神戸新聞杯 ジャスティンパレスがまっすぐ走って勝った!
『今日はディープインパクトの血が走っている』と書いたのだが…
*注意* 愚痴ですよ!
馬場が高速で、なおかつ前残りではない馬場の時にはディープインパクトの血を持っている馬が良く走ります。
昨日の芝レースを見てそこには気がついて、大事な事だと思ったので予想にも書いた。
結果は…父ディープインパクトのジャスティンパレスが勝ちました(涙)
1着 ジャスティンパレス
春からの成長を見せました。
何が違ったって?
ムチを入れても過剰に反応しなくなったんですよ!
気になる馬達では皐月賞とダービーの直線でまっすぐに走れない、特にムチに過剰反応してしまう点を問題視しました。
ダービーではそれにより騎手が罰金まで受けています。
『皐月賞の直線では内側にもたれ気味でさらに前のオニャンコポンが邪魔で思いっきり走れていない。
ダービーでも内に斜行して過怠金5万円お支払い。
直線でムチを打つと過剰反応してムチと反対側に行ってしまう。
最後もバテたのではなくてまっすぐ走れなくて失速していた。
まっすぐ走れないのは重賞レベルでは厳しい。
まっすぐ走れればGⅠでも上位に入れそうな力はあるだけにもったいない。
こういう馬は馬券を買う方にしても困るよね。
ついつい期待して馬券を買って外す人も多そうだ。
そして忘れた頃にまっすぐ走って勝つんだよね。
ムチへの反応なんて追切であまり見れないし難しい。』
今回のレース映像をご覧ください。
直線前半では右ムチを入れてもまっすぐに走っているではないですか!
さすがにラスト200mを切ってからは右ムチに反応して左へとヨレましたが春とは大違いです。
しかも今回は早めに抜け出したことで前に障害物(馬)がいなかったので前を気にせずに走ることもできた。
何よりも鮫島騎手がキチンと対応策を練っていた。
『この土日に中京競馬場で騎乗していて、時計も速く、ある程度のポジションにつけていかなければいけないと思っていたので、思った通りのポジションが取れました』
内ラチ沿いで流れに乗って4コーナー出口の抜け出し方も上手かった。
直線では左にヨレないように右へ右への意識が強かった。
これまでMデムーロ騎手で手が合っていない印象だったので乗り替わりは買いのサインだったのに。
予想では
『⑦ジャスティンパレス
まっすぐに走れれば勝てる力はある。
騎手が替わって期待できるかもしれない。
ディープインパクト産駒だしおさえたほうがいいかも』
もう馬鹿でしょ?
アホでしょ?
オールカマーも神戸新聞杯も同じミスをしている。
せっかく心の声が囁いてくれているのにそれを活かせない。
結果的に2着に3馬身半も離して勝ちましたが、もともとその位の力はあった馬。
そして何頭か位置取りと進路どりで力を出し切れなかった馬達がいたので空白の3馬身半が生まれた。
菊花賞は兄にアイアンバローズもいるし、道中かかるわけでもなく淡々と走れるので好走できそう。
セントライトの上位2頭には少し劣るかな。
2着 ヤマニンゼスト
藻岩山特別はスタートして左右を見たり馬が幼いように見えた。
4コーナーから直線でも大外を大きなフォームでゆったりとした走りでいきなり重賞で活躍できるタイプには見えなかった。
幼い気性面と大きな馬体と大きなフォームには古馬になって距離が延びて良さが出てくるタイプの馬に見えた。
それが、内の後方でもまれずにじっくり乗って、直線でもうまい具合に内にスペースがあって不利なく最後まで走れた。
武騎手のコメント
「内でじっとして直線に賭けました。上手く嵌った感じはありましたが、いい馬です。乗り味も良く距離は延びても大丈夫です」
もうほんとそれ。
ハマったのは確かだけど、初重賞挑戦の気性的に幼いタイプに厳しい競馬をさせずにうまく乗りました。
⑪が馬郡の中でスペースなく外に蟹歩きしたり、⑯が外に行っても前に馬がたくさんいて満足に追えなかったりしたのとは対照的。
ルビーカサブランカの愛知杯を思い出しました。
あのレースも武騎手のルビーカサブランカが直線でインを突いて、ミライ騎手のソフトフルートが大外で大きく距離ロスしてその進路どりの差が勝負を分けたレース。
騎手って本当に大事ですよね。
で、ヤマニンゼストは長距離に問題ありません。
幼いというかおっとりしているので道中で無駄に体力を消耗しないので2500m以上に向いています。
冬の中山の2500mの2,3勝クラスで狙いたかった馬です。
今回はインを突きましたが、大きなフォームなので外を走らせてもいい馬です。
おそらく菊花賞も人気にはならないでしょうから穴として面白いですね。
3着 ボルドグフーシュ
ボルドグフーシュは潔く大外をまわして距離ロスはありましたが、⑯のように中途半端に馬群に突っ込んで前壁終了に比べたら天国よ。
菊花賞が楽しみなりましたね。
あとはどういうレースをするか。
今までのような後方待機からどのタイミングで仕掛けるかですね。
おそらく初めての3000mでポジションを取りに行ったら失敗すると思います。
前半はゆっくり入ってどこで仕掛けるか。
それがポイント。
4着 ジュンブロッサム
今回は距離延長で悪い所が出た。
この馬はマイルや1800mを使って速い流れの経験もある。
スピードがあるので前半で位置を取りに行きやすい。
それは利点でもあるのだが、今回のように距離延長で残り800mのロングスパートになると苦しかった。
馬は『2200m走るなんて聞いてないんだが?』と言いたいだろう。
今回は馬も初めての距離で失敗したが、今回の経験で馬も次からは覚悟するだろう。
あとは、騎手が前半に力を使わせない乗り方をしてやれば2200mでもなんとかなる。
ベストは1600~2000mだろうが、陣営がどういう未来をこの馬に描いているかにもよる。
ヴェローナシチー、プラダリアは叩いて良くなるだろう。
アスクワイルドモアは京都新聞杯よりもペースが遅く消耗戦にならなかったのと、進路どりが大きく響いた。
これで人気をさらに下げるなら菊花賞も狙いたい。
できれば騎手変更で。