BCターフ 2024 気になる馬達


デルマー競馬場 芝2400m

アメリカでも小回りな方の競馬場。
コーナーを6回周ります。
1-2コーナーは中間地点が低くなっていて、3-4コーナーは上り坂。
ゴール前の直線は約270m。
コーナーで加速できる馬でないと不利。

その点で欧州の馬で苦手にする馬がいる。

過去のデルマー競馬場のBCターフ

2回ともゴドルフィンの馬が1着。

欧州以外の競馬場の実績
フランスのGⅠ勝実績

血はミスプロ、サドラーズウェルズ、ダンチヒ、バックパサー、サーアイヴァー、ダマスカス、リボー
ミスワキ(ミスプロ、バックパサー)

2017年 2分26秒19
1着 ①タリスマニック 仏 ゴドルフィン 内ラチ沿いの好位 
父メダグリアドーロ(サドラーズウェルズ、サーアイヴァー、ダマスカス、プリキロ)
母父マキャベリアン(ミスプロ、ヘイロー、リボー)
母母父ダンチヒ
ハイクレア牝系
サーアイヴァー、ヘイロー、ダマスカスは速い馬場、固い馬場への適性。
小回りでミスプロは必要。
フランスで2400mOP、2800mGⅡ勝ち
GⅠは仏ダービー4着

2着 ⑫ビーチパトロール 米 外2列目先頭
父レモンドロップキッド(キングマンボ、シアトルスルー、バックパサー)
母父クワイエットアメリカン(ファピアノ、DRフェイガー)
母母父ダマスカス系
前走ベルモントパークの2400mGⅠ逃げ切り勝ち2分26秒29
2走前アーリントンミリオン2番手から勝ち2分2秒39

3着 ③ハイランドリール 愛
父ガリレオ(サドラーズウェルズ、ミスプロ、バックパサー)
母父デインヒル(ダンチヒ、リボー、バックパサー)
母母父スターキングダム系(オ―ストラリア血統)
バックパサーは運動神経
母母はオーストラリア血統で小回り適性
前年のBCターフ勝ち
コックスプレート3着、香港ヴァーズ勝ち

1200m通過

2021年 2分25秒90
1着 ⑩ユビアー 英 ゴドルフィン 4角で外にだして直線強襲
父ドゥバウィ(ミスプロ、バックパサー、ミルリーフ、ロベルト、ダンシングブレーヴ)
母父モンスン
母母父ミルリーフ
ハイクレアあり
出世レースのヨークのヴォルティジュールS勝ち
前走ベルモントパークの2400mGⅠ差し切り勝ち

2着 ⑧ブルーム 愛 中団後方から4角早め先頭も差された
父オーストラリア(サドラーズウェルズ、ミスプロ、バックパサー、ダンチヒ、サーアイヴァー)
母父アクラメイション(トライマイベストxアホヌーラ)
母母父(ニジンスキー、リボー)
オーストラリア産駒はオーダーオブオーストラリアも最低人気でBCマイルを勝っていてアメリカ芝は相性良い。
前走凱旋門賞11着
サンクルー大賞典1着

3着 ⑫テオナ 英
父シーザスターズ(ダンチヒ、サーアイヴァー、アホヌーラ、ミスプロ、バックパサー)
母父オーソライズド(サドラーズウェルズ、ブラッシングブルーム)
母母父ミルリーフ
前走ヴェルメイユ賞勝ち

オッズ

左がアメリカのオッズで右がブックメーカーのオッズ、
()がレーシングポストのレイティング

⑪レベルスロマン   3.5        3.75  (137)
⑤ジェイアービー   5           5.5     (130)
②エミリーアップ   6           4.5       (134)
⑥ファーブリッジ   7         10          (137)
③シャフリヤール    11         11          (136)
④ルクセンブルグ    13           7          (138)
⑩ウイングスパン    16         11          (130)
⑫ゴールドフェニ    16         34          (134)
①ローシャムパーク   21         17          (135)
⑦グランドソナタ    21         67          (130)
⑧カボスピリット    31         51          (125)
⑨エルエンシナル    31         67          (106)
⑬ゼアゴーズハー    31         67          (123)

