京王杯AH 反省
京王杯AH
スマイルカナは惜しかった。
上位人気馬は皆何かしら不安を抱えていた中で1着トロワゼトワル、2着スマイルカナ、3着ボンセルヴィーソまでハナハナというきわどいレースになりました。
ではなぜこんな結果になったのかを考察するっすよ。
トロワゼトワルは今回なぜ好走したのか?
レース前にも書きましたが、『中山の開幕週は走る』のです。
特に9月の中山の方が12月の中山の開幕週よりも走ります。
この子が好走しているのはクッションがいい馬場の時です。
しかも雨の日の稍重馬場でもしっかり走っているように足もと多少柔らかくても大丈夫です。
東京のヴィクトリアマイルもトランポリン馬場でクッションがいい馬場です。
一方、冬の中山3週目のターコイズS,阪神牝馬S、中京記念ともに荒れた馬場でした。
この子は荒れ馬場が苦手なのです。
今更いう事ではないですけど、荒れた馬場と重馬場は違いますからね。
それぞれのレースの上位を見れば力のいる馬場で結果を出している馬が多いです。
じゃあ、2回連続開催の新潟で走ったのはなぜかといえば、『夏場は芝の成長が速い』からです。
夏の方が芝の成長が速いので痛みが少ないのです。
いやほんと驚くほど速く伸びますよ夏は。
それに引き換え12月の中山は野芝の成長が遅いので馬場が傷みやすいのです。
次も走るかどうかは馬場が荒れているかクッションが効いているかがポイントですね。
前残り馬場の時は狙い目です。
スマイルカナは大外が不安視されました。
実際0.2~0.5秒は不利でしょう。
だから15番枠だった米子Sみたいにジワジワいけばいいと思ったのですが、レース映像でバビュンとスゴイ脚で先頭に立った時はビビりました。
でも、最初の2ハロンのラップを見れば12.4-11.1と米子Sの12.4-10.5に比べて遅かったので、スマイルカナが速かったのではなく他が遅かったので相対的に速く見えたということがわかります。
桜花賞やギリギリの馬体重だった米子Sでもしっかり走っているように気の強いこの子はレースを投げ出しません。
適距離で自分のペースに持ち込めば凡走はありません。
G1レベルで勝ち負けできるかと聞かれればインディチャンプやグランアレグリアのような馬を相手には難しいと言わざるを得ませんが、掲示板は十分にあるでしょう。
ボンセルヴィーソは自分の不明を恥じるばかりです。
前残り馬場の内枠の先行馬は買えばよかったのに下手なデータを出して消してしまいました。
未勝利勝ちに3戦を費やしたり、4か月ぶりだった17年のAHや19年の10月の紅葉Sで凡走していることで今回も狙いは距離短縮で臨む次ぎのレースが狙い目だと思ってしまった。反省。
ルフトシュトロームは1番枠からどうレースするかが課題だと思ったのですが、馬自身に問題があったみたいですね。
”レース後、ルフトシュトロームを管理する堀宣行調教師は「レース後の上がりで、馬体がフラフラしていた。右前脚の蹄を少し気にしている。トレセンで馬体チェックを行う」とコメント”
アンドラステはルメール騎手に変わるのが心配と書きましたが、嫌な予感が的中してしまいました。
ルメール騎手は前の馬を風除けにして脚を貯めるのが上手いのですが、なんでもかんでも人気になるほど上手いわけではありません。
特に内枠で包まれそうな展開の時には注意が必要です。
今日のようなレースはよくやりますよルメール騎手は。
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