ダービー 気になる馬達 その2 前哨戦
評価
勝ち負け
ソールオリエンス
皐月賞のレース後に『ダービーの◎』と宣言した気持ちは変わらない
2着候補
スキルヴィング
青葉賞の勝ち方が良かったし血統面も〇
ファントムシーフ
皐月賞のレースぶりと中間の状態からも巻き返しある。
騎手的にもレースでの安定感が高いのでソールオリエンスに不利があれば逆転候補
3着候補
シャザーン
ファントムシーフと好勝負できる
べラジオオペラ
皐月賞は参考外。
内枠で前に壁を作れればチャンス。
次点
ショウナンバシット
ハーツコンツェルト
今年も秋以降楽しみな馬が多く今回は足りないだろうがどこまで上位に通用するか、そして東京での走りを見たい。
シーズンリッチ
ノッキングポイント
パクスオトマニカ
サトノグランツ
皐月賞
重馬場で前半1000m58.5秒と速いペース。
先行と内側を走った馬は参考外。
ダービー出走組だとべラジオオペラがスタート良くなかったのに馬がスイッチが入ったみたいに前にいってしまい2列目の先頭に立ってしまった。中山2000mは前半に上り坂があり、そこで速い脚を使っては後半バテて当然。
中間の追切は悪くないのでダービーで内枠を引けたら挽回できる。
なんか皐月賞の指数が低いらしいのですが、指数計算に走行距離は含まれているのでしょうか?
私は今年の皐月賞もなかなかのレベルだと受け取っています。
答えは古馬と一緒に走れば出るでしょう。
タイムが遅くなったのは重馬場もありますが1~4着馬が終始外々を周ったためもあります。
もう一つ指数が低くなった原因は加速ラップ締めで勝ち馬がまだ余裕があった事。
レースラップ12.5-12.0という大幅な加速ラップ締めで4着まで12.5-12.5の平行ラップじめ。
特にソールオリエンスは個別ラップでもラスト2ハロンで失速していない。
先行馬と外の差し馬で違うレースをしていたので指数が正しく計算できない。
先行と後方待機が順位で大きく逆転するのは中山では時々ある。
2019年の有馬記念が完璧な前後逆転したレースだった。
1着ソールオリエンスは上り3ハロンだけで2位に0.9秒差をつけているのは格上の証。
中山の2レースとも外を周って長くいい脚を使っているのでむしろ東京向き。
スタミナが要求されるレースで2位より0.9秒も速い脚を使えるのは本物。
新馬の東京でラスト2ハロン11.0ー11.0という速い脚も披露しているので馬場が速ければ速い脚も使える。
◎ソールオリエンス
2着タスティエーラは松山騎手からレーン騎手への乗り変わりは安定度が大幅に上昇。
弥生賞は外の先頭でも勝ったので強い勝ち方だった。
そして皐月賞は前にダノンが入って壁になってくれたおかげで2着。
ダービーは内枠が欲しい。
3着候補
3着ファントムシーフは落轍が響いた。
直線で左ムチに右へ右へと馬が疲れていたのも落轍の影響があったかもしれない。
位置取りは文句なし。
中間の追切が良いので巻き返しがありそうだが
乗り変わりがどうでるか。
あまり乗り手に左右されない馬だが。
2着候補
5着ショウナンバシットは道中内を走った馬で唯一掲示板に乗った。
直線でも上位馬の中では一番内。
皐月賞の日の馬場は外に行けば行くほどいい馬場。
いくら重馬場をこなせるので内ラチ沿いで最短距離を走ったとはいえ、消耗する内側よりも走行距離で15~20mほど長くなっても外を走った方が有利だった馬場。
内を走って好走したのは評価したい。
若葉Sでは外3列目の先頭で競馬して勝った。
この馬より不利な競馬をして4着だったハーツコンツェルトは青葉賞で2着なので価値はある。
すみれSでシャザーンに完敗していたので相対的に評価を下げていたがすみれS3着のアヴニールドブリエはプリンシパルSで2着。
すみれSのレベルが高ったと言える。