評価

アメリカの逃げ馬に非常に速いタイプもいないので⑩ウイングスパンが先頭に立つのではないか。
その後ろの内ラチ沿いで④ルクセンブルグ。
②⑧がその後ろ
③⑤⑥がその後ろに続く

問題は⑪レベルスロマンス
外枠で先行しようとすれば外3列目先頭になりやすい。
壁を作るために⑤か⑥の後ろのなるか。

◎⑪レベルスロマンス 
実績から1着の可能性高い。
外枠が少し不利になり、負ける可能性を夢見る。
過去2回のデルマーのターフはゴドルフィンが勝っているのであっさり勝ってしまうかもしれないが(泣)

〇②エミリーアップジョン
欧州馬でここ2走がもっとも良い印象。
内枠から前で競馬できるのも有利。

▲⑩ウイングスパン
ここ2走も逃げて2着。
とても良い粘りを見せていて、ただのペースメーカー以上の力がある。
ペースが速くならなければ斤量差を活かして粘りこめそう。

△③シャフリヤール
2,3着の可能性はけっこうある

△⑤ジェイアービー
エコノミクスとの比較から上位争いできそう。
フランスの重賞を勝っているのも傾向に合う。

△④ルクセンブルグ
得意だった愛チャンピオンSでの6着は気になる。
しかしエコノミクスから0.48秒差でジェイアービーと大きな差はない。
今回⑩が前に出てくれれば巻き返すかもしれない。

穴⑧カボスピリット
前走は初の2000mで自己ベストレース。
実は2000m以上が得意な馬だった疑惑あり。

アメリカ馬は軽視した
⑥ファーブリッジはいい動きをしていて健闘するだろうが、それでも少し足りないように見えた。

①ローシャムパークは調教師の遠征での成績の悪さを嫌った

馬達

①ローシャムパーク 日 差し
父ハービンジャー
母父キンカメ
バックパサーはデインヒルとキンカメの中にある。
一番心配なのはこれまでの海外遠征で失敗している田中博康調教師。
直前に坂路を使えないと良くないのか?
現地の映像からは良く見える。

函館記念は馬群の外側を走り4コーナー手前で外に出して追い込んだ。
オールカマーは好位の外側を走り4コーナーで外に出して差した。
ここ3戦は戸崎騎手でやや後ろからのレースになっているが、ルメール騎手で1番枠だと中団より前の位置取りになるだろう。
2400mは初めてだが問題ない。
毎日王冠は10着だが、上り3位タイで位置取りが後ろ過ぎただけでそんなに悪くない。
1番枠から勝負所で上手く外に出せるかどうか。

②エミリーアップジョン 英  先行
父シーザスターズ(ダンチヒ、サーアイヴァー、ミスプロ、バックパサー)
母父バラテア(サドラーズウェルズ、ハビタット)
前走は凱旋門賞でも1,2着の2頭に続く3着。
凱旋門賞出ていたらチャンスあったかも
ヨークシャーオークスでは3歳との斤量4キロ差が大きかった。
今年のドバイシーマでもリバティやジャスティンパレスからクビアタマ差。
3着候補にいれるべきでしょう

③シャフリヤール 日 好位
父ディープインパクト
母父エッセンスオブドバイ(APインディ、ミスプロ、プリキロ)
母母父(インテンショナリー)
去年のBCターフ3着
ドバイシーマでも1,5,2着。
2着候補

④ルクセンブルク 愛 逃げ/先行
父キャメロット(サドラーズウェルズ、キングマンボ、ダンチヒ、バックパサー)
母父デインヒルダンサー(ダンチヒ、バックパサー)
母母父バックパサー系
去年の香港Cでロマンティックウォーリアーの2着は大きく評価
今年はムラがあり過ぎる。
ネオムターフは1着馬もドバイターフで11着でレベルが低かった。
コロネーションCの2着ハミッシュは前走でゴリアットの2着。
ハミッシュは斤量2キロ軽かったが半馬身差で悪くない。
この2走は相手が強いが6着。
過去2年で1,2着と得意だったレースで6着。
ちょっと不安ですよね。

