保育士実技試験(造形)初心者でも難しくない!練習方法
こんにちは。しろうずです。
保育士実技試験で、造形を選んだ方の中には、これまで楽器を弾いた経験がほとんどないので、消去法で造形を選ぶしかなかった、という方も結構いらっしゃると思います。
そんな方でも、難しくない練習方法をお伝えします。
本記事はプロモーションを含みます。
動画での解説はこちら
保育士試験(造形)【練習方法】独学で合格する練習のポイントや注意点、色鉛筆の選び方、お手本の選び方、具体的練習方法について解説【試験対策】
練習方法について
事前準備 早めに取り掛かる。練習時間をつくる。
苦手意識があると取り掛かりが遅くなりがちです。
早めに取り掛かっておけば、初心者であっても、独学であっても、決して合格出来ない試験ではありません。一度取り掛かってしまえば、弾みがついて練習する癖がついていきますよ。
忙しいとは思いますが、絵を描いた経験がない方は特に、毎日少しでも良いので時間を意識して作るようにしましょう。
1.良いお手本を準備する(合格作品等)
今のネットには、合格作品がたくさん上がっていますね。その中から、
自分が描きやすいもの
身体のラインが分かりやすいもの
関節が分かりやすいもの
子どもが3〜4頭身で描かれているもの
高得点で合格されている方の作品 またはしろうず等講師やプロの作品
を選ぶと良いでしょう。
*動画ではイラスト入りでわかりやすく説明しています。
なお、しろうずは令和5年前期よりテキストを販売しております。よかったらお手本にしてみてくださいね〜!!
2.お手本を模写して人物の形をとる
下書きの練習を徹底していきます。人物の形をきちんと取れるようになる事が狙いです。模写するお手本はまず1つから始めて、その中で描かれているポーズをマスターしましょう!
お手本を模写する際には、手足、頭、胴体の長さや太さ(大きさ)など、身体のバランスを考えること、また、関節を意識しながら描くと良いですよ。
また、人物の大きさもお手本と同じくらいになっているでしょうか?初心者にありがちなのは、人物を小さく描いてしまうこと。立っている子どもなら画面の半分くらいの大きさはあった方が、手元の作業に使用している小物類が大きく描けるようになります。その結果、何をしているかを表現しやすくなる、と言う訳です。お手本も多分、そのくらいの大きさはある事でしょう。
何度も繰り返し描くことで、だんだんみなくても描けるようになります。見ないで描けるようになってきたら、お手本を別のものにしてどんどん描けるポーズを増やしましょう。立っている人物、座っている人物、テーブルで作業をしている人物など、複数ポーズがマスターできるよう、お手本は数枚選んでおくと良いです。
3.小物も意識して形をとる
また、何をしているか、がわかるための、小物(アイテム)類は重要です。これが合格、不合格の分かれ道と言っても良い。フィンガーペイントなら紙に絵の具で描かれている事が分かれば良いでしょう。過去問の色水遊びなら色水の入ったコップやペットボトルなど、粘土遊びなら粘土の動物っぽい何かと粘土用マットなど描かれていればOK。こうした物がきちんと分かるように描ける事が大切です。下書きの練習の際にはこれらも練習しましょう。
また普段から日常生活の中で、コップ、歯ブラシ、ペン、食器、バケツなどの保育の場面で使われそうな小物類を頭の中で、「描けるかな?」と考えるようにしていてください。描けないようなら描いてみるようにしましょう。
*模写する際の注意点(著作権)
模写したものを、SNS等で公開する事は著作権侵害に当たります。多少違っていたとしてもやはり著作権侵害にはなります。ただし、しろうずの作品に関してはしろうずの作品を真似したという事を説明した上での拡散はOKとしています。しかし、他の方の作品の拡散や、その模写の拡散は決してなさらないようお願いします。
しろうずの動画の拡散は大歓迎です。ただし、しろうずの絵のスクショや複製の拡散はご遠慮ください。
ただし、試験で描く分にはご自身のタッチで少しアレンジしてあれば、特に減点になったりはしないと思います。
4.模写できるようになったら、元気よく、自分のタッチで描いてみよう
動画内ではこの点を説明していませんが、やっぱり講師としては、ご自身のタッチを試験本番までには確立させてほしいです。子どもたちの個性を尊重する立場であるはずの保育士として、この試験を真似のみで終わる事は、決して良いことではないことを覚えておいてほしいです。
下手であっても良いんです。あなたらしさが出ていれば。真似しただけの絵は、元気がありません。多少子どもの大きさを変えたり、ポーズや髪型、服をアレンジしたり。そして何より線を思い切りよく描いてみてください。きっとあなただけのタッチになるはずです。自信をもって。練習は裏切らない。
5.最低、週1〜2回は本番と同じく最後まで描く
まずは過去問でよいです。本番と同じように最後まで描いてみましょう。
下書きと輪郭線で30分以上かかってしまうと、色塗りは15分しかありません。かなり短くなってしまいます。これは初心者には痛いです。人物があまり上手くない分、丁寧な色塗りで挽回したいところ。
時間配分を意識して、最後まで描き切りましょう。
最初から45分では描けないと思います。どんなに上手い人でも45分ではそんなに丁寧には描けないのです。なので、これも練習を繰り返し、特に下書きの時間を短縮していきます
下書き25分以内(最悪です!)
輪郭線5分以内
色塗り15分以内
これをまずは目指しましょう!
6.人に見せよう
人に見せるのは、試験対策として必須です。理由は、あなたの作品を見た試験の採点者が「何をしているか」が分かる事が合否を分ける所だからです。ですので、何をしているかが分かるかを聞いてみてください。そこがわからないと、合格は難しいという事です。
先ほど述べた、小物類が描けているかがポイントでしょう。また、小物類が描けていても、人物がそれを持っていなかったり、それらしい動作をしている、と感じられなければこれも何をしているか分かりにくい絵になっている事でしょう。
人に見せる事で、アドバイスも貰えるので、いい事づくしです。恥ずかしい気持ちはあるかもしれませんが、結局本番で採点者にじっくり見られるのですから、ここで事前に見られておきましょう。
なお、自信のない方は、グサグサ厳しい事を言う方(ご家族やパートナーかもしれない)よりも、優しい言葉がけをくれる方を選びましょう、ね。その方が練習前向きに頑張ろうって気持ちになれると思います。