良馬場ならシャザーン > ショウナンバシットしかし、スタミナがある馬は崩れにくいので3着候補に入れる。
6着 シャザーン
ルメール騎手のファントムシーフの後ろに付けた位置取りは最高。
そのマークしていたファントムシーフから1馬身差。
これは道中の差がそのままゴールまで来ている。
2頭の力の差はあまりないんじゃないかと。
ファントムシーフの中間の動きがいいがシャザーンも負けていない。
そして、すみれSでシャザーンに負けたショウナンバシット、ハーツコンツェルト、アヴニールドブリエの好走からすみれS組のレベルの高さがわかる。
スキルヴィングは人気馬だが、それと上りが同じで0.1秒差のハーツコンツェルトを物差しにすればシャザーン、ショウナンバシット、パクスオトマニカが馬券的に魅力的だ。
穴をあけるとすればハーツコンツェルトを含めた4頭だろう。
ミライ騎手がカギになる。
下手じゃないんだけど重賞で『勝ちに行く騎乗』ができない。
リーディングでは下の鮫島騎手と芝のオープン以上の成績では同じ位になる。
しかも回収率はミライ騎手の方が低い。
その割に1番人気で2勝しかしていない。
つまり、勝つときは単勝が低い馬でしか勝てないが一番人気を必ず持ってくるわけでもない。
かと言って人気薄で思い切りのいい競馬をするでもなく、『勝負弱い』騎手というイメージ。
他の騎手がガチになる重賞で気おくれしているんじゃないかな。
青葉賞
1着スキルヴィング
勝ちタイムの2分23秒9は過去3番目に速いタイムで優秀。
スキルヴィングはしかも上り最速34.1秒で勝った。
上り最速で勝った馬はハイアーゲーム(ダ3着)、ペルーサ(ダ6着)、ウインバリアシオン(ダ2着)、ショウナンラグーン(ダ6着)、アプレザンレーヴ(ダ5着)、フェノーメノ(ダ2着)、アドミラブル(ダ3着)と7頭中4頭が馬券内という好成績。
馬券になった4頭中2頭がトニービン持ち。
特にアドミラブルとは母父シンボリクリスエスも同じで血統構成似ている。
2400mを勝って青葉賞も勝ったという臨戦過程も似ている。
3着以内の可能性が高い。
ただ、同じ上り34.1秒で2着のハーツコンツェルトの若葉Sでのレースぶりを考えると少々心配。
ショウナンバシット、シャザーンとの争いになる。
2着 ハーツコンツェルト
松山騎手はこちらですか。
東スポ2歳Sでも好走しており、東京ではレースしやすい。
松山騎手なので外で壁無しにならないように内枠が欲しい。
若葉Sが重め残りだったとすればショウナンバシットを逆転できる。
この中間は状態維持できている。
ハーツクライxアメリカ血統で春東京も向いている。
掲示板候補だが逆転の可能性も
京都新聞杯
1着サトノグランツ
レースラップ12.8 - 11.7 - 13.2 - 13.5 - 12.6 - 12.2 - 12.4 - 11.8 - 11.3 - 11.2 - 11.4
スローペースで坂の下りからの瞬発力勝負。
ダノントルネード、マイネルラウレアに勝った。
ラウレアとは直線での進路どりの差。
サトダイ産駒だが母父デインヒル系で仕上がりが早くなったのかな。
東京でもいいレースしているが、京都が得意なタイプに見える。
毎日杯
1着シーズンリッチ
この毎日杯組が不気味なんですよね。
馬柱どおりだと皐月賞組には通用しないのですが、この馬はドゥラメンテ産駒で2歳冬から3歳春にレースごとに成長している。
毎日杯からも大きな成長が見込めるタイプ。
そのプラスαが判断できないから不気味。
レースは最後に12.7秒と大きく失速していてダービーでは足りないだろうが。
2着ノッキングポイント
母がオークス2着で楽しみな馬だが良くなるのはまだ先だろう。
時計の出づらい冬東京でマイル1分32秒9は優秀で秋には必ず頭角を現してくる。
1600~2000mの重賞で狙いたい。