⑤ジェイアービー 仏 先行/好位
父ザフォニー(ダンチヒ、リボー、ミスプロ、ヘイロー)
母父ダラカニ(ミルリーフ、ミスワキ、カロ)
母母父ガリレオ
母内ミスワキのクロス、ミスプロ系複数あるし、小回り良さそう。
2走前のドーヴィルの2000mはエコノミクスの2馬身差2着で3着は6馬身離している。
次のロンシャンGⅡは勝ったがその3着馬に差を詰められたW
今回は初めての2400m。
エコノミクスとの比較では今回のメンバーで上位に入ってもおかしくはない。
フランスでの重賞勝ちがあるのも傾向に合う。

⑥ファーブリッジ 米 逃げ/好位
父イングリッシュチャンネル
母父キトゥンズジョイ
母母父APインディ
アメリカで連勝してともにEquibaseのレイティングで121。
8月のサラトガの2400mGⅠは逃げ切り勝ち2分29秒51
24.86-26.06-26.29-25.29-23.89-23.12
ラスト800mで徐々にスパートする。
9月のアケダクトの2400mGⅠ(良)は少頭数で差し切り勝ち2分32秒22
(去年のこのレースはウォーライクゴッドネスが2分32秒86)
24.34-24.71-25.12-26.62-25.94-25.49
5頭の団子状態からの抜け出し方と直線で内に切り込むのも良かった。
BCでは好位で競馬すると思う。

⑦グランドソナタ 米 差し
父メダグリアドーロ
母父APインディ
前走ケンタッキーの2400mGⅡ(固い良)勝ち2分24秒93
23.65-23.88-23.76-24.60-25.36
最後のコーナーで内ラチ沿いを後ろから上がって行った。
その前のサラトガのGⅠではファーブリッジに完敗

⑧カボスピリット 米 逃げ/先行
父パイオニアオブザナイル
母父シャマルダル
前走サンタアニタ2000mGⅡを人気薄で逃げ切り勝ち
25.13-25.30-24.70-23.93-22.20
スローの前有利の展開に持ち込めたのは大きいが、距離適性もあっていたのでは。
これが初めての2000mでそれまでのマイルが短かったかもしれない。
今回の走りを見ても2000m以上の方が良さそう。
BCで始めての2400mになるが大穴の可能性はある?
ないとは思うんだが。

⑨エルエンシナル 米 差し
父イルカンピオーネ(ストームキャット、ミスプロ、リボー)
母父エンペラージョーンズ(ダンチヒ)
アルゼンチンで好成績を上げてカリフォルニアに転厩。
ここ2戦は最下位

⑩ウイングスパン 愛 逃げ
父ドゥバウィ
母父ガリレオ
母母父ピヴォタル
母の全姉はオーストラリア活躍馬
前走の英チャンピオンズ牝馬は逃げて2着。
母も英チャンピオンズ牝馬勝っているので適性あったか。
重馬場がハマった印象はある。
今回は先頭にでてルクセンブルグを引っ張る役目かもしれないが、能力高そうで面白い。

⑪レベルスロマンス 英 ゴドルフィン 先行/好位
父ドゥバウィ
母父ストリートクライ
勝ち負け

⑫ゴールドフェニックス 米 追い込み
父べラルド(シャマルダル、マキャベリアン、デインヒル)
母父ミゼンマスト(カロ、リボー)
母母父ゴーンウエスト
デルマーHGⅡを3連覇
今年は後方待機から3-4コーナーで上がって行って勝利。
このコースが走りやすそう。
去年のBCターフは4着
デルマーなら3着あるか?
穴馬

⑬ゼアゴーズハーバード 米 好位/差し
父ウィルテイクチャージ(ファピアノ、カロ、デピュティミニスター)
母父フサイチペガサス(ミスプロ、ダンチヒ)
前走はカボスピリットが勝ったレースで先行して2着
その前はダートを使われたり、マイル使ったり。
2年前にはダート2000mGⅠを勝っている。


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