ジャパンカップ 気になる馬達
前置き
エリザベス女王杯の予想でこう書きました。
『シナリオとしてはここでラグーンに負けてもらって、『やっぱり欧州馬は日本では日本の馬に敵わない』という空気を醸していただいて、ジャパンカップでさらに人気が落ちた外国馬に印を打っておいしい馬券ゲット!…なんですよ』
今年は欧州馬が勝ちます(未来予知)
そんな未来しか見えません(盲目)
去年の予想はこんな感じでした。
◎②コントレイル 1着
〇⑫サンレイポケット 4着(10人気)
▲④シャフリヤール 3着
△⑥グランドグローリー 5着(8人気)
△⑤キセキ 10着
△⑪シャドウディーヴァ 7着(11人気)
グランドグローリーの去年の評価
『ジャパンカップは欧州の2000mが得意な馬が走ると思う。
欧州で2400mが得意な馬だと東京競馬場ではスピードが足りない。
なので、私はこの馬に注目している。
3走前のヴィシー大賞では稍重で上り3ハロン33.40(10.92-10.85-11.62)
ストライドが大きく跳ぶような走りだが上半身がしっかりしているので重馬場もOK
AudaryaとThundering Nightsに2戦続けて先着しているのも〇
父オリンピックグローリーはロンシャンの1400mGⅠを2勝。
あの下りで東京よりも速い1400mコースで四肢が良く伸びる。
パワーよりではあるが、ストライドが大きく跳ぶような走りは東京競馬場で活きてくるかもしれない。
クロフネ産駒っぽいイメージ。
3着候補』
33秒台の上りの実績があり、ストライドが大きな馬は東京でも走る。
外国馬で最後の勝ち馬アルカセットや、この10年での好走馬は血統的にも日本で通用しそうな馬。
キングマンボ、グレイソヴリン系、ボールドルーラー系、ニジンスキー、サーアイヴァ―といった血。
サンクルー大賞典、エプソムのコロネーションカップの好走馬
アルピニスタやパイルドライバーがいたら文句なしで◎〇だったのに!!!!!
アルカセット
2005年1着
父キングマンボxニニスキ(ニジンスキーxリボー)
サンクルー大賞典勝ち、コロネーションカップ2着
ドゥーナデン
2013年0.2秒差
父Nicobar(アホヌーラ系xエルグランセニョール系)xグレイソヴリン系xバステッド系
メルボルンカップ勝ち、香港ヴァーズ勝ち、コーフィールドカップ勝ち、コロネーションカップ2着、サンクルー大賞典2着
イラプト
2015年0.3秒差
ドゥバウィxカーリアンxボールドルーラー系xサーアイヴァ―
パリ大賞典勝ち
不良馬場のニエル賞は凡走
良馬場の凱旋門賞で5着
評価
勝ち負け
オネスト 仏の3歳トップクラス+日本のリーディングジョッキー=◎
ダノンベルーガ 日本代表
2着候補
シムカミル 前で競馬して粘れる
ヴェラアズール 瞬発力がどこまで通用するか
3着候補
カラテ 中間も意欲的で今度こそ
テュネス 絶対逃げたいマン
デアリングタクト リピーター枠マーカンド強化
掲示板
グランドグローリー 追い込みは展開に左右
ヴェルトライゼンデ 穴の匂い
ユーバーレーベン 追い込んで届かず
不安
シャフリヤール 追切でまっすぐに走れているかどうか
馬達
オネスト
フランケルxシーザスターズxニジンスキー系
アーバンシー3x3
5月のサンクルーの稍重の2100mGⅡ勝ち。
後方から上がり最速33.63秒(11.67-10.76-11.20)
跳ぶような走りで瞬発力系。
一目見て高速馬場が得意そうな走りだとわかる馬。
仏ダービーは期待して〇でした!
しかし、スローな展開で前有利。
上がり最速だったが5着。
展開次第では勝ち負けだったはず(自分の失敗を認められないダメ人間)
パリ大賞典では仏ダービー2着エルボデゴンに雪辱し勝ち。
上がり最速34.28秒(11.28-11.09-11.92)
愛チャンピオンSではスタートはいつも通り遅く後ろから。
しかし、道中で内ラチ沿いを徐々にすこしづつ前に出て行った。
ルクセンブルグより先に動いたので最後に差されたが強い内容。
3着ヴァデニに進路での不利があったとはいえ仏ダービーの雪辱を果たす。
2000mGⅠでも通用するスピードも有り、上がり最速を何度も記録している。
能力的に間違いなく今回のメンバーで最上位。
問題は、多頭数で後方からの競馬。
仏ダービーでもスローの後方から届かずを経験しているように多頭数だと前との差が大きくなる。
そこで今回はルメール騎手という日本の競馬を知る騎手がいるのが非常に力強い。
これは勝ち負け期待。
シムカミル
タマユズ(ネイエフxヌレイエフ)xピヴォタルxダンチヒ系xミルリーフ系
ヌレイエフ3x4、バスティノ4x5
父タマユズは仏2000ギニーとジャックルマロワ勝ち
トモと下腿部の筋肉がバキバキで蹴り出す力はすごそう。
産駒は短距離で活躍馬多い。
しかし、父父ネイエフだし距離には融通ききそう
近親にサラフィナもいる
6月のシャンティイの稍重2400mGⅢを先頭で走って勝ち。
最初の3ハロンは14.31(日本13.1)-11.46-12.08(37.86秒/日本36.6秒)
7月のパリ大賞典は先頭を走ってオネストの2着。
日本と違い、押して先頭に立つわけではない。
高速馬場でも大丈夫そうな走りをしている。
この先行してのしぶとさはバスティノのクロスか?
