいてからのあの豪脚はダメージがありそうだ。
東京新聞杯では1キロ差だったイルーシヴパンサ―との斤量差は2キロにひろがるのも〇。
持ち時計もこのメンバーで一番。

レシステンシア
ヴィクトリアマイルはペースが遅く先行馬有利だった。
1分32秒0前後には対応できるがそれ以上速いとついていけなくなりそう。
安田記念は他に逃げ馬がいないのでヴィクトリアマイルの再現が可能かもしれない。
掲示板前後


カテドラル
NHKマイル3着の実績はある。
去年のMCSでも0.6秒差。
去年の東京新聞杯とかもいい走り。
スタートに難がある。
好走してもこのメンバーでは上位に入るのは難しそう。

セリフォス
NHKマイルでも足りなかった。
古馬より4キロ軽いが難しい。

イルーシヴパンサ―
覚醒したハーツクライ産駒。
東京新聞杯はカラテとファインルージュが少しスムーズさに欠けた中、まっすぐに走れたのも大きい。
前脚の回転が速くしかもしっかりと地面をつかんで進んでいるので間違いなく強い。
時計勝負にも対応できそうだが問題は斤量。
前走は2,3着馬に比べて斤量面で有利だったが今回はそのアドバンテージがなくなる。

エアロロノア
去年のマイラーズカップで1分31秒6で5着
12月の阪神マイルでも上り32.6秒を記録。
前走は稍重馬場で力を出し切れなかった。
同じ左回りでも中京は窮屈そうに走っていた。
広い東京の方が向くと思う。
ただ、キンカメ系がこのレースであまり結果が出ていない。

ナランフレグ
ゴールドアリュールxブライアンズタイム
ゴールドアリュール産駒は地面をしっかりとつかんで推進力を生みだしていく。
ヌレイエフの特徴が出ている。
母母父グレイソヴリン系で東京も得意なはず。
東京は2019年に1度走って上り32.5秒を記録。
1400mでも勝てないと言うが、小回りの新潟内回りばかり走っている。
この時期の東京のマイルは向いている。
馬体写真もいい感じに仕上がってきた。
これは楽しみ。

ロータスランド
去年の関谷記念でカラテ、ソングラインらに勝ちその能力を見せた。
その後の秋はパッとしない走りだったが、今年に入ってレベルアップしたように見える。
1400mで1分19秒台で勝ち、スプリントGⅠでタイム差なしの2着。
逃げ先行馬も多くないのでこの馬に有利な展開になるかもしれない。
楽しみ


条件には当てはまらないが、

ヴァンドギャルド
これまでは日本の芝では時計勝負について行けない感じだった。
洋芝のドバイターフでの好走も裏付けられる。
BC芝マイルは多頭数小回りでスタートで後手を踏んでレースにならず。
香港マイルも先行して直線で伸びない内でやや不利。
2年連続でドバイターフで走らせているバルザローナが上手いのか?
ミライ君もこの馬をうまく乗った印象はないな。
でもねー。
今年のドバイターフは目を疑った。
パンサラッサがとばしたとはいえ1800mを約1分44秒5。
去年は3馬身差だったロードノースにハナ差。
ゴール前の脚はすごかった。
あんなに脚が伸びるヴァンドギャルドは初めて見た。
今なら日本の高速馬場でもGⅠで通用するかもしれない。

カラテ
マイルで1分31秒台はまだないが実力は確か。
去年の安田記念は本調子でない中での間に合わせでの出走で参考外。
前走は落鉄あり、直線でも狭まる。
イルーシヴパンサ―やファインルージュとの差はほとんどない。
爪の状態さえ問題なければ。

評価

シュネルマイスターのドバイの負けは気にしたらいけない。

イルーシヴパンサ―は確かにつよかったが、ファインルージュとカラテも劣るものでもない。
ファインルージュは前走の反動、カラテは爪の状態と不安もある。

高松宮記念からロータスランド、ナランフレグがスピードを活かして活躍してくれそう。

ヴァンドギャルドも前走の走りに今までとの違いを見た。

サリオスもレーン騎手とのコンビで好成績多い。


勝ち負け
シュネルマイスター
ファインルージュ(前走のダメージが気になる)
ロータスランド


3着候補
ナランフレグ
イルーシヴパンサ―
ソングライン
カラテ

掲示板
ヴァンドギャルド
サリオス

以上のように力関係を示してみたが、今回は好きな馬や面白そうな馬が多い。

個人的にはカラテ、ナランフレグ、ヴァンドギャルド、ロータスランドに期待する。

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