パリ大賞典3着のエルボデゴンは仏ダービー2着でヴォルティガーSで3着でコックスプレートでも僅差の3着。
4着のエルダーエルダロフはセントレジャー勝ち。
パリ大賞典のレベルはやや高い。
そして皆さんご存じのニエル賞勝ち
スタートは慎重にでて3番手から。
レースは下り坂の残り1200mでペースアップして区間11.87秒を記録。
そこからはゴールまでほぼ失速ラップの消耗戦。
かろうじてL2で少し速くなったが基本失速。
いいスタミナと根性をしている。
上り3ハロンは先行して34秒台を出せる。
先行できるのは日本の競馬では有利に働く。
2,3着争いできる。
テュネス
Guiliani(ミスワキ系xモンスン)xヤングジェネレーション系
Turbaine3x3
TertullianはスプリンターでTucanaは中長距離
半兄がトルカータータッソ
8月のバーデンバーデンの重馬場2400mを2着に6馬身差をつけて勝利
9月のドルトムントの極悪馬場2800mを逃げ切り勝ち、2着に8馬身差。
先頭に立つまでは荒ぶっておられて気性は獰猛。
これは絶対に先頭に立ちたい馬。
前走のバイエルン大賞ではあっさり先頭に立って楽勝。2着に10馬身差。
脚の動きはそこそこ速いので良馬場でも期待できそう。
問題は逃げたい馬だと言う事。
ユニコーンライオンには譲らないと思うのでペースは遅くはならない。
グランドグローリー
今年は4月から始動。
ロンシャンの2100mで後方から上り最速32.98秒で差し切り勝ち
5月のロンシャン2000mも上り最速33.43秒で差し切り勝ち
6月のプリンスオブウェールズではシャフリヤールに先着して3着。
勝ったのは昨年のコックスプレート勝ち馬で2着は英チャンピオンSを勝った。
頭数は少なかったが強い馬が揃っていた。
ヴェルメイユ賞はスローペースで届かず。
凱旋門賞は重馬場の割にペースが速く消耗戦になり後方待機のこの馬が5着に差し込んできた。
去年のJCは最後の失速の少なさからも少し足を余した。
東京競馬場だとフランスよりももっと早く仕掛けるべきだと思う。
ギュイヨン騎手がどこまで積極的に乗ってくれるか。
去年同様の仕掛けだとまた掲示板前後。
ダノンベルーガ
強い3歳世代の皐月ダービー4着、天皇賞秋3着。
混合GⅠでも3歳がスプリンターズ2着、秋天1,3着、エリ女2着、MCS1着と3歳が大活躍。
中間の状態も良さそうでここは馬券から外せない。
日本の一番手は君だ!
ヴェラアズール
エイシンフラッシュxクロフネ
前走の京都大賞典はラスト200mの上り坂での脚が一頭だけ違った。
レースのラスト2ハロンは10.9-11.7なので他の馬達が10.9の全力疾走の後に大きく失速したが、ヴェラアズールの失速が一番少なかったと言う事。
東京のジューンSでも800mのロンスパートで他が最後に大きく失速する中で一番失速を抑えていた。
この失速を最後まで抑えるレースぶりは上のレベルでも通用する。
ただ、今回は海外馬4頭とも失速が少ないタイプなんだよね。
今までのようにはいかない相手がそろっている。
まだ未知の部分があるので期待込みで、良くて2着。
デアリングタクト
前走はパドックでは大人しかったが返し馬ではヤル気を見せていたらしい。
レースの興奮冷めやらぬうちに中1周で次のレースに臨むのは一種のカンフル剤。
鞍上も闘魂注入マーカンド!
これでダメならしょうがないという布陣。
今回のリピーター枠。
シャフリヤール
天皇賞秋は調教と同じく外を向いていた。
何かしら集中できない原因がありそうだ。
今回も中間の追切は軽くて変化がなさそう。
最終追切でまっすぐに走っているかどうか。
でも、3歳春から活躍した瞬発力型のディープインパクト産駒は古馬になって成績が落ちていくからなぁ。
ヴェルトライゼンデ
ドリジャxアカテナゴ
穴馬っぽい雰囲気がある。
去年のオルフェーヴル産駒2着に続いて馬券になるかもしれない。
今までは休み明けは良くてもその次でダメ。
今回はオールカマーをとりあえず使っただけで疲労を残していない。
元からここを目標に仕上げてきたのだろう。
鳴尾記念でジェラルディーナやサンレイポケットに先着しているのはGⅠに向けて好材料。
5着前後の力はありそうで、鞍上はGⅠで2戦続けて連対のレーン騎手。
穴馬。
カラテ
前走は2番手グループの瞬発力勝負で後れを取ってしまった。
だが、最後まで脚は衰えていなかったので距離が2400mに伸びても問題なさそうだ。
この中間も意欲的なのは爪の状態に問題がない証拠。
ここは大きく人気を落として出てくるだろうから買いたい。
テュネスが絶対逃げたいマンなのでライオンと競り合って流れてくれると面白い。
ユーバーレーベン
前走のマイナス22キロで絞れた。
今回が休み明けでベストだろう。
とはいえ、脚質的にオネストと勝負したら負けるだろうし、5着前後か。